鈴鹿8時間エンデューロ6時間ソロで戦ってきました

ロングライド

2022年11月12日(土)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催された第23回鈴鹿8時間エンデューロ

今年も参加してまいりました。

今回Team AtSkyからの参加者は5名。

6時間ソロに3名(いずれも40代)4時間ソロに2名(30代1名、40代1名)

大会結果は

6時間ソロの部40代でマヨTが1位!、安達コーチが2位!、義本は6位でした。

4時間ソロの部40代で智彦君が8位、30代でともやんが43位

全員年代別リザルトの1ページ目に載りました。

マヨTは総合でも6位とシングルリザルトです!

昨年に引き続きチームメイトが表彰台に登るところと見る事ができるとは嬉しい限りです。

4時間ソロで出た同い年の智彦君はアベレージスピード42.5km/hととんでもないスピードで走ってました。

みんな本当によく頑張りました。

鈴鹿8時間エンデューロ6時間ソロ年代別表彰式

表彰式では真ん中にいるというだけで、マヨTだけ優勝のカードを持たせてもらえて有頂天です。

彼、何か引き寄せるもの持ってますね笑

この上に乗る人は本当に強いです。みなさんおめでとうございます!

大会の振り返り

大会前日の11月11日(金)13時にいつも借りる駅裏のトヨタレンタカーへ徒歩で向かった。

天気も良く暖かいのでアウターなしでも気持ちよく歩ける。

これが11月の天気なのか?と思うくらい。まるで春のようだ。これを小春日和と言うのだろうか?

受付を終わらせハイエースに乗り込む。

体が元気な時でも、ハイエースへの乗り降りは車高が高くて大変。

これが6時間も走り続けたあと乗り込めるのか心配になる。

一度、自宅アパートに帰ってミノウラヴァーゴの3台用と2台用をセットしてターマックSL6を固定する。

今回一緒に遠征に行くのは5人、そのうち4人がこの車に乗り込む。

うち3台がディスク車だから、ディスクブレーキ仕様のバイクが増えてきているなと感じます。

次からディスクブレーキ用のアタッチメントを何個か用意しておかないと行けないなぁ〜。

全員乗り込んでいざ鈴鹿へ

兵庫県の豊岡市を出発して、次は山東町、その次に宝塚北に寄りメンバーを乗せる。

前日は受付もないのでただ鈴鹿へ移動するだけだから気持ちも楽。

今回は本当に練習ができてなくて乗り込みも全く足りていない。

10月の高梁ヒルクライムが終わってから仕事も急に忙しくなって、自転車に割く時間が作れなかったのが一番の原因。

だが、仕事は大切だし整体師をしているから僕を頼ってくれている患者さんに迷惑はかけられない。

優先順位的には家族>仕事>自転車となる。

高梁ヒルクライム前は92あったCTLもどんどん下がって、鈴鹿前は73まで落ち込んでた。

これだけみても練習できてないのがよくわかる。

それに比べ、チームメイトはきっちりトレーニングできてて気合いも十分。

今回は6時間感想を目標にしてたけど、チームメイトからは「何、弱気なこと言ってるんですか!」と車の中で檄を飛ばされる。

そうだな、やる前から弱気なこと言ってちゃダメだと自分を奮い立たせる。

だが、無いものは出せないので、不安でしかない。

鈴鹿へ到着

鈴鹿へは18時前に到着。

のんびり走って、途中休憩しながらでも余裕で到着してしまう。

富士ヒルに行った時は早朝に出て、休憩もそこそこに15時くらいまでかかったのに、お昼過ぎてから出発して夕方に到着するってなんて近いんだろうと感じる。

今回の宿泊先は毎年恒例の「アパホテル鈴鹿中央」だ。

アパホテル鈴鹿中央

このホテルは近くにイオンがあるし食事にも翌日の朝食の買い出しにも困らない、なんならホテルの後ろにセブンイレブンまであるから非常に便利。

鈴鹿サーキットまでも車で10分くらいで到着するので、ここ1択となっている。

前日恒例の夕食で勢いをつける

昨年、総合2位になった親方を見習って同じメニューを食べようと今年もイオンモール内にある鎌倉パスタにやってきた。

だが、誰も去年親方が食べたメニューがわからない。

わかっているのは、前日に酒をガバガバ飲んでたことくらいだった。

前日に飲む勇気はない…

僕は普通に「ホタテとアスパラの伊勢海老エキスのカルボナーラ」を頼んだ。

鎌倉パスタ

みんなそれぞれ注文して、パンの食べ放題をお願いした。

一人、マヨTだけはワインを頼んでいる。この人マジか?

