TeamAtSkyの夏のロングライドイベントでAtSky300というチャレンジを行なっている。
去年から実施して今年で2年目。
ただ単に、僕が300kmを超えるロングライドに出かけたかったというだけで募集をかけているのだけど、意外とチームメンバーの参加希望者は多い。
今年も昨年同様、滋賀県マキノ町のメタセコイヤ並木を見に行くライドを計画した。
集合場所からの往復でちょうど300kmになる。
通常の練習会だと大体走行距離は100〜150kmくらいになるから、今回のライドでは2〜3倍となる。
今回も集合場所までは自宅から15km先のコンビニ。
朝4時出発するので自宅を朝3時に出発してみんなを待つ。
2時58分はあたりは真っ暗。
ライトを常時灯にしてサングラスはヘルメットに固定して出発。
気温は26度とそれほど暑くはないが、気持ち良い気温でもない。
時速30kmほどで体を慣らしながらゆっくり集合場所へ向かう。
堤防沿いを走るので鹿や猪と遭遇しないように気配と音に意識を集中して走る。
こんな早朝というか夜中でも車はそれなりに走っている。
昨年は出発前の集合写真を撮り忘れたので、今回はちゃんと撮る。
ここからのスタートは4名のはずだったけど、別件の用事でフル参加できないイナヅパイセンも途中離脱として参加してくれた。
まずは真っ暗な道をひたすら福知山に向かって走っていく。
鹿が多く出る兵庫県豊岡市但東町を通るのでドキドキしながら走る。
福知山の天津のコンビニで2名合流して全員集合となる。
福知山に抜けるまでに登尾トンネルという長いトンネルを抜けなければならないし、そこに至るまではじわじわ登る緩斜面。
ここで足を削らないようにゆっくり走る。
ゆっくりと言っても時速30kmくらい。
だが、ローテーションするから本当に楽。
今回の参加者で前回完走しているのは、僕とパイセンとマヨTの3人。
そのうちパイセンは今回途中離脱なので、2名のみが昨年の完走となる。
コースを知っているので気持ちは楽だが苦しかった記憶は蘇る。
ここで、今回の申し合わせ事項で、休憩時間は1ヶ所10〜15分でダラダラ休憩しないとした。
あと、長丁場になるので飛ばしすぎないように安全第一で走ることと伝えた。
さぁ、いよいよ出発だ!
最初は福知山の由良川の右岸を走っていく。
去年はこの由良川右岸で熊に遭遇している。
今年は頼むから出てくれるなと祈りながら平均時速37kmで走っていく。
飛ばしすぎないようにと言ったけど、なぜかスピードは上がっていく。
そのまま舞鶴に突入し、西舞鶴の国道27号線の街中は通過せずに府道28号線を走る。
これだけでも、だいぶ交通量は少なくなり走りやすくなる。
気がつけばあっという間に東舞鶴。
ミニストップで1度目の休憩をとる。ここでの休憩時間は10分。手短に休憩を済ませると足のだるさも少なくスムーズに目的地に到着できる。
東舞鶴からは国道27号線を走る。
この区間はトラックも多く走るので気をつけなければならない。
少し走ると、西若狭街道という農面道路を走ることができる。
この西若狭街道はアップダウンは多いけど交通量が少ないので非常に走りやすい。
ただ、電気代節約なのか、トンネルがすごく暗いのが難点だ。
この西若狭街道を突き当たりまで走ると東小浜に到着する。
写真に写る顔が険しいがこれは決して疲れているわけではない。
なんと、どこかでトイレの汲み取りを行なっていたのか、物凄い匂いが充満していたのだ。
自然と顔も険しくなる。
この匂いを嗅ぎながら自転車を漕ぐのはまさに地獄。
早々に立ち去り国道の脇道を滋賀県に向かって走るのだった。
ここまでくると、田んぼの中を突っ切れば、小浜のプラントという大きなディスカウントストアーが見える。
プラントを右折してまた国道27号へ戻って、鯖街道を走り国道303号線へと入っていく。
ここには長い上り坂の寒風峠が待っている。この峠は県境を越えてもまだ登ってて疲れた体に追い打ちをかけてくる。
去年は非常に暑い中走ったが、今年は止まらなければそれほど暑く無いのが救いだ。
鯖街道を下ればもうメタセコイヤについたも同然!
朝4時に集合場所を出発して、10時にはメタセコイヤに到着。
秋の紅葉時期が最も綺麗だと言われていますが、日が短くなるのでロングライドするなら暑いけど夏に限ります。明るいうちに帰れるので!
今年もお決まりのジェラードを食べました。
胡麻とブルーベリーだったかな?
