2021年9月11日(土)兵庫県加東市の播磨中央公園で開催された「サイクルロードレースin播磨中央公園」通称はりちゅうエンデューロ。
今回は2周回、5周回、9周回、2時間エンデューロと4種目が開催されました。
天気予報では曇りだったにもかかわらず、前日の夜から雨が降り。
当日の朝もレース直前まで小雨がぱらつく状況でした。
コースも路面はウェットで少々危険な状況。
場合によってはDNS(did not start)もありかなと考えていました。
ですが、時間が立つにつれてどんどん気温は上昇していき、雲も消えはじめ、路面も乾いてきました。
初っ端のレースは9周回レース
このクラスは結構脚に自信がある人が多く参加していてなかなか見応えがありました。
富士ヒルクライム選抜クラスの板子さんも出ていて攻めの走りでカッコよかったです。
勝ったのは高校生だったみたいですが、レースに出る準備してたのでゴールシーンは見ていません。
5周回レース
5周回のレースはTeamAtSky(チームアットスカイ)からも1名、あと知り合いも2名参加していいたので、スタート・ゴール地点に陣取って見ていました。
何とか3位入賞してチームの認知度を上げてもらいたいところ。
最初の1周目は最下位で通過。
表情を見るとまだまだ余裕があります。
2,3周と集団の中ほどで過ごしていたと思ったら、4周回目でアタックをかまして先頭で入ってきました。
もしかしてトップで帰ってくるかもと思うとこっちの心臓がバクバクしてきました。
そして、MCのアケさんから「最終コーナーを通過」のアナウンスを聞くと後ろに2名迫ってきているものの先頭で現れました。
最後は力を振り絞ってそのまま1着でゴール!
これには痺れました。
2017年にチーム発足以来初めての優勝者。
力を出し切ったのでしょうね。
ゴール後は脚がプルプルしてまともに歩けなかったみたいです。
見事な走りで気持ちを熱くさせてくれて本当に嬉しかったです。
これで、レース終了後の祝勝会開催が決定しました。
2周回レース
2周回のレースはスタートして、2周回で決着が着くスプリンター向けのレース。
ものすごいスピードで駆け抜けていくので、僕は正直この種目は怖くて出れません。
優勝は佐藤俊雄さん。
確かツール・ド・おきなわの50kmの部で優勝経験があるはずです。
違ったらごめんなさい。
佐藤さんはスプリンターで、ゴール前まで残ってたら間違いなく勝つだろうと言われている鬼スプリンターです。
オレンジ色のリムのホイールを履いていてとにかく目立ちます。
スプリンターだなぁって感じです。
ゴールシーンを見ましたがそりゃまぁ〜カッコいいですね。
もう別の生き物を見ているようです。
2時間エンデューロ
今回、僕が参加したのは2時間エンデューロの部です。
周回コースを2時間走り続けるレースで、フリーの部、マスター40、マスター50と年代別で部門が分かれています。
僕は2時間エンデューロのソロ、マスター40で出場。
いわゆる40歳代のカテゴリーです。
スタートは11時30分。
各カテゴリーで30人ずつの参加者で、チームの部を入れると100人くらいが一同に走ります。
スタートは先頭を招待選手が走りローリングスタート。
途中からアクチュアルスタートをし、一気にスピードが上がります。
ここで食いついて先頭集団に残らねければ行けなかったのですが、出遅れて第2集団に。
さらに、2周目のS字カーブで集団落車が発生し、落車回避して走ってたら第2集団も2つに割れて僕は第3集団になってしまいました。
この時点で、前の集団と15秒くらい離れてしまったので追いつくことはできません。
序盤の30分くらいはほぼ全力疾走に近かったと思います。
そんな中で、前のグループに追いつくわけがありません。
ふとサイクルコンピューターを見ると経過時間がまだ40分くらいで、これからあと1時間20分も走らないと駄目なのか‥。
と気が遠くなったのを覚えています。
そして気になるのが、なんか太ももに違和感を感じていてなんとなく脚が攣りそうな予感が。
無理せず脚への負担を少なめにって思っているのですが、前半ってみんなまだ元気なので負担なく走るのは無理ですね。
ちょっと気を抜いたら置いていかれそうになるので、踏み込まないようにしてケイデンスを上げて対応しました。