マヨTとワイン

嬉しそうに、ワインをボトルで頼む人。

パンを頬張り、ワインで流し込む。ちぎっては食べグビっ。

「ファンタグレープですわ〜あははははっ!」

って、そんなわけあるかい!と思ったが、彼には関係なかった。

本当にファンタグレープのような香りが漂っていた。

「親方も去年飲んで総合2位ですからね!これでいけますよ!」

と豪語してたがまさか本当に年代別1位になるとはこの時誰も思わなかった。

パンは取り皿が用意され自分で取りに行くスタイル。

最初は嬉しそうに、4つくらい取ってきて食べ始めたのだが、昨年の悪夢がここで再び蘇る。

なんと、パンが焼けるたびに店員さんが、テーブルまで「焼きたてのパンいかがですか〜」って持ってくるのだ。

男たちの熱き戦いはここに切って落とされたのだった。

パスタ食べる、パン食べる、パンがやってくる。

パスタ食べる、パン食べる、パンがやってくる。

遠くからパンの入れ物を持って嬉しそうにやってくる店員さんがだんだん怖くなってくる。

だが、ギブアップするわけにはいかない。

みんな言われるがままに、一つ二つ皿によそってもらうのだ。

小さなパン。

そう、最初は小さなパンだと思っていたが、これが徐々に大きなパンに見えてくる。

一つ食べるたびに胃に重くのしかかる。

ボディブローが効いてくる。

だが、明日の長いレースのためにここでカーボローディングしておくのだ。

炭水化物プリーズ!

また一つ、また一つとパンがやってくる。

「焼きたてのパンいかがですか〜」の掛け声が怖い。

それでも、食べ続けるのです。

そんな時、安達コーチが珍しく「私はもう結構です」と弱気な発言を。

最近は食生活を見直してたくさん食べれなくなったのだとか。

だが、ここで矛盾なことを言ってるのを一緒に食べた他の3人は見逃さなかった。

我々はパスタをレギュラーサイズ。

安達コーチだけは大盛りサイズを頼んでいたのだ、あなた食べ過ぎですよ…

食生活を見直して胃が小さくなったのではなく、メインディッシュが大盛りなだけだったのです。

危うく騙されるところだった。

その後、イオンの食料品売り場に行き、各自朝食を買い漁りました。

大会当日

大会当日は、ホテルのロビーに朝5時30分に集合。

パドックパスを購入していたので、会場のすぐ近くに車を停めることができました。

受付を済まし、まずは車の中で朝食。

受付で記念写真

受付の前で記念写真撮ったらマヨT以外全然知らない人たちだった!一体誰と記念写真撮ろうとしたのか…

準備できていざ試走へ!

ゼッケン取り付けたり、自転車に計測タグを取り付けたり、補給食や給水ボトルを用意して抜かりなく準備できたので試走へ向かいました。

この時、ほんの少し肌寒い感じでしたが、日中の気温は20度を超える予報。

実際に試走を終えて思ったのは、これは暑くなるぞと。

1.7リットル用意した水も正直心配になりました。

でも、走り出したら止まれないので、やるしかありません。

試走を2周終え、集合場所へ。

過去3回出場して1度もまともに集合場所に辿り着けていません。

いつも4時間の後ろに並んでて、あれ?6時間じゃないの?ってなってました。

今回はちゃんと6時間の招集場所に到着し出走を待ちました。

コースに移動しブリーフィングを聞きながら出走を待ちます。

今回は今中大介さん、中根英登さんやマトリックスパワータグの小林マリノ選手多数おられて盛大なセレモニーでした。いつもInstagramで見ている今中大介さんのゼブラカラーの自転車が見れて興奮しました!

