そうだ!旅に出よう!(静岡県浜松市編)

トレーニング日誌

旅は人を強くする

出張前のトレーニング

今回は金曜日の夕方から夜行バスに乗り
東京で研修を受け日曜日に帰って来る
予定だったので大好きな自転車トレーニングが
できない日が3日もできてしまいます。

自転車でご飯食べてるわけでないので
仕事がメインだから仕方がないのですが
どうしても心残り。

ということで、木曜日にきっちり
トレーニングをして金曜日から出張に行くことにしました。

最近頑張ってる割に、速くなっている実感がなかった
ので、メニューを見直すことにしました。

最近室内ローラー練習では1時間のトレーニングメニューをこなしています。

10分ウォーミングアップをしたら
10分ちょっとキツイな!って思える負荷でこぐ。
ここ最近では大体250wあたりでこいでます。

もちろんずっと250wが維持できるわけではありません。

下がって来たら頑張ってって感じです。

でも、これでは現状維持がやっとって感じなので
強くなるためには限界を越えないといけません。

そこで、今回は10分ウォーミングアップが
終わったら、10分間300Wを目指して
こいでいきます。

実際にやってみましたが腿が悲鳴をあげます。
270wに下がったり、でも頑張って300wに
持って行ったり。

300wってこんなに苦しいんだ!
って思いながらひたすらこぎます。

youtubeでコンタドールのブエルタエスパーニャの
レースを見ながら僕の気持ちを高ぶらせている
のですが、苦しすぎて映像を見てられません。

2本目からは苦しすぎて維持できなかったので
5分に短縮して追い込みました。

それでも、苦しい。
で、1時間頑張って見て思いました。

やっぱりキツイ練習しないと強くならない。
これから3日間こぎたくてもこげないので
これくらい追い込んで丁度いいかなと思いました。

さて、これでやっと心置き無く出張にいけます。

今回は旅の予定ではなかった

前回の東京行きの時は八ヶ岳へ行って登山を楽しみました。

その際、バスのチケットの日にちを間違え
あわや乗れないかも?という大ハプニングが
ありましたが、なんとか楽しむことができました。

今回は旅を目的としてはいませんでした。

普通に出張に行って勉強会に参加して技術を
覚えて帰り、東京の娘に美味しい晩御飯を
食べさせているのが目的でした。

金曜日、夕方まで仕事をして最寄り駅から
19時40分発の夜行バスに乗りました。

翌日の朝9時に東京の山手線大崎駅に到着します。

合計14時間のバスの旅。

前回、一番前の席だったので足が伸ばせれずに
非常に苦しい思いをしました。

今回は違う席になるな〜。
良かった〜。

と思ってバス停に到着。
しばらくすると、白いボディーにピンクの
ラインが入ったウィラーエクスプレスの
愛らしいバスが到着しました。

係りの人に、名前を告げると。

「はい!1ーAです」

えっ!

また先頭の席やんかぁ!
なんで?
なんでまた一番前なん!?

係りの人に、
「すみません、二回も連続で一番前なん?
他の席空いてたら変わりたいんだけど」

と伝えると、
「あいにく満席です。
それに、他の席より一番前の方が足元が広いんですよ!」

と言われる。

ダメだ。

何を言っても無駄だ。
そう悟りました。

諦めて指定された席で過ごそう。
そう決めました。

乗り込んだのが、19時40分なので
眠くなるわけでもなく。

そんな時のために読みたい本を持って来て
読み始めました。

これが悪夢の始まりだったのです。

僕は完全に間違えていました。
この度が列車じゃなくてバスの旅だということを。

読み始めて20分。
僕は完全にバス酔いしてしまったのです。

そりゃそうですよね。
下向いた本読んでりゃバス酔いもします。

電車なら大丈夫だけど、左右に揺られ。
上下に揺られ。
左右上下と揺れに揺れるバスの中で
本なんか読んだら酔うに決まってます。

また追い討ちをかけるのが、
晩御飯に食べた2人前のミートパスタ。

しっかりお湯切りしたパスタに
タップリのオリーブオイルを絡めた
ミートパスタ。

お湯をしっかり切ったパスタにオリーブオイルを
絡ませるとムチャクチャ美味しいんです。

小麦粉の味が引き立って、まろやかな
甘みが出て来ます。

んぅ〜ん!
トレビヤ〜ン!

美味しくいただきました!
2人前。

と、言うわけで読書酔い+オイルパスタ
の二重奏が僕の胃をこねくり回してくれました。

車酔い。
最低です。

もう寝るしかありません。
僕は観念しました。

一足お先に寝ることにしました。
だが、宮津駅から若い兄ちゃんが
隣の席に乗って来たのです。

この兄ちゃん座るやいなや
真ん中にある肘置きに腕を乗せるもんだから
こっちにはみ出た肘が僕のお腹に乗るんです。

なんで、コイツに体触れられて東京まで
行かなあかんねん!

