2024年5月19日開催の南但馬グリーンライド。今年で第3回目。
Team AtSkyもアテンドのお声がけを頂いて2年目となります。
今回はその試走に行ってまいりました。今年に入って100km以上走るのは2回目。果たして無事間背負うできるのでしょうか?
2024年大会の発着場所は?
昨年の発着場所は朝来市生野町の生野銀山でした。
今年の発着場所は養父市大屋町の地域局となります。
今回の試走会も集合場所が大屋地域局でした。
しかし、この日は車を使うことができなかったので、集合場所に行けず参加を断念しようかと思っていました。
以前なら集合場所まで30kmちょっとなので自走で行って帰るという手も考えなくもなかったですが、今は自転車体力が本当に皆無でとてもじゃないけど自走で行ったら試走できる自信も帰ってくる自信もなかったので、参加を諦めようと思っていました。
ですが、チームメイトの池ちゃんが途中まで来てくれたら自転車乗せて一緒に行ってもいいですよ!と声をかけてくれたので参加できることになりました。
持つべきものは優しいチームメイトですね!
試走スタート
朝8時に集合して出発しまた。
イベント担当者の方を先頭にまずは大屋町から養父市関宮町の「中瀬金山関所広場交流館」を目指して進みます。
距離にして大体17kmです。
大屋地域局をスタートして山沿いの車通りの少ない道に入り、大屋川を右手に見ながらのんびりと進みます。イベント当日もいきなり厳しいコースを走るのではなく、まずは足慣らしの感じで走れるハリリやすい道です。
そして、琴弾トンネルを歩道を通り八鹿町に入ります。
ここからは田園風景を眺めながら山沿いのアップダウンが続く道を走ります。
のどかだなぁ〜って走ってたら、アップダウンのアップで強度が微妙に上がるんです。
前の方走ってる人に合わせると、ギュインって上がる。
まだ序盤なのに。
ここは無理せずついていきます。
すぐに中瀬金山関所広場交流館で休憩が入るので。
第1エイド中瀬金山関所広場交流館
時速25kmで走れば大体50分で到着できます。
ゆっくり走って1時間くらいですね!最初は頑張らずに体力温存がおすすめです。
中瀬金山関所広場交流館で休憩していると、地元の方が交流間を空けてあげようか?と声掛けしてくださいました。
優しいなぁ。
本番ではここで大判焼きがいただけるそうな!今から楽しみです。
そして、交流間を後にして、また来た道を引き返し琴弾トンネルを越えてまた大屋川まで帰ってきます。
大屋から建屋小学校まで
琴弾トンネルから建屋小学校までは前半下り基調、大屋川を渡ってからは緩斜面のアップダウンとなります。
下りを軽快に走って、大屋川を渡り緩斜面に入るとチームトレインが発動しました。
微風ではあるものの追い風の緩斜面なのでトレーニングにはもってこいです。
先頭を鈴鹿6時間で40代年代別優勝のヒデぴょんがグイグイ加速しながら引いていく。
あぁ〜まだ前半なのにこれは後半まで持つのだろうか?
と不安になりながらもローテーションが回ってくる。
第二エイドの建屋小学校までは緩斜面がスタートしてから8km。
時速35kmで走り続けたら大体14分。
14分の苦行が始まる〜。
このトレインの中には鈴鹿8時間エンデューロで総合2位の親方もいるのだ。
みんなチームでトレインを組めるのが嬉しいのか緩むことがない。
僕もなんだかんだ言って、チームでトレインを組んで走るのが久しぶりなので変な脳内ホルモンが出て踏める気がしてくるから不思議だ。
でも、股関節の柔軟性がないのかフォームがおかしい。上手く体を倒せない。
空気抵抗をしっかり感じながら走っている。無駄の多い走りだ。
先頭は再びひでピョン。ダンシングを織り交ぜながらグイグイひく。
なんとも辛い、そうだ忘れてたが僕の後ろを走っている安達コーチも鈴鹿6時間エンデューロ年代別2位だった。
なんなんだ、このチームは。
残り、数キロになったところでトレインの中から親方がスッと前に出て「ここからは引きます」ってひでピョンの前に出るが、出方がえげつなくてヒデぴょんが一瞬遅れる。
ここから地獄の1丁目が始まった。
グイグイ加速する親方。
それにぶら下がる雑魚5匹。
一人千切れ、残り4名。
まだまだ親方の引きは続く。
そのまま、1本引きで走り続ける。
1対4の構図だがもろともしない。
後ろについてるのにパワーウエイトレシオ5倍出てる。
一体先頭は何倍で踏んでるのだろうか。
頭の中にお花畑が見え始めた時に、前を走っているヒデぴょんが親方の後ろからドロップ。
急いで追いついてトレインを維持。
この時点で、親方、僕、安達コーチ。
貧弱な僕も途中で苦しくなってきて、安達コーチに番手を譲る。
ローラーでインターバルを続けている安達コーチは上手く後ろについて、アップダウンを乗り越えていく。
僕はその後ろに金魚のフンの作戦。
汚いと言われようが何を言われようが糞だからいいのだ。
そして小学校前の小さな丘が見えた!
と、思ったら親方が腰を上げた!
その瞬間、前に千切れて行った。
なんだあれは…
安達コーチもすかさず立ち上がったが、鬼の加速にはついていけなかった。
小学校について肩で息をしながらすぐに止まることができずに、駐車場をぐるぐる回り心臓を落ち着かせる。
親方はニッコリ笑っている。この人スゲーわ。
あとで、ストラバのコメントに「At Sky的にはああいう刺激も必要でしょ笑」って。
確かに必要だよね!おかげで凡人からちょっと成長させてもらってる。
建屋〜生野銀山まで
建屋からは大きな登坂はないが、この写真の八代坂トンネル手前までと生野峠の二つがちょっとした登りになっている。
この二つの登りも後半に控える峠に比べたら可愛いものだ。
トンネルを越えて朝来市に入りしばらく集落の中を見ながらぼちぼち走っていくと生野峠へ差し掛かる。ちょっとグイッと一瞬のぼるところがあるがインナーローに入れて諦めずに回し続ければ乗り越えることができる。
頑張るんだ!
