ホビーレーサーで自転車YouTuberでレースでも年代別クラスでは全国区でも屈指な兵庫県のサイクリストでは知らない人は居ないだろう「パックさん」。
実は、兵庫県朝来市の生野峠にある「Bantan Renraku Toll Road Climb」というセグメントKOMを2018年6月9日に取られてから往来が激しい区間で有るにも関わらず誰も取れなかった。
僕が所属する「team At Sky」でも何度かチャレンジしてきたがあと一歩及ばずだった。
あそこは取れないだろうと半ばあきらめてたけど、そのチャンスはついに来た。
先日のチームライドで神河町の峰山高原で山ライドをしようと計画したのだが、その途中にこのセグメントが存在する。
ありがたいことに、天気予報では北西の風1〜2mで追い風。
最近、パフォーマンスも上がってきているのでもしかしたら取れるかも?とイメージしてみる。
まずは事前にコースプロフィールとパックさんがKOMを取ったときの平均スピードを見てみた。
これを見てみると、勾配4.4%で緩斜面。2.19kmだから距離もそれほど長くない。
パックさんはこれを4分24秒で平均時速30kmで駆け上がっている。
勾配4.4%を30km?間違いなく全開走になる!
でも、今日は何となく足は軽い気がする。それにチーム練で友だちもいるしエースのイナヅマンもいる。
僕が全開で突入して、ベタ付きしてくれたら、もし僕が踏み負けてもエースが取ってくれるだろう?と期待して脳内シュミレーションを終了した。
自分が取らなくても良いのか?と聞かれたら、もちろん自分が取れたら嬉しい!
だが、地元のセグメントを地元のチームメンバーが取ってくれたらそれはそれで嬉しい。
集合場所から播但連絡道路の生野インターへ向かう道中、逸る気持ちを抑えながらもペダルを踏み込む脚に力が入ってくる。
後ろのチームメンバーは「あいつやる気だな?」と察知していたみたいです。
僕以外のチームメンバーは昨日FTP測定で筋肉ズタボロになっている。
でも、狙うなら今日しかないと思い、深呼吸しながら体の力を抜いてスピードを乗せていきました。
出だしは2〜4%の緩斜面、後半は7%くらいになるから絶対垂れる。
だったら後半にかけてケイデンスを落とさず前半のスピードを維持するのが一番の得策。
何を言おうが4分半なので、全開で突っ込めばいいだけ。
なので、前半の緩斜面は4%までなので36kmで突っ込む。
体重59.4kgで、出力380w。
ちょっとやりすぎた。パワーウエイトレシオ6.4倍は持つわけない。
でも、340wあたりで踏み込み続ける。
腿の筋肉が大きく膨れ上がってくるのがわかる。
苦しい。
でも、回す。
後ろをチラリと見るとイナヅマンの前輪が見えた。
よし!ついてきてる!だが、このまま一本引きで連れて行く。
勾配は5%に上がってきた。
ここにきて先程まで速度32kmを維持してきたのが28kmに落ちてきた。
ここが踏ん張りどころ。
パックさんはこれを一人で駆け上がって取っている。
だったら、同年代の自分にもできるはず。
ローテーションは無しだ!
後半の6%ゾーンに突入速度が25kmに落ちてきた。
やばい垂れてきた〜。
踏ん張れ!
そして7%ゾーンに!
ギアを2枚重くして腰をあげダンシングスタート!
出力も400wを超えた。
最後にもう一つ踏める様になった。
そして、その横から、イナヅマンが駆け上がっていく!
背中を追いかけながら、イナヅマンのゴールを見たらKOM確実なのがわかって力が抜けた。
最後は惰性でゴール。
結果、4分24秒。
パックさんと同タイムだった。
あと1秒踏めたら単独2位だったけど、そんな力はもちろん残ってなかったからこれが限界。
最後の最後にもう一発踏めるエースはやっぱり強かった。
後ろについてたから行けたって言うけど、最後に踏める強さがないとそれは無理。
そこまでアシストできた自分も結構満足感あるなぁ。
自転車競技はチーム競技だって言うけどそれがよくわかるセグメントアタックだった。
去年か本格的に一緒に練習させてもらってて強くなってきている自分がいる。
年齢は言い訳にできないな。
だって、やればやるほど積み重なっていくから。
この後、みんなで峰山高原に登って、全行程180kmのチーム連は幕を閉じた。
この後、コンビニでカツサンドをほうばり、夜久野にあるカフェ・ムムの森でランチを食べて帰ってきた。
コーヒーをストロングでチョイス!凄いうまかった〜。
詳しいSTRAVAのログは以下の通りです。
この日は、もう一箇所KOM取れました!よく頑張ったなぁ〜。
STRAVAのフォロー大歓迎です。ぜひ絡んでください!
こちらのランキングに登録しています。
ブログを読み終わりましたら、ポチっとおして応援していただけると嬉しいです!
↓↓↓↓↓↓
コメント