AACR「アルプスあづみのセンチュリーライド2023」へ参加するために、長野県松本市へ行ってまいりました。
2023年は4月23日がイベント日で、前日の22日が受付となっています。
僕は21日の夕方で仕事を切り上げ、最寄りのトヨタレンタカーで車を借りて夜のうちに長野へ向かうことにしました。
いつかは参加してみたいイベントの1つだった、このアルプスあづみのセンチュリーライド。
思い切って申し込んだ理由が、今年は富士ヒルクライムが生業としている整体の勉強会と重なって出場できないかったから。
レースじゃなくてライドイベントに出てみたくなって申し込みました。
僕の住んでいる兵庫県豊岡市から長野県松本市までは車で7時間、480kmの道のりです。
自転車だと頑張れば24時間以内には行けると思います。
まさにキャノンボール。行きませんけどね。
それでも、いつかは行ってみたいルートです。
2日間くらいかけて楽しみながら1日250km走って行って見たいですね。
長野に向けて出発
まずは前日受付に向けて出発です。
22日(土)の10時スタートなのでそれまでに会場に着きたいところです。
21日夕方6時30分に豊岡市をスタートして長野に向かうのですが、直接長野入りすると疲れるのでまずは岐阜県の中央道「恵那峡サービスエリア」を目的地として走りました。
このサービスエリアは深夜でも食堂が空いているので食事もできます。
ガソリンスタンドも24時間営業しているから給油も困りません。
今回はトヨタパッソを借りました。
本当はルーミーが借りたかったのですが、ダメでした。
事前に自転車を乗せて運ぶので背の高い車を貸してくれ!と言うと手配してくれるみたいです。
次からはそれでお願いしてみようかな。
18時30分に出発して11時30分に到着しました。
6時間走って到着です。ここでサービスエリアの食堂で味噌ラーメン味玉トッピングを。
お腹空いててあっという間に食べ終わり、歯磨きをして車中泊。
シートを倒して脚を伸ばして寝たいのですが、どう頑張ってもダメです。
パッソでは無理ですね。リアシートを倒してもフラットにならず自転車もホイール外して輪行袋に入れて積み込んだくらいです。
やっぱりルーミークラスの車にすればよかったな。
ベンチシートなので助手席側を頭にドアにもたれかかって膝を立てて寝てて、寝返りしたら膝がハンドルに当たって夜中にクラクション鳴らしてビックリ飛び起きました。
焦った。
車中泊してる人が周りにいたのに本当ごめんなさい。
その後、運転席に移動してシートを倒して寝てみるけどなかなかうまく寝れず。
ウトウトしてたら周りが明るくなって目が覚めたら4時半でした。
どう頑張っても眠れそうに無かったので、起きて歯磨きしてコンビニで朝食を買って出発。
早朝の中央道は車も少なく飛ばす車も少なくとても走りやすかったです。
岐阜県と長野県の県境にある「恵那山トンネル」はものすごく長く、いつ通っても早く出口来てくれ!って思います。
そんな恵那山トンネルを抜けると飯田市に入り中央アルプスを左に南アルプスを右手に雄大な景色が目に飛び込んできます。
中央道を走る飯田市から箕輪町あたりまでの区間がとても美しいです。
松本市に到着
恵那峡から松本市までは2時間半ほどであっという間に到着してしまいます。
ですが、岡谷ジャンクションを過ぎみどり湖サービスエリアであまりの眠さに仮眠をとりました。
ちょっと目を閉じただけなのに気がついたら30分も寝てました。
そのわずか30分で驚くほど体力が回復したので不思議です。
その後、松本インターまで長野自動車道を走るのですが、北アルプスに蓼科、霧ヶ峰などが見えて絵画のような景色が楽しめました。
受付会場は梓川ほとりの「梓水苑」です。隣のグランドが臨時駐車場になっていて広く車が停めれます。
僕はあまりにも早く着き過ぎたので、梓川の堤防を散歩して時間を潰しました。「特急あずさ」はこの梓川からきてるのかな?なんて思ってみたり。
川のすぐ側を歩くとさらに風が冷たくて、散歩どころじゃ無かったですが、綺麗な景色を見れて癒されました。
何にもないのですが、その何にも無さがとてもいいのです。
散歩を終えて受付会場に戻ってみたものの、まだまだ準備中で早くきすぎたなと。
しばらく待っていると、10時になり受付スタート。
受付ハガキと車検証を渡して、ゼッケンとヘルメットシール、参加賞を受け取ります。
事前に車検を受けて参加するので安心ですね。
さて、受付は終わったので後は翌日のイベントを走るだけ。
ですが、僕は兼ねてからどうしても走りたいところがあったのです。
なので、車に乗り込み1時間移動。
八ヶ岳へ移動
松本市から1時間走ると、諏訪湖周辺に行けます。
以前から八ヶ岳山麓か八ヶ岳を横断するメルヘン街道を通って麦草峠を越えてみたいと思っていました。
ちょうど4月21日に冬季閉鎖期間が終了して開通したとの情報が入ってきたのでこれはチャンスです。
ですが、麦草峠は標高2,150mありかなり寒い。
持ってきた装備は翌日走るために置いておかなければならず、少しの防寒具で標高2,000mからダウンヒルする根性はないので、安全に楽しむために八ヶ岳の裾野を走るルートに変更しました。
翌日AACR(アルプスあづみのセンチュリーライド)を走るために来ているので、体調を崩すわけにはいかないのです。
向かった先は長野県茅野市の岳麓公園
この場所は飯田市のブレアサイクリングの山崎店長が八ヶ岳一周をされたYouTubeで紹介されてたのでスタート地点にしてみました。
