初めての「富士一」富士五湖巡り

トレーニング日誌

いつかは行ってみたい「富士山1周ライド」

琵琶一、淡一と同じくらい人気の一周ライド。
それが通称「富士一(フジイチ)」

今回は富士五湖全てを巡り且つ、白糸の滝も巡るルートで1周してきました。
ルートと見どころと、初めての富士一で気をつけた方がいい事をご紹介します。

僕は事前に富士一の落とし穴を知らなかったため大変な思いをしました。
事前に知っておくと回避できるのでぜひ参考にしてください。

山中湖畔スタート

今回の富士一は山中湖畔をスタートし、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖と5つの湖を周り、白糸の滝を眺めてから再び山中湖に帰ってくるルートで行ってまいりました!

今回は東京オリンピック男子ロードレースを見るべくしてやってきたので、宿泊先が山中湖のほとりにあるペンションだったから山中湖をスタートとしました。

山中湖はヨーロッパの湖を思わせるような風景で、湖の周りに無料の駐車場が結構あります。

なので、その駐車場に車を止めてスタートするの人が大勢います。

僕は今回は宿泊先のペンションにお願いし早朝に車を止めさせてもらって、富士一に出かけました。

車の中には貴重品も入れていたので、宿泊地の玄関先に止めさせてもらったのは結構安心感有りました。

お世話になったのは

ペンション心海富士荘園です。

到着してすぐに、車を止めてもいいですか?と聞くと、快く承諾してくださいました。

本当にありがとうございます!貸し切りのお風呂が3つもあって部屋も広く、夏なのに山中湖だけあって冷房いらずの涼しさでした。

僕は時間が読めなかったので素泊まりにしましたが、夕食、朝食もつけても良かったくらい居心地がいいペンションでした。

次はゆっくり来たいです。

事前にGarmin edge 530にルートを入れておいたのですが、予定を立てたときは須走の道の駅を予定していました。

だけど、貴重品を置いた車を道の駅に放置しておくのはあまりにも無謀なので、宿のご厚意も合って山中湖出発に変更しました。

Garmin edge530 のナビはかなり優秀でメニューのトレーニング→コース→コースを選んでスタートを押すと、スタート地点に誘導しますか?と言われるけどキャンセルしてスタートすると、ちゃんと途中からでもナビしてくれる。

そして、須走でゴールしちゃうんだけど、須走でまたコースを出して今度は最初からスタートするとまたコースを走ってくれるから道に迷うことなく走れた!

Garmin edge530 は凄いね!Garmin素晴らしいので、貼っときます!

富士一のルート作成

今回の富士一のルートは友達がSTRAVAで走ったルートをダウンロードして、それをGARMIN CONNECTに移して富士五湖を周遊できるようにカスタムしてedgeにダウンロードしたという、手の混んだことをしている。

STRAVAを利用していて、友人が良いルートを走っているなと思ったら、そのデータを利用することができるので、自分で1からコースを考えなくてもいい利点がある。

Ride with GPSでコースを引いてもいいし、人が作ったコースを利用するのもいいけど、富士一で検索しても出てこなかったので、STRAVAで上がってたコースをトレースして利用しました。

GARMIN CONNECTでコースを作成している様子

今回はこのようなコースで回ってきました。

ただ、このコースは本栖湖の最後と、御殿場市街地を迂回する所でグラベルロードを走る設定になっていてロードバイクでは走れないことに現地で気づいて、スマホを頼りにナビとは違う道を走っています。

また、最後にSTRAVAのログを載せるので確認してください。

GARMIN CONNECTでルートを引くと、写真の紫の旗のようにポイントを設定できるのがいい。

途中で休憩するところとか、見どころとかポイントつけておけばライド中の楽しみになりますね!

