最近200km超えるライドに行ってないなぁ。そうだ、早起きしたら15時までに帰ってこれるんじゃないだろうか?
そんな思惑で計画したロングライド。
片道100kmちょっとで、できる限り登りが少ないコースをチョイスしてみよう。
豊岡市から南に行く姫路城のロングライドは2年前くらいにやってるし、鳥取砂丘ライドもやった。
残るは東側の舞鶴方面か!
と言うことで、舞鶴までの道のりをGoogleMap(グーグルマップ)で調べてみた。
ちょうど大浦半島の中程の道を行けば片道104kmになる。
多分アップダウンも少ないはず!
帰りは福知山に寄って丸亀製麺の季節のメニューを食べて帰ったら200kmだな。ふむふむ楽しみになってきた。
ロングライドのルールを決めよう
ロングライドのルールを決めておく
- とばさない。
- 峠のアタックはしない。
- 綺麗だなと思ったら写真を撮る。
- 水分は多めに、昼食は食べて帰る
以上のルールを決めて久しぶりの200kmライドに出かけました。
なぜルールを決めておくかって?
無事故で帰ってくるためです(^-^)
前半で飛ばしすぎて目的を達成できないのは悲しいので、確実に帰ってこれるようにマイルールを作りました。
朝4時30分起床で5時15分出発予定
寝坊しました。
起きたのが4時50分。
ご飯を食べて、補給食の準備をしました。
朝食は食パン1枚とコーヒー、菓子パン一個
補給食はおにぎり2つ、羊羹一個、エネルギージェル一個、マルトデキストリンジェル一個、ボトルは2本。
以上の準備ができて出発できたのが5時45分。
出発して1分でタイヤの空気を入れてないことに気がついて急いで帰宅。
再出発したのが5時55分。
薄暗いかと思ったらもうすっかり明るくなっていました。
車の通りが少ない内に距離を稼ごうと思っていたのに寝坊でいきなり出鼻を挫かれました。
朝靄に包まれる豊岡市の丸山大橋で出発の写真を撮る。
今日は気温30度になるって言ってたから小まめな水分補給を心がけよう。
豊岡市街地を出発して但東町から与謝野町へ抜ける。
朝は車の通りが少ないと思ったが意外に多い。
トラックが結構走ってて怖かったけど、よく考えたらトラックの運転手も小さな自転車の横を通るのは怖いだろうな〜。
スタートして体がまだ起きてない内から、いきなり距離2.7km、獲得標高200m、平均勾配7.3%の「てっせん街道」を登る。
最初のルールにアタックはしないと決めていたので、平均出力230w、平均スピード16kmで登った。
ゆっくりだと辛くない。
今日は序盤から飛ばさないように気をつけながら走る。
睡眠時間も5時間だったのまだ体が起きてないからパワーも出ない。
但東町の東寄りの集落に着くと、「モンゴル博物館」がある。
なかなかダイナミックな銅像が飾られている。
ここから京都府との県境まで緩やかな登りが続く。
細やかなアップダウンもあるが基本1〜2%の坂道。
スピードが出るようで出ない、平均時速を徐々に下げてくれる緩い坂。
サイクルコンピューターのデータを確認しようと、STIレバーのAボタンを押す。
いつもなら画面が切り替わるのに、今日は切り替わらない。
あれ?気になるけど特別困るわけじゃないから気にせずにいよう。
と思うけど、気になる。
但東町から与謝野町岩屋地区まではダラダラの登り坂。
でもダラダラだから耐えられる。
急勾配だったら嫌でも踏み込まなきゃダメだから、こう言う緩斜面は少し軽めのギアで引き足をメインに上半身を楽にして登ると大腿四頭筋と言う腿の前の筋肉を使わなくて済むので省エネ走行ができる。
無事に登りをパスして、ここからはずっと下り!