前半も35分くらいに、上り区間で僕のいた第3グループで前の人のホイールにハスる落車が発生。
1度のレースでしかも天気もいいのに落車が2度も発生。これはただ事じゃないと感じたのでグループに声掛け。
「レースを楽しみながらも落ち着いて安全に走りましょう!」って。
そこからは、なるべく率先して声を出して危険回避に務めました。
上り区間で苦しいからと下を向いている人がいますが、レース中はちゃんと前を向いて走らないと周りを巻き込んだ事故に繋がります。
今回は、レース中にいい経験をしたなと思いました。
そこからは、みんなが声かけあって進むレース展開になりました。
最近はチームで周回練をよくしていたので、雰囲気がわかって走りやすかったです。
周回を重ねるごとにコースにもなれてきて、コーナーの入り方、スピードの出し方やライン取りも上手くなっていきました。
後ろにつける時は後ろについて、なるべく力を温存する省エネ走法を試してみたり。
色々やってみましたが、後半30分になるとその走り方もだんだん嫌になってきて、いつもの前で走るスタイルに切り替えていきました。
前を走るのは本当に気持ちいいです。
先頭が好きなんです。
ここからは極力前を走る走りに切り替えていくと、集団がどんどん小さくなっていきました。
上りは70%くらいの力で上り、コーナーは抜けるところで加速して伸びる。
下りはみんな休むところだけど、あえて回して休ませない。
時計を見てあと2周になったところでちょっと踏んでみました。
するとどんどん後ろが離れていきます。
これは行けるな!
MCのアケさんに、「AtSkyの義本選手、このまま行けばマスター40の3位確定です」と聞こえてきて俄然気合が入りました。
だが、上りが終わったところでまさかの右足のふくらはぎが攣りました。
でも、踏みやめるわけにはいきません。
かかとを下げるアンクリングでふくらはぎを伸ばしながらペダリングして回復させます。
そして、最後の周回に突入。
鐘がなります。
ここからの上りはひたすらペダルを回して突っ込みました。
もう後ろはいません。
アップダウン、S字コーナー、軽い上りを越えて、ヘアピンカーブを抜けるまで踏み続け。
長い下り区間も全力で踏みます。
そして最終コーナーを曲がったところで、今度は左の太ももが攣りました。
本当は下ハン握ってダンシングでゴールしたかったけど腰浮かした瞬間に強烈に攣るので、シッティングのままソロリソロリとぺだりんぐ。
体をふにふにしながらかっこ悪くゴール。
そして、フェンスにもたれながらクリートをはずす。
もう力なんて残っていません。
すると、一緒に走った同カテゴリー4位のHOPの加藤さんが来てくれて、健闘を称え合いました。
2時間最後まで一緒に走ってくれて本当に心強かったです。
そして、別カテゴリーのジュニアの選手も一緒に協調して走ってくれてとても楽しかった。
ただ、みんなのいる所まで自転車に乗れず、歩いて移動。
結果発表
結果はマスター40カテゴリーで3位になりました。
1位は佐藤俊雄さん!2周回でも優勝し、ダブルエントリーで2冠達成!
別格でした。実力の差をありありと感じました。
もっと練習して次は同じ集団で走れるように頑張りたいと思います。
下で項垂れている人がマスター40で7位。でも5周回で優勝しています。とんでもなく速いです。
そしてオープンクラス4位のイナヅマン。
僕は彼に1周回ラップされています。抜かれた時は「やっぱりうちのエースは速いなぁ〜」って感じました。
レース終了後は
レースが終わってから、近くの「滝野温泉ぽかぽ」で体の疲れを癒やし、リフレッシュ。
疲れた脚も結構が良くなってだいぶ軽くなりました。
本当は、ぽかぽ内になる「がいな製麺」でうどんを食べる予定が、緊急事態宣言で休業中で食べれなかったので丸亀製麺に移動して食べました。
播磨中央公園でのレースのあとは「ぽかぽ」で体を休めて帰るのがいいですね。
入浴料も600円と安いですし、露天風呂もあって爽快でした。
最後に、
今回いろんな大会が中止となる中、開催してくださった龍野マウンテンバイク協会の皆様本当にありがとうございます。
チームメンバーも口々に開催してくれて本当に嬉しかったと言っていました。
スタッフの皆さんありがとうございました。
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