富士五湖の絶景

富士一の当日は天気予報では午後雨となっていた。早朝は天気が良かったが朝から暑い。

そして、雲が多かったので富士山はほぼ見えなかった。これは残念。

富士五湖は、山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の5つ。今回初めてすべての湖を回りました。

まずは山中湖をぐるりと回ります

山中湖

まずは山中湖をゆっくり走る。オリンピック前日とあってかなりのサイクリストが走ってた。

残念ながら富士山は見えないけど本当に綺麗!山中湖LOVE!

山中湖を3分の2回ったら河口湖に向かいます。

河口湖までは国道138号線を走るルートで行ったのですが、時間に余裕があるなら幹線道路を外して忍野八海とかを巡るルートにしても良かったなと思います。

その方が安全に走れるので。

ただ今回は連休だったこともあり車は多めだったけど、連休じゃなければそれほど車は多くないのかなと思います。

初めての富士一だったからなるべく分かりやすい道を選びました。

河口湖から富士を眺める

河口湖西側の大石公園とラベンダー

河口湖は毎年富士ヒルクライムに出場しているので、馴染みのある湖です。

いつも前日に河口湖を1周サイクリングする時に寄るのが、この大石公園。

ここから富士山が綺麗に見えるのでお気に入りに場所なのですが、今回は残念ながら雲の中。

今回はラベンダーが綺麗に咲き誇っていました。

ラベンダーのいい香りが漂ういい季節に来ました。

ここでアイスクリーム食べればよかったなぁ〜

西湖

河口湖の大石公園から4kmほど走ると西湖に向かう県道710号線「湖北ビューライン」が見えてくる。

河口湖から西湖まではなかなか登りがいのある坂が待っている。でも距離はそんなに長くないから安心しよう。

坂を登りきるとトンネルがあり、トンネルを越えれば西湖が見えてくる!

西湖

西湖ではサップを楽しむ人を多く見た。

そんなに人は多くないかな。

西湖までは富士ヒルの時に来たことがあるので道に迷う事なくスイスイ進む。

さて、ここからは道なるルートを走ることになる。

非常に楽しみ!

精進湖

精進湖のほとり

西湖からしばらく走ると、精進湖に到着した。

精進湖だけは、「精進湖」と書いてある石碑やモニュメントを見つけることができなかった。

どこで写真を撮ればいいかわからなかったので、全体を見渡せる所で写真を撮ってみた。

他の湖に比べてかなり人が少ないくてビックリした。

本栖湖

精進湖を出て、本栖湖まで国道139号線を南下する。

距離はそれほど遠くなくて、気がついたら本栖湖だった!って感じ。

本栖湖は他の4つの湖と違ってレジャー客がすごく多い。みんな夏の涼を求めてやってきているのだろうか?

道路は至るところに車が止まっている。

キャンプをしている人が他の湖と比べると段違いに多く駐車場も満車が目立っていた。

自転車で道路を走るには問題ないけど、歩行者や横断する人にかなりの注意が必要な区間だった。

本栖湖に入って1kmほどの展望スペース
本栖湖の看板発見

本栖湖でも案内看板を発見できた。

精進湖だけが撮れなかったのが残念で仕方がない。

ここでも富士山が見えるはずだったけど、曇り空で全く見えない。

さて、ここまでで富士五湖巡りが終了。これで富士一の行程の5分の2を走破したことになります。

ここからは、富士山南麓を巡るライドとなるのですが、実はここからがなかなか過酷な行程になるのでした。

正直、前半の富士五湖巡りが一番楽しかったです。

富士一というより五湖巡りだけでも良かったんじゃないかと思っています(笑)

