AtSky酷暑チーム練2020.07.19

トレーニング日誌

日曜チーム練、166km。金曜日にグループLINEへメンバーの一人からメッセージが入った。

「今度の日曜日は誰も走らないんですか?」と。

僕が「走ります!」と入れ、コースと集合場所、時間を入力する。

すると。

「僕も参加します!」「参加します!」「いきます!」と次々と練習大好きメンバーが名乗りをあげました。

メンバーを見ると毎回思う。あぁ〜着いていけるかなぁって。

今回のメンバーは

  • 隊長イナズマン
  • 安達コーチ
  • 田原統括
  • バイク、ラン、スイムとマルチにこなすマルチニスト田中さん
  • 弾丸スプリンター藤原親方
  • おじさんライダー義本
  • 計6名。

隊長が参加すると、間違いなく高強度トレーニングになり、中弛みしそうになると絶妙なペーシングで全体をコントロールされる。

そう、休む間がない(笑)

まぁ、そのおかげでみんなの体力が底上げされてるので、本当にありがたい。

今回は田原統括が360度カメラで記録してくれたので、編集が終了したらまた紹介します。

【練習会の動画が編集し終わったので貼り付けておきます】非常に楽しそうです!

練習会前日の夜

練習会前日の夜は、早朝忘れるので前日のうちにタイヤの空気圧を調整しておく。

電灯類の充電とサイコン、GARMINの腕時計の充電を忘れずに。

Di2のバッテリーは70%だから大丈夫。

ジャージとアームカバー、手袋にサングラス、ヘルメットのクッションを取り付けて、あとは寝るだけ。

練習会の当日は5時に起きるので10時には消灯。
これで7時間弱は最低寝れるはず。

だが、楽しみの前日ってなかなか眠れないものです。

明日が楽しみすぎて眠れない。
着いていけるか不安なクセに楽しみにしている…

これを世間では変態と呼ぶ。

練習会当日

その予感は的中し、朝方4時から10分置きに目が覚めてしまう。

4時45分で諦めて起床した。

食パンを二枚食べようと思ってたけど、なぜか1枚しかない!
しっかり食べて行かないと力が出ないけど、1枚に蜂蜜バターを塗って食べる。そしてコーヒー一杯。

この蜂蜜バターは絶品だ。
近所のスーパーに売ってて、バターを買おうと思ったら売ってなかなったので仕方なく買った一品。

仕方なく買ったのに、こいつは裏切らなかった!

極ウマ!

朝食を食べて、出すもの出して、スッキリしたらジャージに着替えて出発です。

お尻が痛くならないように、バセリンをたっぷりオケツの山と谷間に塗り込みます。

十分ゆっくり準備したのになんと、6時5分には家を出てました。

集合時間は7時。集合場所までは15kmほどなので、30分以内には着いてしまう。

案の定一番乗り。
パンと缶コーヒーを飲みながらみんなを待った。

今回のコース予定は

こんな感じです。

しかし、途中の峠が崩落してて通行止めになっていると言う事で、幹線道路をメインに走ることになりました。

獲得標高は1,200mくらいです。

全員集合して、朝食食べたりワチャワチャ言いながら時間を過ごします。

今日から隊長イナズマンもAtSkyジャージを着て参加。
これで全員チームジャージに身を包みました。

よく見ると田原統括の自転車に面白いものがついていました。

そうですinsta360 one R!

360度カメラが搭載されてました。
僕も欲しいと思ってましたが、実際に見ると購買欲求に火がつきます。

僕も買っちゃおうかなぁ〜。

ライドが終わったら編集して動画送ってくれるそうなので、今からとても楽しみです!