ゴン!って押し返してやりました。
でも、また載せて来ます。

まじか!
こいつええ根性しとるやないかい!

もう一度追い返すとやっと自分の席の中に
腕お納めました。

やりゃ〜できるやん。
初めからそうせんかい!

この兄ちゃん
ズボンがピンクだったんです。

もしかしてオホホホホ!
の気があったんじゃないかと今でも
疑っています。

おきまりのイビキと肘攻撃。
次から次とホンマ疲れるわ〜って
思いましたが、僕の睡魔はキッチリと
周りの雰囲気をシャットダウンしてくれて
深い眠りにつくのでした。

靴を脱いで、靴の上に足をおいて眠りました。

そして、しばらくすると休憩場所に到着していました。

朝の四時。
トイレ休憩をしようとゆっくり起き上がると
僕の足は隣のお兄ちゃんの靴の上におかれてました。

お兄ちゃんは僕に靴を奪われて片方の
足はそのままバスの床の上に放り出されてました。

「ゴメ〜ン!本当にゴメン!」

良かった。
脚を絡ませてなくて。

僕の方がオホホホホの気があると思われる。

キッチリ靴を返して会釈をしてトイレに行きました。
トイレから帰って来て席に着くときに
お決まりのように荷棚で頭をぶつけました。

出た!目から火花!

暗いバスの中が一瞬で明るくなりました。
太陽を見た後のように光の残像が目の前にあって
よく見えません。

うん、疲れてるんだな。
そう思い、また深い眠りにつくのでした。

無事に東京へ到着!

ピンク兄ちゃんとの楽しいランデブーから
やっと解放されて山手線大崎駅に到着しました。

今回の研修地は代々木駅近くのセミナールーム
こちらで整体師らしく潜在意識と脳の緊張を
緩める研修を受けました。

これまた非常に奥の深い、研修でした。
夕方の17時までしっかり研修。
学び多い1日となりました。

その後、東京に住む娘と
渋谷で待ち合わせして食事に行きました。

久しぶりに会うので好きな物を食べさせてやろうと
何が食べたいか聞いてみると。

「モツ鍋」と。

渋いもん食いたがるな〜。
と思いましたが、リクエストなので
モツ鍋のお店へ。

普段飲まないお酒を飲みながら
娘とたわいもない話をして幸せなひと時を
過ごしました。

そして、夜も8時。
そろそろ帰ろうと言う事で、電車に乗ると。

一本のアナウンスが流れたのです。

「ただいま〇〇駅にてポイント故障により
それより先運行しておりません!」

え〜!

娘の最寄駅の一つ前までしか行かないのか!

でも、なんとかなるだろうと
乗り込みました。

しかし、何とかなるワケもなく駅で
代替輸送もなく、完全に放置されました。

「よし!一駅だ!歩くぞ!」

と娘とまたお話タイム。

「何か欲しいものあるか?」
と尋ねると、
「お米と2リットルのお茶と野菜を買って欲しい」
と言うので、近くのスーパーで買うことに。

「パパがおるから重たいものも買えるわ〜」
だって。

まぁ、そんなものしれてるから持つけどね!

その考えは非常に甘かったです。
米5k。
お茶2リットル。
これだけで7キロ。

さらに野菜、ペットボトルのジュース。
お菓子と入れたら、10kg弱あります。

徒歩7分でアパートなんだけど
この距離が非常に長く感じました。

痛い。
腕が痛い。
指にかけている買い物袋が痛い。
米を片手で抱えて持っている肘あたりの
筋肉が痛い。

娘よ。
なぜに父に試練を与える。

最後はずり落ちそうな荷物を何とかアパートまで
持ち帰りました。

それでも、泊めてくれる18歳の娘に感謝です。

「パパはどこで寝るんだ?」

「えっ?床だろ?」

あっ、そうかぁ。

そして夜は更けるのでした。

天気が荒れる前に帰ろうね!

一夜明けて日曜日の朝。

本当なら娘とお昼ご飯を食べてから
帰る予定にしていました。

しかし、台風24号「チャーミー」が
接近していると言うことなので、
帰れないと嫌だから、朝早く帰ることにしました。

早く帰るね!
と娘に伝えると、寂しそうにしていましたが
仕方がありません。

娘を振り切って最寄駅につきました。

渋谷に着いたら山手線で品川に向かいます。
そして、場内アナウンスを聞いてしまいました。

「台風の影響で下り新幹線は三島までとなります」

はっ?

三島?
どこ?