そして、僕の横で、静かにハンドルに手を置いて心を沈めている安達コーチにも震えました笑

本気だ!

レーススタート

そして、朝9時!ついにレーススタート。

最初はじわっと上ってシケインを通過。

バックストレートを走って、スプーンカーブに入る手前でアクチュアルスタート!

一気にスピードが上がります。

マヨTも安達コーチも最初から先頭集団に乗る!と言ってたので僕も行けるところまで行こうとついて行ってみました。

が、しかし僕は集団走行の落車のリスクが怖いので後手後手に回ってたら気がついたら集団後方に。

集団後方でもうまく走れれば大丈夫なんだけどレースの雰囲気を掴むまでに時間がかかってインターバル地獄に苦しめられました。

マヨTは前よりにいたので大丈夫だったみたいです。位置取りが上手い!安達コーチはトレーナーロードでインターバル練習をしっかりやっていたのでかなり余裕だったみたいです。

僕は全くダメで1時間30分でドロップ。

ここからは足の合う人を見つけて一緒に走ろうと思ったけどなかなか合う人がおらず、結局マイペースで一人走ることに。

2時間半が経過したところで、背中とお尻の筋肉が痛すぎてとてもじゃないけど走れる気持ちが無くなりました。

それでも、4時間まではなんとか踏ん張ろうと45分に一度アミノバイタルの赤を取り頑張りました。

そしていよいよ3時間50分に。もうダメだ。

これ以上は走れない。

そう思ってDNFを本気で選びました。

最後の悪あがきで金メイタンを飲んでカフェイン投入してこれでダメなら止めようと決めました。

シケインを通り過ぎ、バックストレートを走りながら周りに人がいないのを確認してちゅる〜〜〜っと飲みました。

その10分後、奇跡の復活。

あれだけ痛かった足も背中もお尻も一気に回復しました。

ですが、更なる悪夢が。

水があと3分の1しかないのです。

気温が上がって汗が出るのですが、その汗も出ないくらい体が乾いてました。

脚が攣る限界のところまで来ていました。

攣りそうな脚に力を入れず、引き足でケイデンスを合わせてトルクをかけないようにペダリング。

時々ダンシングを体重移動だけでこなしました。

残りの水の量を計算して、1周で1口だけ飲むと決めて走ります。

マヨTに3周抜かされ、安達コーチに1周抜かされ、もう気力が残っていません。

最後の30分になった時、後ろから大きな声で名前を呼ばれます。

「よ〜しも〜とさ〜〜〜ん!最後30分です!一緒に回して行きましょう!ウヒャヒャヒャ笑」と完全にハイになったマヨTの悪魔の叫びでした。

今年も俺をボロ雑巾にするのか…

おじさん完全に燃えカスになってたので今回は丁重にお断りしました。

最後は本当にマイペースで走り、最後の5時間58分でフィニッシュラインを通過で泣きの1周に突入。

終わりたかった。

でも終われない。

あと1周で終われるんだと何度も攣っている脚を騙しながら最後の1周を走り切りました。

無事6時間完走!

荷物を置いてある場所に帰ると、みんなが待っててくれました。

智彦くんだけは、お子さんの所にいかなきゃダメらしく先に出発していました。

メンバーに聞くとなんとマヨTはタイムだと40代で2位、安達コーチが3位でした。

ですが、総合3位の人が40代だったので繰り上がって、マヨTが年代別優勝、安達コーチが2位ととんでもない成績を残してくれました。

嬉しくてみんなでハイタッチ!