本栖湖の南を巡っている時に、ナビの示すとおりに進んでいたのですが、地図上では道がありますが、実は舗装されていない森の中を行く道でした。

ここはUターンして本栖湖沿いに走り湖を1周して最初入ってきた道に戻ります。

道の駅朝霧高原で小休止

朝霧高原の道の駅まではまさに絶景でした。

朝霧高原

本当だったら富士山を見ながら走れたんだろうなぁって思ったけど、そこは諦めてただただ何もないけど美しい景色に見とれながら走りました。

本栖湖から朝霧高原までは国道を走ったのですが、大きなトレーラーも走っていたので結構怖かったですね。

何度か道を譲って抜いてもらいましたが後ろから迫りくるトラックの気配は尋常じゃなかったです。

道の駅朝霧高原

ここでポカリスエットを補充して水もたっぷり入れました。

水がなくなると命の危険を感じるので重要です。

給水はケチらない。

ただ、今思えばここでしっかり休憩しても良かったかなと思います。

いつもの調子で休憩無しで走るにはコースレイアウトを知らない状態ではやるべきじゃなかったと思うのです。

それに、暑い!

白糸の滝を目指す

道の駅朝霧高原から白糸の滝まで

道の駅朝霧高原を出て、国道139号を南下する。そして途中県道75号、71号を走り白糸の滝を目指します。

国道は交通量も多く走りにくいのですが、県道は走りやすかったですね!

朝霧高原から白糸の滝までは30分くらいで到着しました。

最初白糸の滝に到着して周りを見渡しても滝らしきものが全く見えない。

川の流れに小さな落差があって、みんなが見てるから「これか?」って思い、残念な滝なんだなと思ったけどそれは僕の勘違いでした。

自転車を止めるところは駐車場の右奥にあり、ちゃんとサイクルラックも用意してありました。

チェーンロックをかけて、持ち逃げされそうなサイコンなどは外して持っていきます。

あと、大きい方のボトルも持って飲みながら歩きました。

白糸の滝は駐車場から奥の方にかなり歩いていかなければならないようでした。

売店や食事をするところもあり、ここでゆっくり過ごすこともできます。

白糸の滝

すると見えてきたのが、こちらの滝でした。

かなりのスケールの滝で道からさらに下に降りなければいけなかったので、僕は上からの写真を撮りライドに戻りました。

クリートカバーを持ってくれば良かったなぁ〜と後悔しました。

次来るときは、ちゃんとクリートカバー持ってこよう!

クリートカバーはあると何かとライドが楽しくなりますのでぜひ用意しておきましょう!

夏場の富士一で唯一の地獄

富士一で寄るところは全て寄って、あとは山中湖まで残り半周と言った感じでしょうか?

白糸の滝から県道414号線に戻り、本門寺入口交差点を左折して国道469号線に入る。

ここからは富士宮市、富士市、裾野市を通って御殿場まで移動。

だが、ここで痛恨のミスを犯してしまう。

ファミリーマート富士宮山宮店を過ぎるとこの先、富士市、富士サファリパークを過ぎて裾野市へ入り、ファミリーマート裾野須山店まで僕が引いたルートにはコンビニもなければ自販機もない道が永遠と続くのです。

富士南麓区間コンビニ無しだった

白糸の滝からファミリーマート裾野須山店まではルートを見ると31.6kmの距離。

普段ならなんてことない距離で、1時間30分あれば走破できると思います。

しかし、初めて走る道でサイコンのナビだけを頼りに走っているとこの距離が延々に続くのかと感じられました。

この時の平均気温が29度で最高気温がサイコンを見ると40度になっています。

まぁ、40度ということはないと思いますが、35,6度はいってたんじゃないかと?

30km先にコンビニがあるという情報が得られていれば我慢もできたと思いますが、何も情報がなくただ走り続けなければイケない状況だと、流石に心が折れそうでした。

地図で見ると真っ直ぐな高原の道路って感じですが、実際は強烈なアップダウンの連続で、さすが富士山の裾野だと。

ボトルの水が徐々になくなっていき、背中のポケットに入っている補給食は残りカロリーバランスの小袋1つ。

心細い!

