僕の休日は週2日あります。
1日は日曜日。
もう一つが木曜日。
平日休みは色んな意味で快適です。
お店に行っても、ライドしても人が少ないので最高です。
ただ、僕の住む地域では病院系がお休み、さらに行きつけの美容師さんがお休み。
と、ちょっと困ることもありますが、概ね人が少ないので活動しやすく、平日休みは最強です。
そんなお休みの楽しみの一つ、ロングライド。
今日も5時半に起きて準備し6時半に出発してきました。
だいぶロングライドも出来るようになってきたので、久しぶりに丹後半島を一周して160kmくらい走ろうかなと計画してみました。
丹後半島1周は海を眺めながら、アップダウンと景色を楽しむことができる非常に走りやすいサイクリングコースです。
地元に住んでいながら、こんなに景色がいいところを走れるって贅沢だなぁっていつも思います。
止まってスマホで写真を撮るだけで、ほとんどの景色が絶景に変わる地域ではないでしょうか?
今回は走りにこだわらず、写真を撮りまくって楽しい1日を過ごすぞ!と心に決めました。
ストラバのセグメントも気にせずに上りの途中でも止まって写真を撮ってみよう!そんな自転車も楽しいよね〜。
スタートして、最初は円山川の右岸を走り城崎方面へ向かいます。
飯谷の峠を越え、三原峠を越えて久美浜湾に入ります。
いきなり峠を二つ。
でも飛ばさない。
そして久美浜湾をグルリと1周して網野方面へ向かいます。
久美浜湾を1周する先々で、中学生や小学生が通学のためバス停でスクールバスを待っていました。
その横を40歳半ばのおっさんが、全身ピチピチのジャージを着て走り抜けて行くのです。
痛い、刺さる視線が痛い。
ジロジロ見ないで〜。
恥ずかしいので、バス停は全力で駆け抜ける。
そして、しばらく走っていつも写真を撮る場所に自転車を止め写真を撮りました。
すると、スクールバスが2台、中腰で愛車の自転車を撮る僕の後方を通ります。
チラッと見るとバスの窓から子供達の視線がこちらへ。おっさんのピチパン後ろ姿中腰スタイルを子供達に晒してしまいました。
きっと二度と会わない。忘れよう。
旅の恥はかき捨て。
進路を東にとり、網野方面へ。
次なる峠は「七竜峠」名前が強そう!
それもそのはず、勾配もなかなか強いです。
でも、今日はアタックしません。
160kmゆったり走るのですから。
でもちょっと踏んでみます。
大体8〜10%の上り坂です。
これが、意外と軽く踏めました。
あれ?登れちゃう(笑)
ちょっと楽しいかも!って思ってたら頂上に到着してしまいました。
峠の上はなぜか清々しく感じます。
ちょっとお腹も空いたのでおにぎり食べちゃおうかなぁ〜
おにぎりを食べていると、隣の木に蝶々がたくさん飛んでいました。
いよいよ蝶々が飛ぶ季節。あれ?蝶々っていつ飛ぶんだっけ?
まぁいいや、なんとも癒される喉かな時間でした。
峠を下ると八丁浜に出ます。
この浜は広く水も綺麗で海水浴にはもってこいだと思います。
いやぁ本当に天気も良くて気持ちいい。
なんでも無いところで写真を撮る。
間人へ向かう途中で海が綺麗だなと止まってみた。
自転車を入れれば何でも記念写真になる。
小さな棚田もいいなと思ってみたり。
なんていい日だ!
道の駅「てんきてんき丹後」でちょっと休憩。
プロテインバーを食べながら水で喉を癒す。
よし、ここでも写真を撮ろう。
ベンチにペダルをかけて固定して、スマホを向ける。
と、その瞬間。
ピュ〜〜〜ッ!ビュン!
と一陣の風が走った!
あっ!っと思った時には遅かった。
ターマックがぁ〜倒れる〜。
身を呈してでも止めたかった。
体で守りたかった。
が、無情にも自転車は地面へまっしぐら。
ガッシャーン。
顔面蒼白。自転車様がお倒れになられました。
急いで起こして、ディレーラーが傷ついてないか確認。
大丈夫。
他も大丈夫?
