シートポストが走行中下がる問題発生

自転車・整備・メンテナンス

ターマックSL6discのシートポストが走行中下がってくるようになった。

チーム練に行っても、ソロで走っててもここぞという時になぜか力が入らない。

完全にスランプに陥ったと思ってたけど、休憩中に自転車を見るとハンドルとサドルの高さがほぼ同じことに気がついた。

僕のセッティングだとサドルとハンドルとは結構落差が出る。

もしかして?と思ってサドル高を測ってみたらBB中央からサドル中央までの高さはいつもなら730mmなのに690mmしかなかった!

なんと4cmも下がってた。

平坦を漕いでててもスピードに乗らないし、坂道を登っても脚に力が入らないくて心拍だけが上がっていく。

いつも感覚だと300wくらい出てるつもりで踏んでも、270wしか出てない。

もう何が何だかわからなかったけど、シートポストが下がってたとわかって安心した。

そこで、ライドに出かける前に、シートポストクランプをきっちり閉めて、サドルを上から押したりして下がらないか確認してからライドに出かけるようにした。

それでも、ライドの途中で確認してみるとシートポストは下がってくる。

これは一体何がどうなっているのだろう?と調べてみると。

カーボン素材のシートポストとフレームの場合摩擦が少ないため締め付けだけでは不十分でシートポストが下がることがあるようだ。

以前はそんなことが無かったのだが、数ヶ月前にサドル高調整をした時からおかしくなったから、そこに原因があると思う。

カーボン素材の場合は組み込む時にカーボングリッパーペーストという物を塗り込んで締め付けると上手く止まるのだとか。

そういえば、調整の時にシートポスト拭いたような……。

完全に僕のミス。

エモンダのシートポストを交換するときに、確かチーム会長にペースト借りて組み上げた記憶が蘇ってきた。

あの時はなぜ必要なのかわからず「これを塗るのだな」くらいにしか思ってなかったけど、とても大切なペーストだったようだ。

ということで、頻繁に使うものではないので少量のものを買ってみた。

実際に、シートクランプが当たるところと、その背面に引き伸ばしながら塗ってみたのだがザラザラで薄く伸ばすのは難しく、少量と言いながらそこそこ塗ってみる。

締め付け部位より広めに塗った。

以前、篠山の某ショップで強く締め付けられすぎてシートクランプを破壊されたトラウマか、強く締め付けれなかったが100km走って5mm以下の下がりだったので効果は十分。

帰ってからクランプの締め付けをみると少し緩んでたので、もしかしたらシートクランプのネジを交換するかねじ止め剤を塗った方がいいかもしれない。

帰ってからもう一度、今度はしっかり締め直したのでこれでもう下がることはないだろう!

カーボンとカーボンだと滑ってしまうのだなぁ〜。

知らなかった。カーボングリッパーペースト!いい仕事してくれます。

※その1週間後、シートクランプを取り出して洗浄して、汚れを取りもう一度グリッパーペーストを塗ってしっかり締め付けたらキッチリ止まりました。

2022年10月30日現在、その後シートは走行するたびに1〜2cmは下がってしまいました。そこでいよいよねじ止め剤を近所のホームセンターで買ってきて、シートクランプのネジに塗ってみることに。

本当はブリットのりみたいなスティックタイプが欲しかったのですが、液体の物しか無かったので諦めて液体のものを購入。シートクランプを外してネジを洗浄。余分な油脂をとって、ネジ部分にねじ止め剤を塗布。しばらくしてからネジを締め付ける。

翌日確認するとカチッと止まっていて、それ以降はネジが緩むことがなくなりました。時々増し締めをしますがシートが下がる現象はこれでストップ。ネジを締め壊されて新品に交換するのじゃなくタップで切り直して使用されたのが原因だなぁ。体を預ける自転車店選びは大事ですね。評判をよく聞いて行きましょう。

今のショップはとても丁寧なので安心です。

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