第3エイド生野銀山
生野銀山まで着くと第3エイド。
昨年のスタートゴール地点。
ここで大体半分くらい。第3エイドも生野銀山でホッと一息ついて体を回復させましょう。
今回の試走ではトイレ休憩と水分補給だけでササっと出発。
チームメイトの親方とともやんがそれぞれ用事で離脱しました。
ここからは今回の山場、神子畑選鉱場跡へ向かいます。
第4エイド神子畑選鉱場跡
神子畑選鉱場跡は見た目からしてラピュタの廃墟みたいな感じで、よくこんな施設を作ったなと来るたびに感動します。
生野銀山からここまでもそれほど辛い登りはありません。
ですが、山間の道を景色を見ながら走ることができて気持ち良いです。
道路沿いに流れる神子畑川の水も綺麗で夏場は冷気を感じるほどです。
雪が降る地域ですので路面が霜でひび割れている箇所がありますが、これは地域性ですので仕方がありません。
路面に気をつけて走行しましょう!
いよいよメインイベントの峠を克服
神子畑選鉱場跡をスタートして一宮へ抜ける笠杉峠を越えます。
この峠が今回の1番の難所です。
ストラバでは「神子畑峠」としてセグメントが登録してあるので、元気のいい人は挑戦してみましょう。
距離3.69km、平均勾配6.3%です。
平均勾配6.3%ということは時々10%の勾配が出てくるので慌てずマイペースで登ることをお勧めします。
今回の試走でもそれほど頑張らずに登る予定でしたが、ペースメイクしてくれた安達コーチが結構いい感じで走ってくれたので、ローテーションした後に勢いを抑えることができずにそのまま、はぁはぁ言いながら走ってしまいました。
2023年に試走で登った時に12分47秒で登ってたみたいですが今回は練習してないし苦しいだけだったのでタイムを気にして無かったのですが、あとで見たら12分51秒で去年と4秒しか変わってませんでした。
おぉ、それなりに走れるもんだな!
まぁ、心拍は最大心拍の193を叩き出してたので心肺機能は相当弱まっているみたいですが。
我慢強さだけで登っていたようです。
もっとLSDが必要だなと感じました。
笠杉峠を越えて一宮町は長い下りです。道路も綺麗なのであまり気にするところはありませんが、スピードが出るので注意が必要です。
そして、下り切ってから大屋町へ抜ける富土野峠が最後の関門です!
最初の5kmくらいは緩斜面で2〜3%の登りです。少し軽いギアにしておけば慌てることなく登れるでしょう。
途中湧水を汲める「ふれあいの水」のところから峠の頂上のトンネルまでは距離にして2.9kmでほぼ3km。平均勾配は5%です。普段走り慣れていない人にとっては少しきつくて長く感じると思います。
早い人だと10分くらい、それでも大体15分くらいあれば登れるので、みんなで声かけ合いながら登っていきましょう。
この峠までに給水箇所を一つ作ると言っておられたので、本番は峠までに給水できると思います。
今回はふれあいの水を汲んでから、安達コーチと頂上までバチバチやってきました。
最後だと思ったら頑張れるものです。
ゴールまで
峠を越えてからは道路が少し荒れます。
急でテクニカルな下り坂が続きますので声かけあって危険なところを察知していきましょう!
下りなので、ハンドサインは慣れないと危険です。ゆっくり降って大きな声で先頭の人から順番に伝言ゲームしましょう。
ハンドサインができる人は、指差などで教えてあげてください。
坂を下り切ると「明延鉱山」の1円電車が置いてある「あけのべ一円電車ひろば」があります。
神子畑選鉱場跡から途中トイレがないので、ここでトイレ休憩もできますし、一円電車と写真撮影もいいですね!
このあけのべ1円電車ひろばからゴールの大屋地域局までは10kmです。ゆっくり走っても30分もあれば到着します。
最後の力を振り絞ってゴールまで走り切りましょう。
下り坂なので脚をそれほど使わなくてもいいのですが、きっとハンドルを持つ腕や肩、背中が凝っていると思います。時々腕を回したりして凝りをほぐしましょう。
僕たちは試走の最後にトレーニングの締めで全力で走り切りました。
ですが、僕の脚には力が残っておらず、グッと力を込めたら腿が攣りました。
100km走った最後にはもう踏ん張れる力がなかったようです。
練習不足ですね!
ゴール
大屋地域局でゴールして、また池ちゃんにお願いして、今度は家まで送ってもらいました。
待ち合わせ場所から家まで帰る元気はもう残ってません。
今日もいい練習できたな!友達と走るのはやっぱり楽しい。
段取りをしていただいた実行員会事務局の皆様ありがとうございました。
本番は皆さんを安全にサポートできるようチーム一同頑張ります!
おまけ
ライドやレースの時の最後のひと踏ん張りにカフェインジェルを飲むと元気が出ます。
以前は金メイタンという強い味方がいましたが製造終了してしまいました。
そこでチームメイトのコーチがそれに変わるジェルを見つけてきてくれました。
メダリストのジェルです。これを一つポケットに忍ばせておくと、最後疲れた時にグッと最後の一踏ん張り頑張れます。
メダリストカフェインジェル貼っときます!
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