何ともなさそう。
助かった!
よし、もう出発だ!
と、経ヶ岬へ向けスタートした。
道の看板には「経ヶ岬25km」の案内が。
あと1時間で到着か!早いなぁ。10時までに着く。
小さな坂はダンシングで駆け上がり、緩斜面はアウターローで踏みまくる。
屏風岩を過ぎたあたりで、何か変だなと思った。
アウターローで踏んでると、キャンキャンキャンって音がする。
あれ?ローに入らない。
おかしい。
でも他のところだと普通に変速できる。
ちょっと変だなと思ったので、経ヶ岬に到着してから、変速してみた。
あっ!!
ローにしたらリアディレーラーがスポークに当たってる!
しかも、トップ2枚に入らない!
えぇ〜〜!
風で倒した時にディレーラーハンガー曲がったんだ…。
この時、完全に心が折れました。
ポキッと音が聞こえるくらい完璧に。
この時9時34分。
急いで自転車工房ハイランダーの村上さんへメールをしました。
「今日お店開いてますか?」と。
すると「開いてます」のお返事
それを見てすぐに、よし!今から全力で帰って自転車見てもらおう!
と決めました。
本当はすぐに
「何か壊れましたか?」と聞いてもらってたのですが、すでに帰路をこいでました。
ロー側2枚には入れない。
トップは入らなくてもケイデンスでカバーだ!
ここまですでに60km走っていたので、ただ帰るだけでも走行距離は120kmになります。
残り60km、時速30kmで帰れば2時間で着く。
もたもたしていたので、出発が9時45分になっていた。
大丈夫だ!
11時半までに帰れば行ける。
60kmタイムトライアルの幕が切って落とされた。
こげ!こぐんだ!メロス!
じゃねぇ〜、こげ俺!
もう、これでもかってくらい回したね。
勾配が何%とか関係なかった。
パワーが何Wとかどうでも良くて、とにかく帰りたかった。
帰って愛する自転車を早く修理してやりたかったのだ。
ターマック!ごめんよ!
今すぐ直してやるからな〜。
と、そんなことを言っていると、何とトップがわの2枚に入らなかったギアが入るようになった!
ターマックに俺の愛情が届いたのか?
ターマックスゲ〜よ!
家に到着すると時計は11時30分。
予定通り2時間以内に60kmを走破。
サイコンを止めて保存して、急いでシャワー浴びて自転車を車に乗せた。
いつもなら下道をのんびりハイランダーへ向かうのだかが、今日は高速道路。
なんとかハイランダーへ到着して村上さんへ事情を説明。
まずはターマックを洗車していただき、チェーンステーの小傷を耐水ペーパーで慣らして目立たなくしていただき、ディレーラーハンガーを見ていただいた。
あら、しっかり曲がってますねぇ〜
と言いながら、専用工具でチャチャッと直してくださいました。
さらに、リアのホイールバランスも見ていただいて、僕がセッティングでいじってたネジたちを増し締めしてもらって微調整。
じゃぁ、これでちょっと乗ってみてください。と言われたので乗ってみると…
シャッキシャキのターマックに戻りました。
今回もキレッキレのマシーンに調整していただきありがとうございました。
もしもの時に、予備のディレーラーハンガーと工具があれば何とかなります。
曲がったディレーラーハンガーを調整するにはこんな工具が必要です。
村上さんが使ってたのはプロの工具で、金属のスケールと合わせながら手際よく直しておられました。
さすがプロ仕事が早い。
ピカピカになったターマックを車に乗せてウキウキで帰りました。
で、自転車も直ったことで、チラッとストラバを見てみると…
KOMが三つも取れてました。
もう、帰ることに必死だったの有難いことに棚ぼたKOMです。
脇目も振らずこぎましたからね!
走行距離120km、獲得標高1,470m、平均時速30.1km、TSS288。
獲得標高がそこそこある中で、平均時速30kmはまぁまぁですね。
今日も良く頑張りました!
次は丹後半島1周リベンジしよっと!
こちらのランキングに登録しています。
ポチっとおして応援していただけると嬉しいです!
↓↓↓↓↓↓
コメント