これではお腹が満たせないと、親方とコーチは草餅を買って食べてました。
この草餅がなかなかの曲者で、1個が大体握り拳くらいあります。
お腹が空いているときに買うと大概失敗する大きさ。
一つ目を食べると重量級のボディーブローが胃の深いところに来ると言ってました。
それがなんと2個入っているパックだったのです。
1パックを二人で分ければ良かったのにと思ったのですが、お腹が空いているときは1人で二ついけると思っちゃいますよね!
二人とも、2個目は拷問と言って無理やり押し込んでました。
その後来た道を引き返し、兵庫県の豊岡市めがけて帰っていくのですが、滋賀県と福井県の県境あたりが何やら暗雲立ち込めているではありませんか。
寒風峠を登り終えてトンネルを抜けると、なんと強烈な雨が降ってました。
ただでさえ長い下り坂でウエットな路面は非常にリスキーなのでみんな落ち着いて下るように声をかけます。
それでも肩に力が入って上半身ガッチガチ。
視界は悪くサングラスの隙間から容赦なく雨が刺さります。
なんとか坂を降り切ると雨はサラッと止んでくれました。
本当は小浜のワラジカツ丼が食べたいところですが、コッテリしたものはお腹に入りません。
昨年同様、丸亀製麺であっさりうどんをいただきました。
去年、マヨTは青唐辛子うどんを食べてあまりの辛さに悶絶してましたが、今年は普通の辛さで美味しいと言ってました。
去年の青唐辛子は大当たりだったようです。
丸亀製麺で出したらあかん辛さだったと。
今年もリベンジして同じの食べるマヨTは素敵です。
お腹も満たして、ここから西若狭街道のアップダウンをみんなでグイグイ走っていきます。
一人熱が体にこもってオーバーヒートしちゃったけど、ネットに氷を入れて背中を冷やしたら治りました。
ネットは100均の流し用ネットで、これまた100均でプラスチックのクリップを買ってきて背中の下の方に落ちないように首の所で止めた。
僕自身も暑かったので氷をネットに入れてセットしてみたが涼しくて非常に漕ぎやすかった。
夏の時期は何枚かサドルバックに入れといていざという時に使えるようにしておくといいな。
あと、最近は経口補水液のパウダータイプを持って出るようにしてて、水だけ買ってパウダーを入れている。
一袋で500ml作れるから非常に便利。パイセンも同じもの使ってた。味も問題なくコンパクトで使い勝手が非常にいいです。
夏の季節は手放せません。
休憩後、舞鶴の街中の信号渋滞をなんとかクリアして由良川右岸を南下していく。
ほとんど平坦なので速度もどんどん上がって40km付近で走り続ける。
程なくして、コーチとともやんが福知山で離脱。それぞれ帰って行ったが、後から聞くと集中豪雨にやられて大変だったらしい。
僕たちは、福知山から国道9号線を走り最後の砦、登尾峠を越えていた。
すると西から黒い雲がどんどん近づいてくる。
これは一雨くるなと思ったら一気にドバーッと降ってきた。
やっと乾いたと思っていたのに、また濡れた。
登尾峠は緩斜面だけど、同い年のチームメンバー中村氏が結構いいペースで先頭をひいてくれる。
もうすぐ相応距離が300kmになろうとしているのに、元気だなぁって思いながら後ろを走っていた。
先頭交代の合図があったので前に出たんだけど、ペースを崩したら申し訳ないと思って頑張って踏んだ。
後ろでは、さっき先頭をひいてくれた中村氏は足が攣りそうになるのを必死に回避してたみたい。
そうとは知らずに、受け取ったバトンを必死に繋いでた。
そして、やっとのことで登尾トンネルをコンプリートするって所で、後ろからマヨTがダンシングで駆け上がっていった。
それを見ると、去年の悪夢が蘇る。
今年も彼は最後にみんなを引きちぎろうとしているのか?と…
そうはさせまいと、必死に追いついてみる。
一緒に長いトンネルをぬけ、少し後方をまつ。
すると、親方と中村氏がやってきた。
二人とも、体格が筋肉質でもうゴリゴリのスプリンターにしか見えない。
二人が迫ってくる様子はしなやかなゴリラ。
圧力しか感じない。
そして、先頭は親方。
今度はくだり緩斜面だから容赦なくみんなが踏む。
マヨTの可愛がりが可愛く思えるくらいのスピードでガンガン進んでいく。
ゴールまで10kmくらいになっていた。
出石川の隣を残った4名で息を合わせて進んでいく。
ゴールは緑のランドマーク駐車場。
雨も止み、明るい時間に帰ってこれた。
到着は17時。
真っ暗な朝4時に出発して明るい時間に帰ってこれたのは本当によかった。
なんとか、300km完走しました。
ここで一度解散して、それぞれ帰っていきました。
僕はここから豊岡市街地まで15km。
みんなと別れてから残り10kmはどう頑張っても前に進まなかった。
足に力が入らなくて、時速30km出すのも難しかったです。
今回もよく頑張りました!STRAVAのデータは以下のとおりです。
来年はどこに行こうかな〜
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