いよいよ出発!チーム練スタートです

まずはローテーションしながら宮津の天橋立を目指します。

穏やかな感じで1〜2%の上り基調のアップダウンを越えていきます時速は30Kmくらい平坦だと35Kmくらいです。

ローテーションもだいぶ上手くなって綺麗に回っています。

但東町の最後の峠、県境のところにある上りまで行くと、隊長イナズマンがダンシングで駆け上がってあっという間に消えていきました。

出発前にアタックポイントは行きはそこだけと話していたのを覚えていたのでしょう。

セグメントアタックはせずに、最後の上りだけを悠々と駆け上がっていきました。

先日、どうしてダンシングやアタックをかけるとき、スプリントをかけるときに上手く力が伝わらないか自分の体で調べてたら、どうやらスプリントの時やアタックの時はお尻の大臀筋や腿の外側広筋と言う筋肉にパワーの源があるのではと気づきました。

僕の場合は、その両方とも筋力がなく瞬発力にかけます。
また登坂のダンシングも腿の前の筋肉の大腿四頭筋が上手く使えていなくて体重を支えきれていないので、長い間踏めません。

これはダンシングで1kmくらいの坂を上がる練習をしなければ筋力がつかないなと、今回のチーム練で気がつきました。

前半は、非常にイーブンなペースで進んでいき、あっという間に天橋立駅に到着しました。

天橋立駅で集合写真

この時点でまだ8時過ぎ。1日は長い!

ここからは宮津の街を抜けて、宮津湾東の栗田半島を半分走ります。途中道に迷いながら178号線に戻り府道45号線舞鶴宮津線を走ります。

こいつがなかなかキツい。
隊長イナズマンはここを登ると車の多いところは走らなくていいと言ってましたが、本当はこのセグメントをアタックするつもりだったのだと気がつきました。

だって、途中「軽く峠をショートカットしたら車少ないです」とか「まぁ6分くらいの峠ですから〜」とか言ってたもんな。

僕は体がなんだか重たくてアタックをかける気がない。
セグメントに向かう緩斜面もなぜか踏めない…。

これはいわゆるバッドデイってやつだな。と思ってたら隊長がアタックを始めた。

なぜに僕の横からアタックをかける(泣)
体が動かなくてもアタックに反応してしまう僕…

そして1.9km、平均勾配6.9%のアタックが始まった。

後ろから黒に赤いラインのヘルメットが見えた。
登れるスプリンターの藤原親方が迫っている。

前にはイナズマン、後ろには藤原親方。
踏めないのにズンズン登っていく。

平均勾配6.9って結構キツい。

心拍が一気に185へ!

あっ、死ぬな、これは。
と思って踏むのをやめた。

そんな時、あいみょんの「君はロックなんか聴かない」が頭に流れた。

「僕の心臓のbpmは190になったぞ」

俺のbpmも190に届く!恋の歌なんか歌ってる場合じゃない!
このままいくとデスソングになっちまう!

落ち着け心の臓よ!

踏むのをやめると心拍は178まで落ちて来た。

なんとか頂上の舞鶴市の標識を越えてその先に待つイナズマンへ追いつく。

今日はダメだった。
踏めない日だと気付いた。アタック中止!

ライド終了後にセグメントの結果を見てみると

府道45号線アタック

タイム6分26秒となっていた。

府道45号線セグメントリーダーボード上位10名

この日、隊長イナズマンは6分を切り5分58秒を出していた。
それよりまだ速い人がいる。
こんな化け物についていたったら殺される。

僕は10位の人より5秒遅くランキング圏外。
実力はこんなものです。

由良川沿いをひた走る

その後は由良川沿いをローテーションでひた走ります。

だが、先ほどから体が熱っぽくて、全然踏めない。
ローテーションを回すもすぐに先頭を交代してもらう。

後ろでかなり休ませてもらった。

こりゃ早々に離脱かなぁって考えながら。

すると急に隊長イナズマンが、こっちの道に行ってみましょう!

と張り切り出した。

行き先は?綾部方面?

帰る気ないな(笑)

チーム練になるとなぜか元気になるイナズマン。

そして他のメンバーも比較的元気。

僕は一人グロッキー。

水も底をつきかけ、なんとかコンビニに駆け込みたいところ。
だが綾部に向かって走り続けても一向にコンビニの気配すらない。

むしろ進めば進むほど、田園風景と美しい緑の山並みが続いている。

「のどかだなぁ〜(笑)」と呑気に言っている間に頭が沸騰して意識が飛んでしまう。

綾部方面に走り続ける事20分。

やっと福知山方面の標識が見えた。

確かこの先にミニストップがあるはず!とみんなが言い始めその言葉を信じてトレインの後ろの方で体を休ませてもらう。

今日は助けてもらったなぁと思いながら集団で走るありがたさをかみしめる。

コンビニの近くの赤信号で止まってみんなの顔を見るとみんなの顔も若干死んでた。

この時の気温33度。

外に出て自転車乗ってる場合じゃないな。

水が底をつきかけててる。

その後、ミニストップの看板が灼熱の砂漠に突如現れたオアシスに見えた!