気持ちいい!Tarmac sl6 diskにして1番の恩恵は下り。
下りコーナーがとても安定する。
ペダルとハンドルに体重を乗せると、まるでマウンテンバイクでバンクコーナーをかけるようにスイッと曲がっていく。
以前のように下りが怖いと言う感覚は少し払拭されている感じ。
下りは、速度維持するためのペダリングとして、ペダルにポンポンと合わせていくリズムで回すと脚を使わない。
まぁ、下りなんで漕がなくてもいいんだけど。
与謝野町の朝の静けさの中をスイーッと走り抜けると海が見えてきた。
東から昇る朝日に照らされて、海面の三角波がキラキラ光って美しい。
あっという間に天橋立駅へ到着。
少し移動すると、天橋立の入り口。
赤い橋で写真を撮る。
水面が穏やかなので鏡のように両サイドの景色を映してくれる。
ここでおにぎりを半分だけ食べて信号待ちをしていると、通学途中の2人連れの学生に出会う。
二人ともロードバイクに乗っている。
高校生からロードバイクに乗っているのかぁ
羨ましいなぁ。って眺めてました。
本格的なローディーの格好をしているおじさんが、信号待ちでアルミホイルに包まれたおにぎりをかじっている。
今日も白い目線が突き刺さる。
こらこら、学生達そんな目で見ちゃダメだぞ。
おじさんはお腹が空いてるんだ。
本当は一つ丸ごとおにぎりを食べたかったのだが、この白い目線が気になって半分でやめたのだ。
再スタートして宮津の街を抜け舞鶴を目指す。
先ほどの2人連れの学生が遠くに見える。
本気おじさんの力を見せてやる!
と近くまでは頑張り、横を通るときは呼吸を整えて、ペダリングも軽く颯爽と抜いていく。
余裕で抜きました!みたいな演出をして心拍だけはバクバク言ってる。
いったい何の意地を張っているのか…。
ルールその1「とばさない」を守らなきゃゴールできない。
宮津市街から由良川河口へ抜ける道を走る。
この間が結構長く感じた。
福知山から流れている由良川の名前の由来は、この由良と言う地区から来ているんだなと思いながら、川沿いを今度は北上する。
ここまで来ると流石に水が切れてきたので、ローソン宮津由良店で補給休憩。
スポーツドリンクと水を補給。
今まではコロナウイルスの影響でトイレもゴミ箱も使えなかったコンビニだが解除になって、ゴミ箱もトイレも使える。
非常にありがたい。
だが、ここからは川上からの風で向かい風の中を進むことになる。
しかし、由良川の豊富な水量を見ながらのんびり進んでいくので気分がいい。
舞鶴市内に入ると国道175号線から27号線へと進み、交通量の多い街の中を走ります。海上自衛隊があるだけあって道路も広く作ってあります。ただトラックが多く走るので怖いから信号待ちの度に先に行ってもらいました。
舞鶴赤煉瓦パークにちょっと立ち寄りお洒落な赤レンガの倉庫群を見て、潮路通を大浦半島にむけて走ります。
県道21号線を大浦半島に向け走ると自衛隊病院があり、そこを過ぎると「舞鶴クレインブリッジ」が見えてきます。
ここからは舞鶴湾を左に見ながら海岸線を走って行きます。
至る所でのんびり釣りを楽しむ人たちがいて、ゆったり時が流れてるなと思いながら、僕は一人シャカシャカペダルを回すのでした。
途中「舞鶴親海公園」に立ち寄り「う◯こ三兄弟」の写真を撮りました。
あっ!ヤドカリかぁ〜。どう見てもうんPにしか見えません。
帰りはくるっと回って舞鶴クレインブリッジに続くトンネルを通るのですが、左に舞鶴自然文化園通じる「多祢寺峠」があるので越えてみようと思いました。
せっかく来たんだから行ってみよう。
残り100kmもあるから無理せず登れば大丈夫!と最初に決めたアタックをしないを守りながら山道を進みます。
気持ちいい。
非常に気持ち良い勾配です。
最初は5%くらいの登りで、途中から7、8%
時折10%になる坂でコーナーで加速して登っていける峠です。
リズミカルにカーブがあるので回す足に勢いがついて「アタックはしない!」と言い聞かせながらグイグイ踏んでしまいます。
ダメだ、ここまで来たらもう踏むしかない、楽しい!
と感じたら止められませんでした。
コースプロフィールを確認してなかったのでえどれくらいの坂で距離もわからないまま踏み続けました。
でも、前半のゴールまで残り3kmと出てるから10分少々で登れるはずだ!と思ったらやる気が出ちゃいました。
ストラバセグメント名「多祢寺アタック」
コースプロフィール走行距離3.6km、獲得標高252m、平均勾配6.8%
まさか東舞鶴まで来てアタックするとは思いませんでしたが、帰ってから確認すると無事KOMを獲得していたようです。
また地元の方がチャレンジされると思うので、それまでKOM持たせていただきます!
