昨年から始まったイベント、「南但馬グリーンライド」
2023年から僕の所属するteam AtSkyにもアテンド業務の依頼が来ました。
城崎を発着する北但馬地域のコウノトリチャレンジライドにも協力しているので、お役に立てるのならということでアテンドとして参加させていただきました。
今回は公式試走と個人的な試走を合わせて2回コースを見てまわりました。
結構複雑なコースだったのでコースを熟知していなとキッチリアテンドできません。
公式試走会では、公認サイクリングガイドの方からレクチャーを受け参加者の方がどうすれば安心してイベントに参加できるかを学びました。
この学びは本当にためになりました。
今までも集中力を切らさず安心安全にアテンドしてましたが、教えていただいた通り実施することで参加者の皆さんから信頼され頼りにされ一緒にゴールを目指して頑張るチームのような感じになりました。
何でもプロに学ぶのはいいものですね!
南但馬グリーンライドアテンド業務スタート
team AtSkyのメンバーは今回7名。ありがたいことに、前半のグループのアテンドを任されました。
事務局の皆さんの信頼に応えれるよう気を引き締めて開会式に臨みました。
が、チームメンバーの池ちゃんが集合時間に起床するというミラクルを発動し、開会式の最中に到着。
事務局の方が一生懸命説明している後ろにひょこっとピンクの目立つソックスで現れるもんだから、メンバーは皆目を背け笑いを堪えるのに必死でした。
大切な本番にやらかす男。池ちゃん。
それでも、何度も試走をしていたのでアテンドはちゃんとこなしてました。さすがです。
グループライドスタート!
定刻は8時10分スタート予定だったのですが、思ったより早く準備できたということで10分繰り上げて8時ちょうどのスタートとなりました。
走行距離120km、獲得標高1,450mのライドイベントです。
僕の担当する組は第1グループ。今回の組の中では唯一走行時間5時間30分でゴールする組でした。
第2グループからは6時間。ちょっと責任感じますが和気藹々と楽しんでもらえるようにスタート前にブリーフィングしました。
第1エイド神子畑選鉱所跡
第1エイドは生野銀山をスタートして1時間の所にある神子畑選鉱所跡です。
エイドステーションはこの写真の隣ですが、せっかくなので参加者の皆さんと写真を撮りに場所を移動しました。
第1エイドではジュースと草饅頭とお菓子をいただきましたが、写真を撮り忘れました。
皆さんの自転車かっこいいですよね〜。
第1エイドでは10分ほど休憩して40km先の第2ステーションを目指します。
第2ステーションまでに大きな登りが二つあってここがこのライドの目玉となっています。
出発して3時間までに最難関を2つも走破しなければなりませんが、逆に言えばここさえ頑張れば、あとは何とか頑張れるということです。
最初の登りで、7名の参加者は縦にバラバラになりました。僕は中盤にいて前後を確認しながら登っていきます。先行3名、中盤1名、後半2名、そして大きく離れて1名という感じです。
まずは中盤までを全員上まで連れて行って、そこから下りながら後半の2名に声をかけて残り距離を伝える。
そして、最終の1名に合流してアドバイスはしても仕方がないので、ただひたすら励まして上ります。
何とか全員上り切ったので、下りの注意点を確認して下ります。
そして、また次なる上りに入るわけです。
次なる上りはダラダラと平均勾配4%くらいの上りが5kmくらい。
普段、チーム練習などしている人にとっては程よい登りですが、1週間に1回くらい自転車に乗る感じの人にとっては結構大変だと思います。
ですので、ここでも、ペースを守って淡々と登っていきます。
どうしても1名遅れてしまうのですが、これは仕方がありません。
2名は先行して行ってもらって、中盤の4名と登っていきます。
中盤の方と半分くらいまで登ったら、一度一番最後の方まで降りて様子を確認します。
軽いギアで回せばマイペースで行けそうと言うことなので、無理せず上がってきてくださいと伝え、また中盤まで戻ります。
そして、中盤の方と一緒に登り切ったら、もう一度最終まで降りて連れて行くという感じです。
これを最後まで頑張りました。
一人になると心が折れちゃうので、絶対に苦しいところは助けに行って最後まで見届けます。
僕が初心者の頃は坂の上で待ってもらってました。上で待たれると背中を見送ることになるしなんだか寂しいんですよね。
一緒に登ってくれる方が本当に頑張れます。
特に初めての頃は頑張れ!って言ってもらえると力が湧いてくるものです。
今でも、苦しい時に沿道から声かけてもらうと最後のもう一絞り元気が出るものです。
で、一緒にみんなと合流して次に向かうのです。
第2エイド大屋地域局
第2エイドは大屋地域局。合併前の大屋町役場です。
ここでは太巻き1本をお弁当がわりにいただきました。
この太巻きはマジで美味かった!お腹空いてたからあっという間に食べてしまいました。
これ考えた人本当に素晴らしい!美味すぎて何度も「最高だな!たまらないな!」って食べてたら隣の方から、米にマヨネーズは邪道だ!俺は米にマヨネーズが許せないんだよ〜って言いながらパクパク食べてる人がいました笑
そんな声に負けず、「いや、これマジで美味い!」って何度も連呼して食べました。
まぁ、好き嫌いは人それぞれですからね。
プロテインバーにお茶までもらってお腹いっぱいで次のエイドステーションを目指しました。
第1エイドから結局2時間かかっています。この区間が一番大変だったかなぁ〜
第3エイド中瀬金山
第3エイドまではアップダウンだけだったので皆さん余裕で走ってました。
途中トンネルを越えて行く場所があるんですが、そこから大屋電波塔が見えまして、みんなそこを越えるのか?!とびっくりしてましたがそこはルートに入っていません。
そこを越えていけば獲得標高2,000mだったかもしれないなぁ。それもありだけど参加者グッと減っちゃうかも笑
次なる第4エイドまではほぼ平坦。
第4エイド建屋小学校
第4エイドまでは3%くらいの緩斜面のルートです。
少し距離がありますが、それでも皆さんよく着いてきてくれました。
エイドステーションでは、完熟苺ジャムとクリームチーズのパンと朝倉山椒のピザにジュース
これがまた美味い!
