ITOI POWER練に初参加

トレーニング日誌

イナヅパイセンからTeamAtSkyのグループLINEで「今度の日曜日ITOI POWER(イトイパワー)練があるけど参加しない?」と連絡が来ました。

イトイパワーさんといえば、ツール・ド・おきなわ140kmオープンで3位になった強者です。

そんな方と一緒に練習したら秒で灰になるんじゃないかと思いましたが、怖いもの見たさで参加をすると返事しました。

いつものチーム練とは一味違う練習会になりそうです。

練習ルートと解散形式は?

練習ルートは兵庫県豊岡市出石のローソン寺坂店を出発して鳥取砂丘を往復する200kmのライド。

もちろん、ついていけなければ途中で解散する「千切れ解散方式」

鳥取砂丘往復200km

「千切れ解散」とはついて行けなくなって遅れたら、そこでリタイアを自ら宣告して離脱するシステムである。

ようするに、元気のいい人しかゴールまで到達しないサバイバルな練習会ということです。

恐ろしいわ!

行きはペースで!

「行きはペースで、帰りのセグメントをアタックしながら帰ってくるということでよろしいですか?」

と言われ、ホッとしました。

それではスタートします!

と言われて我らがイナヅマンを先頭に進みます。

あれ?いつもよりテンション高くないか?

どうやら、自分と同じくらいの実力の強者が現れて嬉しそうなイナヅパイセン。

僕の次がITOIPOWERさん。

ローテーションするとグンっとペースが上がる!

あっ!これがITOIさんのペース走なのね!って40kmくらいで踏んでるし!

このまま鳥取砂丘まで行ったら、折返しまでに灰になってしまう…。

僕の思うペース走とは次元が違った。

以前、イナヅパイセンから聞いてたけど、平地も踏みまくるから脚休めるところ無いですよ!って言ってたっけ。

きっと、今日は少し手加減してくれてるんだろうけど、速い。

神鍋の上りを4倍で!

その流れで、神鍋の上り坂、平均勾配5%くらいの所をイナヅマンのペース指示でパワーウエイトレシオ4倍で踏んでいく。

僕の体重が59kgなので、平均出力235wで進む感じです。

だが、実際は4.5倍くらいで踏んでたと思う。

ここもITOIさんがペースメイク。

こんな感じかなあ〜っと余裕の声で話すのを聞いて、胃がキリキリし始めるのを感じた。

やばい練習会に参加してしまった。

そのまま、村岡へ下り、平地を爆速で走りまくる。

一瞬ローソンでトイレ休憩をしたら、次なる峠へと向かうのであった。

春来峠の地獄

香美町村岡区から新温泉町へ抜ける長いトンネルがあるのだが、そこは危険なので、旧道の峠を越えることになっている。

鳥取砂丘まではペースで!と信じて峠に入る。

その時の映像をITOIさんが撮ってたのでご紹介しよう。

開始の35秒あたりから春来峠に突入している。

見ていただいたらわかるが、最初は藤原親方が引いて、その後、いい具合にペースが上がっていく。

途中からイナヅパイセンがKOMがとれると判断したのか一気に加速。

その後ITOIさんと藤原親方まで飛んでいってしまった。

僕はもちろん、みんなを引いた後に力尽きて追いつくのに精一杯。

駄目だ、砂丘で千切れたい。

そんな気持ちがあったのか、無かったのか。

いや、間違いなく有った。

峠を走った後は緩やかな下り基調の平坦路線。

新温泉町湯村〜浜坂まで14km。

これでちょっと休憩できるのか?

そんなわけは無かった。

平地も全力!

オーマイガッ!

あかんわ〜、ローテーションで前に出たら、前の人の勢いを殺さないように実力以上で引いてしまう。

この性格を直したい。

楽がしたい。

でも、頑張ってしまう。

そんなこんなで、海岸線をさらにひた走り、アップダウンを乗り越えてやって来ました「七坂八峠」

通称「七坂」

鳥取県境までの峠でございます。

七坂八峠の乱

もはや完全にスイッチの入ったイナヅパイセンに行くなと言う方が難しくなってしまった。

峠のセグメントに入った瞬間にスッコーン!とダンシングが始まった。

その時の様子がこれだ。

七坂八峠セグメントアタック

行きはペース言うたやん!って言っても体が反応してしまう。

イナヅマン、ITOIさん、藤原親方、私義本と4人で突っ込んでいきました。

おじさんは辛いのです。

だが46歳はまだおじさんでは無いという声もチラホラ聞きます。

頑張りました。砂丘で千切れたい。

その後、美しい海岸線を見ながら、砂丘まで地獄のローテーションは続くのでした。

無事鳥取砂丘に到着!

帰路は千切っては捨て、千切っては捨て

帰路は、浜坂で一人、春来峠で一人、村岡地域局で一人(私)、神鍋高原で2人千切れて残されたのはイナヅマンとITOIさんのみ。

ITOIさんに至っては、神鍋高原あたりからエンジンがかかってきたようで怒涛の踏みだったみたいです。

イナヅマンは僕たちとの練習会では見せたことがないような強さで、すべての峠を先頭で駆け上がったり、序盤から攻めたりと彼の本気をまざまざと見せてくれました。

僕たちの時も頑張って走ってますが、ここまで本気の走りをしてなかったと思います。

恐ろしく強い男イナヅマン。

そのイナヅマンを持ってしても、ITOIさんの練習会に行くのは「生贄」になりに行くようなものと言わしめます。

その意味が完全にわかりました。

ITOIさん。強いしパワーが底なしです。

平地なんて氷の上を滑ってるみたいで抵抗を感じません。

リュージュやボブスレーでも見てるのかしら?と思うくらい、ぴゅい〜〜〜んと走っていきます。

次元が違いすぎてゴールまでたどり着けず、村岡地域局から止まりそうな速度で蘇武トンネルまでの坂を登り、惰性で神鍋から豊岡までなだれこむように帰ってきました。

本当に「命からがら帰ってきました」とはこの事です。

次は絶対完走してやる!

そう思ってるけど、参加します!と言えるのだろうか?

今は、まだ言えない…(笑)

今回走行のSTRAVAログはこちら

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どこかでご一緒できるかもしれませんね!

まとめ

今回、自分より遥かに強いイナヅマン、ITOIPOWERさん、藤原親方を目の当たりにしてもっと練習が必要だなと感じました。

ただ、強い人と練習することは強くなる最低条件だと感じるのです。

「こうなりたい」という目標が身近にある環境は正直贅沢。

強い人でも、日頃一緒に走る練習相手が居ないと言っていました。

そうなると、日曜日のたびに高強度の練習を一緒にしてくれる仲間がいるTeamAtSkyというチームは本当にいいチームだなと。

環境には恵まれていると思います。

そうそう、イナズマンが最近飲んでて調子がいいと言っていたサプリメントはβアラニン配合のEAAです。

EAAは必須うアミノ酸の内、体内で合成されない9種類のアミノ酸の事です。

それに神経筋疲労を軽減してスプリント能力を向上するβアラニンが配合されているもののようです。

それを飲むようになって疲労回復力が向上したと言ってました。

たぶん、去年も9月強かったからバイオリズム的に秋が強いんだと思いますが、疲労回復力が向上したのは本当のようです。

僕が調べた中でちゃんと9種類のアミノ酸配合でβアラニンが入っているのはこちらです。

よく9種類のうちトリプトファン抜きのものがありますが、僕的には9種類入っている方をおすすめします。

飲むのは朝、運動中です。夜はプロテインを飲むと良いでしょう!

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