それでも、裾野市に入ると景色が変わり、気持ちの良い高原の雰囲気になりました。

今回持ってきた自転車はTEKのエモンダ。

普段載っているS-worksのターマックとは違い重量もあります。

ギアもフロントはコンパクトだけど、リアのスプロケは25−11にしてあり、軽いギアが有りません。

富士一をするならギアも軽めのものをつけとけばよかったと後悔しました。

普段ならなんてこと無い勾配も、心が折れているときはただただキツイだけ。

白糸の滝を出発して30分経過した辺りから、もう心がポッキリ折れてました。

気持ちはずっとコンビニを探していました。

だけど、コンビニはおろか自販機すら見当たらない道を走り続けると、気持ちがおかしくなります。

砂漠で水を探している旅人の気持ちが理解できました。

やっとのことでファミリーマート裾野須山店を見つけたときはウルッと来ましたね。

2リットルの水を買って、ポカリスエットを一気飲みして、かち割り氷を買って、クーリッシュを手に入れ、これでもかというほど買い込みました。

まずはボトルを氷と水で満たし、ストッキングネットに氷を入れて背中に入れ、クーリッシュをポケットに入れて腰を冷やし、ついでにレッドブルを飲み翼を授かる!

氷も少し残ってしまったけど、袋のまま背中に入れる!

くぅ〜〜!冷たさがしみるぜ!

2リットルの水も頭からかぶって体を冷やす。

近くに川があったら飛び込みたいくらいの気持ち。

これで、一気に元気が出てまたまた走ることができました。

でも、一度くたばった体はなかなか回復してくれません。

脚に力が入らないけど、なんとか山中湖目指して進みます。

裾野市の途中でまたもやナビがグラベルロードを行けと指示してくるけど無視して大きな道を進む。

本当にアップダウンが多くてくたばります。

気がついたら須走の道の駅に到着してたから本当にビックリ。

最後の峠は籠坂峠

須走の道の駅からは籠坂峠を登って山中湖に帰ります。

このデータを見てもらえばわかりますが、平均速度が19.8km/hしかでていません。

平均勾配4.6%の上りなので普段なら20km/h以上で走れるのに、完全にくたばっってます。

平均パワー219w。泣けてきます。

それでもこの峠は走るととっても気持ちよかった。斜度の上げ下げが少ないので一定ペースで登れるから気持ちいい。

今思えば三国峠側から変えればよかったなと思います。

次行くときはオリンピックコースの三国峠を越えて、美しい山中湖を眺めるルートにしようと思いました。

峠を登りきって、山中湖に向かう下りスロープを惰性で走ると、標高が高いので風が冷たくて気持ち良いです。

朝見た山中湖を見たら、無事帰ってこれたことがとても嬉しかったです。

あとから聞いたのですが、僕が白糸の滝を走っているくらいに山中湖、河口湖辺りはゲリラ豪雨が降っていたらしいのです。

僕は一度も雨に当たることなく帰ってこれてラッキーでした。

富士一辛かったけど最高に気持いライドができました。

STRAVAのログを貼っておきますので、ルート参考にしてください。

またフォローしていただけると嬉しいです。

まとめ

富士一は何度も行きたくなる魅力があります。

1度走れば次からは対策ができるので距離も140km程ですから十分楽しみながら走れますね!

季節としては9月中旬から10月くらいがいいかなと思います。

真夏は本当に地獄でした。

白糸の滝から裾野市までは、友人に聞いても「コンビニも自販機も無いですね」って言ってましたので間違いないと思います。

富士宮市でちゃんと休憩と補給、給水をして向かうことをおすすめします。

本当は脇道にそれればもっと景色がいいところが有るはずなので、次からは違うルートも挑戦したいと思います。

狙い目は西湖を走ったあとに「富士宮鳴沢線」を走っても綺麗だろうなと思います。

また計画して旅行がてら楽しもうと思います。

富士山一周!こんなに楽しいとは思いませんでした。

最後にお願いです。

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