朝倉山椒のピザなんて、いい香りがするんですが後からピリッと効いて最高でした!
最後に向かって元気が出ます!
みんなも後から言ってたんですが、もう食べすぎて後半に喉の奥から酸味が上がってきたって言ってました。
ゴールを目指して
第4エイドをスタートして1つトンネルを越えたら長い下りです。
下り切ると最初に走った道に出ます。
そこで、「ここが朝通った所です。右に行くと最初の峠に行きます!左に行くとゴールです。もう一度右に行きますか?」と聞いたらイヤイヤイヤって笑ってくれました。
最後にウケて満足です!
ここからはひたすら来た道を帰ります。
集落の中を通ると地元の人たちが、お帰りなさい!と声をかけてくれます。
そして、朝出発してメイン会場に向けて600mの坂をかけ登ればゴールです。
みんな本当によく走ってこられました。
誰一人欠ける事なくゴールできて良かったです。
嬉しかったのでみんなで集合写真を撮りました。
また一緒に走れるといいですね!
そしてアテンド業務はまだまだ続く…
自分のグループのゴールを見届けた後、4組目までが帰ってきたら一緒にアテンド組で最終走者のところまで戻ってアテンド支援をしてきます。
最後に登ったトンネルのところまで一気に戻って、最終車の一つ前のグループまで行き合流しました。
一日ゆっくり走ったので、合流までの間は一気に踏んでグイグイ走らせてもらいました。
もう坂道も5倍で踏んでも楽しくてたまりません。
なんか生きてるって感じです。
で、アテンド合流して先頭を走り案内しながらもう一度ゴールを目指すのです。
女性ライダーさんが一人いて辛そうだったけどアテンドみんなで盛り上げながら楽しくワイワイ帰ってきました。
辛い上り坂も頑張って登れてたし、ゴールはもうお祭り騒ぎのようでした。
今回のアテンドで活用したアイテム
今回はアテンドで後方確認のためアームミラーを購入しました。
以前から持ってて活用してたんですが、ミラー部分が折れてしまったので再購入です。
後方を振り向かずにおおよその状況を確認できるので大活躍でした。
広角で見えるので若干距離が離れて見えますが、慣れると非常に確認しやすいです。あると便利!
もう一つがテールライトです。
いつもはキャットアイの物をつけていましたが、もう少し大きくて見やすいものはないかと思って探していました。
できれば、シートレールに取り付けれるものがいいなと。
そこで見つけたのが、これです。
シートレールに取り付けられて、ブレーキに反応して点灯し、オート点灯と手動点灯に切り替えられるので優れものです。
ただ、シートレールに取り付ける方法がタイラップで縛りつけるものなので、ロックブロスのものにすればよかったかなと少し思っています。ロックブロスの物は六角レンチで止めるものでシートポストにつける場合と使い分けが簡単です。
それでも、性能的に問題ないし見た目もスッキリしているのでお気に入りです。
サドルバックをつける際は取り外さなければならないので、ロングライドや夏場のライドではシートポストにつけるタイプに変更かな。
まとめ
今回の南但馬グリーンライドにアテンドスタッフとして参加して、おもてなしをしたわけですが以下の点をアテンドには必要かなと感じました。これは僕が今回学んだ事です。
- 余裕を持って走れて当たり前
- コースを何度か試走して事前準備
- アテンドの基本動作や注意喚起
- 参加者の皆さんから頼りにされているという自覚を持つ
- 笑顔を忘れない
- 参加者と協力する
- エイドスタッフに感謝し必ずお礼を言う
- スタッフ同士助け合う
- 本番までに多くの時間と経費と人がかかわっていると理解する
- 地域の人に挨拶とお礼を言う
- 集中力が切れないように常に声掛けをする
以上思いつくままに書きましたが、こんな感じです。
今までも気をつけてたけど足りなかった事があったなと思い返しました。
但馬地方ではコウノトリチャレンジライド、グリーンライドと二つの大きなライドイベントがありますが、今後も協力の要請があったらまたお役に立てるように頑張りたいと思います。
今回は色々勉強させてもらいました。
一緒に走っていただいた皆様、事務局の皆様、エイドステーションでおもてなししていただいた皆様、スポンサー様、そして地域の皆様ありがとうございました。
大好きな自転車を通じて地域貢献できる機会をいただけたことに感謝いたします。
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