蜃気楼のように消えない事を祈りつつミニストップへ駆け込む。

冷房のきいた店内はもはや天国。

イートインスペースに陣取り。
マイ冷蔵庫と化したコンビニで好きなものを手にとり乾き切った体に投げ入れる。

水分に糖質にエネルギーになるものを手当たり次第放り込んだ。

みなぎるパワー!溢れ出る笑顔!冷える体!生き返る!

これぞコンビニ天国!

水分をこれでもかと飲み、ボトルもスポーツドリンクと水で満たし、元気いっぱいになりました。

みんなの表情も生き返っています。

ここで当初予定した大江山越えて宮津から帰るルートをやめ、国道176号線を北上し、府道63号線から但東町薬王寺へ抜けて平坦を帰るルートにしました。

おお!このルートなら頑張れる!

と思ったのはこの時だけ…。

でも、頭の中は平坦のイメージが強かったし、元気になった。

帰りは由良川を北上して途中途中由良川を渡り国道175号線を南下。

そしてちょっと大江山に緩やかに登ると思っていました。

僕はコンビニを出てから体が冷えて絶好調に。
復調していました。走れる喜びを噛みしめながら無理をせずに国道176号線を登っていきます。

最初はイナズマンがペースを作って登っていき、先頭交代しながら走っていきます。

安達コーチのヒーハーする苦しい呼吸を聞きながら、先頭交代していきます。

安達コーチ苦しそうって思ってたけど、ここから粘るのが安達コーチ!

ちゃんと登っていきます。

その後、先頭は僕に変わって前方は軽量チームがトレインをコントロール。

パワーウエイトレシオ3.5〜4.2倍くらいで登っていきます。

だが、この上りは直線で、ずっと先まで上りが見えるんです。

長い!
とにかく長い!

ただただひたすらクルクル回していくしかないのです。
ペースこそ命!

弱虫ペダルの小野田坂道ばりにクルクル回しながら登っていきます。

アニソン歌ったら速く登れるのか?
こんな時にアニソンなんか出て来ません。

なぜか脳裏をヘビーローテーションしてたのは中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」

渋い。

おじさんは銀の龍の背に乗ってこの坂を登りたい。

ただ、前に見えるのは銀の龍じゃなくて、足元から頭上に伸びる熱く黒いアスファルト。

なぜか風も止んで体感温度も上昇中。

トンネルを抜けて少し降り、ちょっと登ったら左カーブでこの長い坂ともお別れだ!

と元気出して登りました。

が…。

最後のセグメント

待ち構えていたのは最後のセグメント(笑)