すると、マヨTが「義本さんも7位で繰り上がって6位ですよ」と。

えっ!もうボロボロで走ってたので下の方だと思ってたのに、なんと40代50人中6位でした。

諦めずに最後まで走り完走して良かった。

で、総合198人中19位でした。

今回は本当に止めたかった。途中で辞めてしまおうと何度も思いました。

それでも、毎週回4時間を終えたともやんが応援してくれたので、本当に心の支えになりました。

最後は顔を上げて声援に応えることができないくらい疲弊してて申し訳なかったけど、しっかり応援は聞こえてたので嬉しかった。

あの応援がなかったら本当に完走できてなかったな。

表彰式

昨年は総合で親方が、今年は40代でマヨTが表彰台に上がってくれました。

兵庫県北部の田舎町から全国レベルのビッグレースで自分のチームのジャージが表彰台に上がるって本当に誇らしいです。

リザルトの上位にTeam AtSkyの名前が何人も入っていると、本当にこのチームにいて良かったなと思います。

最後に

今回は、僕はやる気も見出せなくて練習にも力が入りませんでした。出場もどうしようかな?と思ってたくらいです。でも、遠征の段取りを自分でしてたので行くだけでも行こうくらいの気持ちだったのです。

そんな時に、ブログを読んでくれていたチームのともやんが「義本さん元気なかったからこれ完走賞で作ってきました」とオリジナルポロシャツをプレゼントしてくれました。

ともやんからオリジナルポロシャツをプレゼントしてもらった!

これは本当に嬉しかったです。出るからには上位を狙いたいけど気持ちが続かないしやる気も湧いてこなくて自己嫌悪みたいな状態だったのに、このプレゼントで救われました。

速く走れなくても、見てくれている人はいるんだなって。

こんなサプライズを仕掛けてくるなんて、ともやんやるじゃないか!

忘年会でたくさん注いであげよう!本当にありがとう!

力を出し切った仲間と!最高の鈴鹿でした。

まとめ

今回は本当に練習不足でした。ただ練習できなかったのはそれなりに優先するものがあったので後悔はないです。

集団走行では、アウトインアウトで走って人の走行ラインを乱しながら罵声を上げてる30代の人がいたり、斜行したり合図なしに割り込みやふらつきなど、結構危ない場面を何度も見ました。

僕がもっと速かったら、そんな人たちからは逃れてたし走行が上手い先頭で走れてたんですが、そんな余裕がなかったのでビクビクして距離をとってたら綺麗に集団から千切れてました。

そこからはほぼ単独走です。

それでも、練習会で集団走行や基礎練習をやってたので、ちゃんと止まれたし事前に危険回避できて良かったです。これからレースに出る人は本当に集団走行や基礎練習やった方がいいです。上位に入ることも本当に凄いですが最高の遊びなので事故なく帰ることはもっと大切だと思います。

今回は無事完走することが目的だったので危険を冒してまで集団にいなくて結果良かったと思います。

走力がないのにあのままいたら、集中力が切れて僕が事故を起こす引き金になってたかもしれませんから。

あと、補給食ですがジェルだけで良かったなと思います。スポーツ羊羹も持って行ったんですが、1本だけしか食べれませんでした。

固形物は喉を通らないですね。

ジェルは上手く飲めました。金メイタンも上手に飲めたので、次出る時はジェルを多めに持っていこうと思います。補給は45分に1度取りました。

今思えば30分に1度でも良かったかと思います。カフェイン系も2時間半と4時間半で飲んでいれば集中力が切れなかったと思われるので、次に活かします。

あとドリンクですが、ハイカーボのドリンクを作ってクエン酸を少々入れてみましたが結果正解でした。

メインはパラチノースとデキストリンです。チーム会長からSISのドリンクを頂いてたのですが本番までに試すことができなかったのでぶっつけ本番は怖いのでやめておきました。

950mlと750mlの2本で走ったのですが、今回の天気だと950ml2本が良かったな。

最後全部飲み干してフィニッシュでしたので、途中水が無くなりそうでビクビクしてました。

それでも、誰一人怪我なく無事に帰ってこれて良かったです。

家に帰ってくるまでがレースです。

会場でお会いしました皆様ありがとうございました!

追伸

今回のレースで一番の収穫は、レース中1度もトイレに行かなかったこと!

過去3回出て、3回とも途中トイレに行きました。多い時は2回も。

今回は1度も行ってません!やったことは、大会当日の朝コーヒーを飲まなかったこと。

ただそれだけ!頻尿おじさんの僕が一番気にしてたのはトイレ行きたくなったらどうしようってことでした。

追伸2

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