車載輪行でいく信州車中泊の旅二日目は、長野県東御市の道の駅みまきをスタートし浅間山を周遊して嬬恋パノラマライン堪能するライド。走行距離は100km弱だが、獲得標高が2000mを超える山岳ライドだ。
ここでも、予定していたルートが通れないハプニングがあった。
旅行中一番の難コースを走ってみた。コースはRide with GPSを使って書いてみる。
すると、グランフォンド軽井沢とほぼ同じルートになった。
どうやら自転車乗りがこの辺りのコースを引くと、同じようなルートになるらしい。
「道の駅みまき」で準備して浅間サンラインを目指す
「道の駅みまき」には温泉施設が併設されているので、帰ってきたら温泉に入れるようにここをスタートにした。
まずは北上して浅間山方面に向かい、浅間サンラインを東に移動しながら軽井沢を目指す。
スタートしてすぐに千曲川を渡り、滋野駅前を通過する。
この滋野駅までも薄暗い細い道を走り駅前を通過するのだが、最初からこんなルート走るのか?と地図のオート機能を頼りにルートを引いたことを後悔する。
滋野駅から浅間サンラインまではずっと上りが続く。
長野県はどこを走っても坂だらけ。いいトレーニングになるなぁ〜
滋野駅からは東御嬬恋線という県道94号を走る。
別府交差点を右折して県道79号線、通称:浅間サンラインを走る。
しばらくすると右手に「道の駅雷電くるみの里」が現れる。
当初はここをスタート地点にしようと考えていたけど、温泉があるみまきに軍配が上がった。
なんで雷電くるみの里って言うんだろうと思ってたら、「雷電」とは江戸時代に活躍した伝説の力士「雷電為右衛門(らいでんためえもん)から来ているそうだ。
大相撲史上最強力士とされているのだとか。
そんなすごい力士が東御市から出てたんだなぁ。
と、雷電の意味って何だろう?と思いながら浅間サンラインを被害シェと向かうのだった。
浅間サンラインを全力で駆け抜ける
浅間サンラインは千曲川を下に見て浅間山の裾野を走る国道18号のバイパスルート。
しかしながら、トラックも走るし一般車両も結構走る。
そんなことは知りもせず、ルートを引いたものだから、後方レーダーが鳴るたびに後方を確認して避けるを繰り返さなければんらなかった。
しかも、このルートは結構なアップダウンが連続で訪れる。
下の勢いを殺さないように、上りはダンシングで切り抜ける。
何とかして、この区間を早く終わらせて安全な道に入らないと、心のざわつきが治らない。
何とか、軽井沢手前の1000m林道へ進路を変えて、別荘地内をサイクリングするように進むことができた。
やっと一安心。
森の中を走るには肌寒いなと感じていた時、ふとウインドブレーカーもベストも持っていない事に気づいてしまった。
これから1700m級の峠を越えるのに、下り坂はきっと凍えるように寒いだろう。
そう思うと引き返したくなるのだが、走り出したら止まれないのが、サイクリスト。
日中は25℃より高くなると言うから予報を信じて進むことにする。
浅間山に向かって登り始める
中軽井沢から嬬恋村へ抜ける国道146号線「浅間・白根・志賀さわやか街道」を走る。
これぞ軽井沢って雰囲気を進むのだが、浅間山の東山麓を超えるのでずっと登り。
ここからは本格的な山岳ライドが始まる。
頂上の「峰の茶屋」までが大体7km。
平均勾配が6%なのでそれほどキツくはないのだけど、時速15kmで30分上りっぱなしはこたえますね。
九十九折りが続くので左回りのコーナーは勾配がきつくて悶絶します。
時折、木々の間から見える景色が美しいですが、新緑の季節なので葉が生い茂っていて景色もよく見えません。
ひたすら続く道を眺めながら前に前に進んでいきます。
そして段々とヒルクライムに飽きてきます笑
頂上の交差点は「白糸の滝入り口」交差点なんですが、登って右折すると白糸の滝に行き旧軽銀座にいきます。
この交差点を左に進むと「鬼神ハイウェイ」、直進すると国道146号線を長野原町方面へ進みます。
ここで、当初ルート計画していたルートは鬼神ハイウェイで、このルートは有料道路で自転車通行不可の道でした。
何とか迂回してでも計画ルートに戻ろうと、途中の道から戻ろうとしましたが、何度も有料道路に行き当たってしまって、料金所のおじさんに怒られるし、回り道にはなるし段々やる気を失っていきました。
見渡す限りのキャベツ畑「つまごいパノラマライン」を走る
行って戻ってを繰り返しているとお腹が空いたので、嬬恋村に入ってすぐのセブンイレブンで大盛り明太パスタを食べて気持ちを切り替えました。
かねふくの明太パスタ!美味かった〜。
あとは豆大福と塩おにぎりを買って、給水も済ませて走り始める。
走っていると、奇跡的に「つまごいパノラマライン南ルート」に合流した。
ただ、この時点で防寒着を持っていきていない不安感と、道を何度も間違えた時間のロスで気持ちは結構沈み気味。
一面のキャベツ畑を見て、凄いなぁって思うけど、日が沈む前に帰らなきゃって焦る気持ちが交錯してて素直に喜べない。
これは再度チャレンジするしかないな!
そう決めてからは、スタート地点までの道を確認して気持ちを切り替える。
えっと、帰るルートは?