この動画を見て八ヶ岳一周してみたくなったのです。
岳麓公園は4月末だと桜も咲いててとても綺麗です。
駐車場は空いてたので、車を止めさせてもらえ公衆便所もあったのでトイレも済ませ、準備オッケーです。
今回のルートは茅野市から原村、富士見町、小淵沢を通って清里まで行き帰ってくるルートにしました。
八ヶ岳エコーラインを走ると景色がいいという情報があったのでルートに入れてみました。
八ヶ岳満喫ライドスタート
スタートしたのは11時50分。
まずはエコーラインを目指して走りました。
富士見町に入ったら、富士見高原スキー場を目指し鉢巻道路に入ります。
そして八ヶ岳高原ラインから山梨県立まきば公園を目指します。
この日は北西の風が吹いていたので、息は追い風、帰りは爆風向かい風と帰りが辛くなるのはわかっていましたが、この機会を逃すといつ走れるかわからないので、ライド決行しました。
最初のエコーラインは走りやすくて景色も良くため息しか出ません。
美しい山並みと抜けるような景色。もう何もかもが最高です。
流石に長野、山梨だけあってちょっと走るとすぐにヒルクライムが始まります。
エコーラインから高原ラインに登る坂道でデカい鹿2頭に遭遇しました。
僕の走る目の前をピョンピョン跳ねながら右から左の林で駆け込んで行きました。
ぶち当たらなくて本当によかった。
明日のイベントのためにレックマウントのベルをつけてたんだけど、ここで活用することになるとは。
恐ろしくてベルをチンチン鳴らしながら高原ラインまで上がりました。
まさかこんな所で活用できるとは
ちょっとしたハプニングもありましたが、アップダウンも多めで、ここに住んで走ればどこ走ってもトレーニングできるなと思うくらいです。
八ヶ岳高原ラインなんて上り基調のアップダウンでなかなか鍛えられます。
そして、登り切ると「まきば公園」に到着。
天気が良ければ、建物の左に富士山も見えるようですが、この日はあいにくガスがかかってて見えませんでした。
それでも、見晴らしのいい景色に感動です。
まきば公園から清里に抜けて、北杜八ヶ岳高原線をダウンヒルして八ヶ岳高原大橋へ向かいます。
強風が吹く中のダウンヒルは恐怖でしかありませんでしたが、なんとか安全速度を守りながら降りました。登った分下るのでなかなか急勾配を下りていきます。
道路が嫌いなギザギザの溝が掘っていあるやつだったので、怖いなぁって思いながら降りました。
ものすごい深い谷を横切るように巨大な橋がかかっています。
日産のCMでキムタクが車で走った橋だったような。
ここを強風の中走るのは本当に怖かったですが、景色は抜群でした。
休憩はセブンイレブン甲斐大泉西井出店で
八ヶ岳に来たのだから、オシャレなカフェで休憩してもよかったんですが、走ることが目的だったのでお店を調べてきませんでした。
ここは昨年、旅行でおとづれたコンビニだったのでなんとなく懐かしくて寄りました。
店内には愛読書の「八ヶ岳デイズ」が山積みされてました。
買って帰りたかったけど、自転車だから泣く泣く諦めて帰りました。
最新号欲しかったなぁ。
ここから、小淵沢の道の駅まで走りまたエコーラインを。
そして、富士見町の八ヶ岳ズームラインからまた鉢巻街道まで登り茅野の三井の森を抜けて岳麓公園に向かいます。
ズームラインからの登りがまた結構きつくて、平均勾配6.7%で距離が2.1km。
時間も7分30秒もかかりました。あ〜辛い。って思いながら登ってたんですが、カラマツの林が綺麗で、南からの太陽の光が入って美しい森の中って感じです。
でも、苦しい。
その後、無事に鉢巻道路に到着して西に向かって走りましたが、向かい風。
それに微妙に登っていくんですよね。
最後の三井の森のゴルフ場を走ってたら若いお姉さんとお兄さんがゴルフを楽しんでらして、「キャハハ!」「いいねぇ〜」なんて声が聞こえてくるんですよ!
遠目で見てるとゴルフウェアー着てるお姉さんが綺麗に見えてさ!
なんか、汗流しながら一人黙々と坂を登ってる自分が腹ただしく思えてきて、俺は何やってるんだ?
八ヶ岳まで来て一人「ハァーハァー」言いながら坂登ってただの変態じゃないか!
って思えてくるんですがゴルフ場抜けたら、そんな気持ちもおさまりました。
別荘地を抜けて、いよいよ岳麓公園に到着ってところでナビのルーツ引くの間違えて行き止まりに。
グラベルな道を自転車かついで抜けると正規のルートに戻れました。
やっとの思いでスタート地点まで戻ってきて、車が無事なのを見るとホッとしました。
終わってみると、2つのセグメントに名前を刻むことができました。
嬉しいですね!
距離は88kmで獲得標高1,586m
八ヶ岳を1周してたら獲得標高は1,800を超えてたみたいです。
次こそは絶対に八ヶ岳一周するぞ!
途中ナビにいれたコースを間違えてて別荘地の中を走ったりしましたが、次はもう少し上手に走れそうです。
初見のコースだったし、大好きな八ヶ岳なのでセグメント気にせず走ったのに、坂になるとちょっと頑張ってしまう。
でも、ちょうど踏みやすいギアを選択すると4.5倍とかで踏むことになるから仕方がないのかな?
30Tが使えるスプロケを用意してのんびり八ヶ岳を回ってカフェライドするのも楽しそうだ。
何度も行きたくなるコース。こうしてブログにまとめてても飛び出していきたくなる。
いいライドができて大変満足!
翌日はアルプスあづみのセンチュリーライド!二日間目も満喫するぞ〜
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