急いでみどりの窓口に駆け込み、兵庫県豊岡市までの
普通乗車券を買います。

で、三島ってどこ?って聞くと
「ギリギリ静岡県」と教えてくれました。

遠い。

そこから先が遠い。

でも行くしかありません。
チャーミーはまだ九州沖にいるはずだから
京都までは帰れるはずだ!

京都まで行けば何とかなる!

大阪に行けば次女がいるから泊めてもらえるはず!

そう心に言い聞かせて品川を後にしました。

乗り込んだのは「こだま」

もしかしたら初めて乗るかもしれません。

台風のおかげで、各駅停車の新幹線こだま号に乗ることができました。

運よく座席も確保できてあとは終点三島駅まで寝て過ごそうと思いました。

が、しかし。
頭が痛くなってきました。

疲れが溜まっているのか、
強烈に頭痛がします。

前日の夜行バス。
普段歩かないのに東京にきたら異様に歩きます。

自転車ばかり乗ってると歩行が苦手になります。
完璧にその症状が出ました。

頭痛がひどくなるので、座ったままできる
施術を試みますが、思うように楽になりません。

首は軽くなるのですが、背中から腰が強く
張っているので、ここを何とかしないと頭痛は
消えるとは思えません。

自力で座ったままでは無理でした。

頭痛と腰痛がダブルで僕の体を襲います。

もうどうすることもできないので、またもや寝て
忘れる作戦をとりました。

成功です!

寝るって凄い!
痛みを感じません。

初下車、静岡県三島駅

そして、終点の三島駅に着きました。

この駅でこれだけの人が降りるなんて
きっとないだろうと思うくらいの人が
新幹線三島のホームから在来線の乗り換え口に
流れ込みます。

静岡行きの普通電車は満席です。

立ったまま移動。
腰と首と頭が痛いです。

これはきっと同じ症状の人がきたら治せるように
と言う神のお告げのはず。

ひたすらいろんな筋肉を操作しました。

すると、両手と肘の近くの筋肉を操作すると
みるみる楽になってきました。

それから、ずっとリュックを背負っていたので
肩の筋肉を調整するともっと楽に。

これはいける!
そう思いましたが、揺れる電車の中では
これが限界でした。

腰が〜!
目の前の席に座るおばあちゃんに、
「頼む!席を譲ってくれ!」と思わずお願いしそうになったくらい痛むのでした。

16時以降は全ての運行を中止します

在来線で、ひたすら西へ西へと進んで来ましたが
それももう限界がきました。

アナウンスで、16時以降は全ての列車の運行を
見合わせますと放送があったのです。

最終到達地点
静岡県浜松市。

朝9時に東京を出て、16時。
静岡県浜松市で移動が終了しました。

さて、いかがしましょうか?

何も宿泊のことを考えていません。
スマホの充電も32%。

しかも、家族でシェアパックにしている
パケット残量は今月に限って全て使い果たし
思うようにネットに繋がりません。

役に立たないスマホ。

もうネットを利用してホテルの予約すら取れないのです。

もう足で稼ぐしかない!

歩くんだ!学!←(僕は名前が学なんです)

そう自分に言い聞かせて歩き始めました。
グーグルマップを見ることもできないので、勘で
歩き始めます。

走れメロス!みたいな響きでかっこいいです。

歩け!マナブ!

いいじゃないか!

駅前を見上げるとホテルが何軒か見えました。

しかし、駅前のホテルは比較的高いので、
一本道を奥に入りました。

駅から徒歩10分弱。

そして目に飛び込んできたホテルに当たって砕けろ作戦で尋ねます。

「すみません!台風で帰れなくなりました!お部屋を用意していただけないでしょうか?」

とうたずねると。

「いいですよ!大変でしたね。一泊素泊まり5000でお泊まりいただけますがよろしいですか?」

と言っていただけました。

「安い!」心の中の声は口に出さず。

「大変助かります!ぜひお願いします」

そういって、浜松の地で宿を取ることができました。

どんな時も手を差し伸べてくれる人がいるんですね。

諦めずに前に行く。
行動すれば何かが変わります。

まとめ

今回の出張で行く前、友達に
「また面白いハプニングが起こるかもね!」と
言われました。

「今回は旅じゃなくて出張だからそんな面白いことなんか起こらないよ〜(笑)」
と伝えたのに。

またもやハプニングが起こりました。

台風難民。

なんてことだ〜って悩んでも何も変わらないので
面白いハプニングがおこったと思って過ごします。

明日の予約をいただいてた患者さんには
予約の変更をお願いしました。

みんな快諾してくださり
「気をつけて帰ってきてください」と
優しいお言葉までかけてくださいました。

明日は無事に帰れるかな?

始発で帰れるように早起きして新幹線に乗ろう!

よ〜し!面白くなてきた!
人は僕をハプニング大王と呼ぶだろう。

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