って見ていると、車坂峠を越えるか、湯の丸高原の地蔵峠を越えるかの二択になりそうだ。
だが、車坂峠は土砂崩れのため通り抜けできずに通行止め、残るは湯の丸高原の地蔵峠をいくしかない。
車坂峠は九十九折りで7km弱らしいが、あとでGoogleマップのストリートビューで確認するとなんとグラベル区間だった!行かなくてよかった。
今回は湯の丸高原に向かう地蔵峠を選んだが、これがまたキツかった。

Screenshot
これはStravaのセグメントプロフィールですが、平均勾配が6.8%ですね。
ルート図を見てもらうとわかりますが、ほぼ真っ直ぐ登っているのがわかるでしょうか?
上から下に向かって進んでいきます。
峠の頂上付近は九十九折りになっていますが、そこまではほぼ直登なのです。
これは精神を削られます。
久しぶりに登ってて足をつきたい衝動に襲われました。
何とか登り切里ましたが、気温低いのに汗だくです。
これは完全に汗冷えするな!と思ったので休憩もそこそこに下山することにしました。
峠の先は視界が開けていて、空に抜けているようでした。
まさに峠の頂上ってって感じです。
なんで地蔵峠なのかなって思ってたんですが、登る途中もところどころに地蔵があるんですよね。
番号もふってあって、95番とか書いてあるんです。
東御市に行くに従って番号が小さくなっているので、東御市側から数えるように設置されているんですね!
屋根に山羊が!
下りは予想通りの寒さでした、手も指切りのグローブでしたので、指先が寒さで痺れてきます。
体幹も冷えてきてきますが、何とか耐えれるくらいです。
サイクルコンピュータの気温を確認するとなんと8℃と出てました。
日中は25℃まで上がる予報だったのに、全く上がることなく、終わりました。
それでも、東御市の街並みが見えてくると徐々に暖かくなってきました。
やはり標高が1500m以上だと相当気温は低くなるみたいですね。
1000m付近に住んでいる人に聞いてみると夏場でも気温は30℃くらいなので夏場でも涼しいと行っていました。
もうすぐ浅間サンラインだなって思っていると、建物の上を何かが動いていました。
よく見ると山羊が屋根の上で草を食べているのです!
あまりにもびっくりしたので、「えぇ〜!」って叫ぶと
山羊もこっちを向いて「メェ〜〜〜」って!マジか!
屋根が緑化されているようですね
アトリエ・ド・フロマージュ 森のチーズテラス ショップというお店だったようで、屋外デッキで食べてる人がいました。
何とも不思議な光景でした。
道の駅みまきに無事到着、移動時間5時間のロングライド
湯の丸高原を過ぎてからは、坂を下るだけなので、寒さに慣れればあとは勝手に到着してくれます。
しなの鉄道線の滋野駅前を通り、光の届かない林の道を通り過ぎて千曲川を渡ると「道の駅みまき」です。
温泉が併設されているので、早く温泉に入らなきゃ!
出発前に温泉のスタッフの人に、自転車で走った後に温泉に入るから車止めさせてくださいね!と一言伝えておきました。
車まで帰ってきて、自転車を片付けて温泉に入る準備をします。
サイクルジャージを着たまま温泉にいき受付で入湯料を払って温泉へ広くて明るい温泉でした。
ロッカーも鍵付きで使いやすく熱過ぎず気持ちの良い温泉でした。
冷えた体をしっかり温めると疲れも癒えて最高です。
この日は23日金曜日。
平日の15時に温泉に入って体を癒すって贅沢だなぁって。
地元のおじいちゃん達が沢山来てて、こんな若者がこの時間から?みたいな目で見られますが旅人には時間なんて関係ないのです。
まぁ、50歳なんで若くもないのですが。
コインランドリーで洗濯して晩御飯
温泉に浸かったら、コインランドリーへ向かいます。
次の日は八ヶ岳の南麓を走る予定にしていたので、野辺山から清里方面に向かいます。
佐久穂町あたりのコインランドリーで洗濯して、そのまま車の中に干しておきます。
すると次の日には乾いているので持って行く服も少なくて済むのです。
夕飯は野辺山の駅の近くの中華料理「八宝園」で食べようと思っていたのですが、洗濯に思ったより時間がかかってしまって着いた頃には閉店していました。
予定がずれてしまったので、清里の萌木の村の「Rock」へ行くことにしました。
ここなら夜の21時までやっているから食いっぱぐれることはないということで。
いつ来ても趣があっていいところです!
ベーコンカレーのレギュラーサイズを頼みました。
レギュラーサイズでお茶碗二杯分のご飯なのだそうです。
昼間に100km近く走ったので炭水化物を補給してエネルギーを補充しておきます。
コクがあってとても美味しい!
運転しなくていいなら地ビールも飲みたいところなのですが、ここはグッと我慢して宿泊地の「道の駅こぶちさわ」で前日地元スーパーの「ツルヤ」で買った地ビールを飲むことにします。
お腹いっぱいになったので、道の駅に移動。
甲斐大泉駅近くのセブンイレブンに寄って愛読書の「八ヶ岳デイズ」を購入。
軽井沢ビールを飲みながら八ヶ岳デイズを読む至福の時間を過ごします。
浅間山周遊ライドのまとめ
今回のライドはウインドブレーカーを持っていかなかったので、次から高原ライドに出かける時は持って行くようにしようと思います。
100km走ってないのに獲得標高2000m超えは結構体にダメージがありましたね。
鬼神ハイウェイは元々走れない道なのでYouTubeで見たと勘違いしてルートを決めてしまったのは反省です。
もう一度YouTubeを見返してみると、国道の方を走っていました。
僕の勘違いですね!
次はもう一度リベンジしてみたいです。
今度は渋峠方面へ走ってみよう。次は八ヶ岳南麓の町「富士見町」を走ります。
今回のライドの記録は以下のとおりです。
Stravaの記録なので、もしよろしければフォローしてください。
フォロー返させていただきますね!
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