登りきって、少し下ったらなんとも素敵な景色がお出迎えしてくれました。木漏れ日が涼しくて少し休憩しました。
ここからは登ってきた分を下ります!
大浦の集落にダイブするみたいに吸い込まれて行きます。
あ〜気持ちい!
帰りは来た道を折り返すのですが、国道175号線を西へ舞鶴を抜けるまで走り、由良川を渡り南下します。
本当は由良川の右岸道路を走りたかったのですが、講師で前面通行止めだったので止むなく左岸の国道を走りました。
途中景色のいい舞鶴由良川大橋を渡り工事区間の終えた右岸道路へ
ここからはひたすら、平坦道路を走る。
時速30kmを下回らないように走るんだけど、お昼前でお腹が空き始めたのと、暑いのでだんだん元気がなくなってきました。
これは糖の低下で集中力が切れてしまう前兆なので、コカコーラ休憩をしました。
冷たくて美味しいコカコーラ!糖分がしっかり!
でも、炭酸でお腹が張って半分しか飲めなかった〜。
そうだお腹すいたから、福知山の丸亀でうどん食べよう!
ってことで、急に元気になってうどん屋さんを目指すことに。
この辺りで既に170kmを経過しているので結構脚がパンパンになっている。
あと40km。
福知山まで帰ってきたら、登尾トンネル越えたら帰ってきたようなもんだから余裕だな!って勝手に思ってたけど登尾峠越えるまでに30分くらい登り続けなければならない。
まずはうどんだ!
今回は季節のうどんは「鬼おろし肉ぶっかけうどん大盛り」たまに季節のうどんをやってるので、今回はその季節のうどんをいただきました。
シャケおにぎりをつけても千円いかない。
冷たくて美味しい!
30度近い気温の中走り続けたから、体の中から冷やすうどんは最高だな!
お水も何杯も飲めちゃう。
しかし、ご飯を食べるときは外に置いている自転車が気になって仕方がない。
テーブルから見えるところに自転車を車止めにワイヤーロックしてぐるぐるまきに。
うどん食べながら常に自転車を見て食べる。
怪しくなったら飛んでいけるように気配も自転車に集中。
だが、時折うどんのうまさに気が逸れてしまう。
いかん、自転車に集中だ!
「うどんうまいなぁ」
ご丁寧に食べ方が書いてあったので、その通りに食してみました。
なるほど、味変しながら楽しめるのね!
鬼おろしってだけあって結構粗めにおろしてあるから、汁を最後まで飲み干す事は出来までんでした。
このお汁が本当は適度な塩分で最後の30kmの力になるのだけど、鬼おろしを全部飲む気になれず断念しました。
丸亀製麺の前にある自販機で水を2本買い、一本にはMUSASHIのリプレニッシュを入れて熱中症対策に、もう一本はお水のままで飲んだり体にかけるように。
リプレニッシュは本当によく効きました。
帰ってからも頭痛も体の痛みも無く体の渇きは麦茶を飲むだけで癒されました。
また水を時々、腿にかけたり、頭や首にかけたりして走ったので気化熱で冷えて体を適温にしてくれました。
僕は以前から気を付けていても熱中症になってしまうので、必要以上に対策をする方が安全だと身をもって体験しています。
無理せず早めの休憩は大切ですね。
さて、丸亀製麺を後にして、進路を豊岡市方面へとります。
実はここから最後の難所を言われるところが2つ、その一つが登尾峠。
20分近く登らなければなりません。平均勾配は2.7%とそれほどキツくないのですが、ダラダラと8.5km続くのです。
セグメント中で止まる事はしたくないのが心情ですが、今回は止まりたくなりました。結果止まらず登れましたが体が熱くてたまりません。
トンネル内の涼しい風を受けながら進み、兵庫県の但東町側に入ると役場までは下り坂です。
もうアイスクリームが食べたくてたまりません!
坂を無事下り終わって交差点の先にあるミニフレッシュというスーパーに駆け込みました。
手に入れたのは缶コーヒーとクーリッシュ。
コーヒーのカフェインとアイスでかなり体力は復活しました。
最後の難所いずたんトンネルさくら街道を登りきり、フラフラになりながら帰ってきました。
走行距離209.87km
獲得標高1,819m
移動時間7:27:43
平均速度28.1km
消費カロリー4,191kcal
計画通り帰ってこれました。
TSS370.8って3日分走ったって事ですね(笑)
今度は一人じゃ無くて、友達誘って行きたいです!
無事ミッションコンプリート!
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