実はここのKOMは僕が持っていました。
だが、今日でお別れのようです。

だってイナズマンがいるんだもん。

ただアタックは今日はやめておこうと思ってましたが少し調子が回復して来ていたので、迷ってました。

すると案の定、イナズマンが僕の横をすり抜けていきます。

そして迷う事なく体は反応。
今日はピタリを後ろにつかせてもらいました。

すると、まぁ登る登る。

このペースで行っちゃうの?って感じで走っていきます。

彼の体には何か自家発電機でも入ってるのか?と思うくらい何発もアタックがかけれます。

はぁ、また心拍が180を越えて来ました。

でも、不思議とペダルにパワーをかけれます。

距離が2.4km、平均勾配7.1%。

結構あるのね。

そんな坂道を平均時速20kmで駆け上がっていきます。

前半は緩斜面なのでドラフティングも効くからついていくしかありません。

でも、途中からついてばかりだと申し訳ないと思って前に出て引きました。

今思ったら前に出る必要はなかったと。
だって僕より速いんだもん。

しかし、前に出たからにはオールアウトまで踏んでやろうと思いました。

これが意外に踏めるもので、息も上がって苦しいのにパワーが落ちませんでした。

あと一個カーブ曲がったら少しいって終わりだ!と遠い記憶を頼りに最後の力を振り絞って前を走り続けました。

そして曲がって見えたものは…

もう一つ斜度が上がって伸びる坂道。

間違えた…

完全に間違えた…

最後の力を出すところ間違えた…

もう登れない。

最後の斜度は8%から10%

ここからは合図してイナズマンに出てもらいました。

あとから聞いたらイナズマンも間違えたって言ってました。

ここで止めたらなんか嫌だと思って彼も苦しいけど踏んだって言ってました。

ここで踏めるのが実力の差。

僕は立ち上がることが出来なかったけど、彼はダンシングして駆け上がっていきました。

僕も最後のところでダンシングして自分の中で最後のあがきを見せました。

つかの間のKOM

保存が僕の方が早かったので束の間だけどKOMを取れました。

以前持っていたのが僕ですが、その時より速かったと言うことです。

一年の成長

ここを走ったのが、ちょうど1年前の7月だったようです。

そこから28秒もタイムを縮めていました。

平均出力も5倍近く出てます。

歳とっても成長できるんだなぁ。

まぁ、イナズマンの後ろをついて走ったドラフティングの効果はでかいと思うし、競い合って登った方が速いですね。

彼には感謝です。

KOMの塗り替え

そして、イナズマンが保存してKOMの塗り替え。
タイムは僕よりもさらに23秒も速かった!

後ろ姿を見送りながら彼の走りを見ましたがそりゃこのタイムも出るわな〜と納得。

あとで、義本さんかなり強くなってますよ!ってお褒めの言葉を隊長殿からいただきました。

最後は、ここから下り基調の平坦コース。

気持ちの良いローテーションで帰路に着きます。

ちょっと元気になったのでズンズン踏んでやりました。

だがみんなも元気になってました。

安達コーチが先頭に行った時、後ろから保冷車が抜いていきました。

その保冷車に反応してペースアップする安達コーチ!

誰とトレイン組んどんねん!

一気にペースアップして中切れ発生。

僕の前で田原統括が千切れた。

これはいけないと僕が前に出て、「田原さん入ってください!」と言ったが「だめだ千切れます!」って。

「田原さ〜〜〜〜ん」と涙のお別れ。

安達コーチの鬼引きは続いていきます。

それを受け継いだのがマルチニスト田中さん。

容赦無くTTポジションで引き続け、どんどんローテーションしてペースを上げていきます。

この時45kmよりもっと出てたと思います。

と、その時、後方からイナズマンの隊長アタックが!

なんちゅう速度で飛び出るんじゃい!

と思ったら、弾丸スプリンター藤原親方がすかさず反応してマグナム弾を打ったかのように素っ飛んでいきました。

僕はそれを見て興奮して勝手に着火!

二人を抜き返したまでは良かったけど、スプリントしたことなかったので、抜いた後に大ブレーキ(笑)

二人にあっさり抜き返されて終了。

あとで平均速度見たら僕で距離8.6kmを時速46.9kmで走っていたようです。

車やんか。

隊長イナズマンと藤原親方はもっと出てます。

あ〜怖い。

でも、スプリントって面白いです。
ちょっとクセになりそう。

もう少し体幹鍛えないと、踏み込んだ時に体がぶれて危ないので練習が必要ですけどね。

そのまま皆合流して帰路に着きました。

練習データ

166km走って獲得標高も1,000m超えてるけど平均スピードが31.7kmはチーム練習だからですね。

集団走行だとスピードを維持しながら走れるのが良い練習です。

ペダリング等データ

最大心拍197って死んでますね。
腕時計の光学心拍計が合っているのか?怪しいですがこんなもんらしいです。

最大出力829wは最後のスプリントかな?
僕にしては上出来です。

CTL

今回のライドでCTL87.5になりました。

結構頑張って練習してます。

この調子で頑張ってチーム練で鍛えてもらおう!

次の練習が楽しみです。

追伸:勝手に変なあだ名をつけてゴメンね!とチームメンバーに謝っておこう。普段は普通に名前で呼んでいるので読者の皆さん、誤解の無いようにお願いします(^-^)

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