心配された天候は?
台風が二つも来てた2019年9月8日(日)、コウノトリチャレンジライド2019は開催された。
天候のことを気にしてちょくちょく週間天気予報をスマホで眺めていたのだが、曇りになったり、雨降りになったり、晴れになったり、天気予報も定まらないまま2日前に晴れの予報で固まった!
よし、これで当日の天気は大丈夫!
いや、待てよ!気温が35度?これはまずいと正直思いました。
台風の影響でフェーン現象が起きて暖かく乾いた下降気流の影響で気温が上がる可能性が非常に高いなと思いました。
当日はボトル2本体制で行こう!脚が攣ったらアテンドにならないですからね!
1本にはスポーツドリンク、1本には水を入れ準備完了!
いつも使うツール缶は今回はやめて、サドルバックに変更しました。
ボトルはキャメルバックを使っているので600ml入ります。
2本で1200ml!ボトルも入れたら1.5kg。サドルバックも入れたら2kgの増量。完全に坂登れません!これだけで1時間の坂道で2分弱のタイムロス。
それでも体調最優先です。
出発は6時半。友達と自走で会場まで向かいます。
5時に起床してカーボローディング。
パスタを1.5人前、前日に茹でてオリーブオイルと絡めて冷蔵しておきます。5時に起床してパスタをレンチンし、味付けは永谷園の「松茸の味お吸いもの」これは非常にあっさりして出汁がきいてて美味しいです。
レンチンしたパスタにふりかけて完了!
もっと美味しく食べるには、少量の湯で溶いてかけると具もフリーズドライから復活してもっと美味しくいただけます。
こいつです!
調べてみると、なんと「はまぐりの味」もあるんだとか!こいつは食してみたいと思いました。
次は「はまぐりの味」もチャレンジしてみます!パスタによく合うのでオススメですよ!
ここで、食パンも食べてエネルギーを蓄えておこうと思ったのですが、朝5時に起きて内臓が動いてない状態でパンはもう喉を通りませんでした。
僕の自転車は家には置いていません。
整体院にひっそりと置いてあるので、5時半に薄暗い街をママチャリで走り整体院に向かいます。
前日の内に準備万端ですので、あとはジャージに着替えるのみ。
サドルバックを取り付け、ボトル二本を装着していざ出陣!
玄関まで自転車を担いで持っていく。
重い!
しかし、こぎだすとそこまで重さは感じないから不思議です。
山陰海岸ジオパークコウノトリチャレンジライドは115kmで獲得標高が1300mと、なかなかの走りごたえがあるコース。
集合場所のLAWSONに行くと、すでに一人到着していました。
残り3名到着者たら会場の城崎中学校を目指します。
距離にして15kmくらい。30分もあれば到着です。
朝から頑張らなくてもいいんですが、追い風だったのでついついペダルを回す足に力が入ってしまいました。
ちょうど、会場へ向かう道がストラバのセグメントになっていたので、終了後に見てみたら、上位3〜7位まで朝の会場への自走組が入ってました。ちなみに2位はチャレンジライド実行委員さんです!
朝から頑張りすぎたかもしれません。
集合から開会式まで
城崎中学校に到着したAtSkyのアテンドメンバー
会場にはもうすでにたくさんの参加者が来ていました。
アテンドスタッフの整列!みんな頑張ろうね!
それにしてもこのポーズは一体なんなんだ?(笑)↓
出発前のブリーフィングはアテンド皆が整列します。
出発前にゲストライダーの「けんたさん」を囲んで集合写真を撮りました!
朝8時!いよいよスタートです!
僕は第2グループの先導を任されました。
昨年までは一人でしたが、今年から2名体制になったので非常に心強いです。
スタート前に自己紹介をして「安全第一で積極的に声を出して注意喚起しましょう」と説明してスタートしました。
スタート地点に着くと、参加者の方から声をかけてもらって、以前一緒に走った方が僕のグループで走ってくれることになりました。
2年ぶりに会えたのでとても嬉しかったです!
このイベントで知り合いになれたので、自転車って本当に交友関係が広がる最高のコミュニケーションツールだなと改めて思いました。
自転車やっててよかったです!
僕たちの他にも、大阪のシルベストサイクルの皆さん、滋賀のチームの皆さん、地元チームのクラムシフトの皆さん、その他有志の皆さんで先導を務めました。
シルベストサイクルの山崎統括(元オリンピック選手)、箕面キューズモール店店長藤岡さん(元プロライダーで店長選手権2位)、そして知花さん。この3人の脚を横目で見ながら、どうやったらあんな脚になるんだ?と考えたりしてました。まぁ練習しかないのですが(^_^;
第1給水所は安木
第1給水所は香美町の安木という海水浴場です。
ここまで35分くらいで移動しなければならず、序盤から小さい峠を4つ超えていかなければなりません。スタートからいきなり6%くらいの勾配の坂で速い人でも6分、普通の人なら10分近くかかります。
スタートしていきなりの坂なので、はじめにいた30人の参加者が一気に10人くらいになってしまいました。
まさに「ふるいにかけられる」そんな感じの出だしです。
僕達もタイムスケジュール通りに走らないといけないので、結構頑張って走りました。ついて行けなかった皆さん御免なさい!
そして、急いで給水してスタートしたので写真も撮り忘れました。
給水のお世話をしていただいた、香住観光協会の皆様ありがとうございました!
第1エイドスターション(竹野町森本)
ここで初めてのチェックポイントです。
竹野町森本のエイドステーションでは「但馬牛おこわ」と「うどん」が用意してありました!おこわ最高に美味いです!
そして冷たいうどんもツルツルと越しが良くてあっという間に食べました。
出汁も飲み干して程よい塩分補給です。
スポーツドリンクをボトルに入れてこれから登る水上峠に備えます。スタッフの皆さんの笑顔に癒されてしっかり補給することができました!
最大の難所「床瀬の水上峠」
このライドの最大の難所は第1エイドステーションを出発して緩斜面を8kmほど進んだ後に現れる平均勾配6.7%、最大勾配12〜13%、距離3.1km、獲得標高211mの水上峠です。
練習で走ってもここは迂回して走りたい峠なのですが、僕のグループの参加者さんはもろともせずついて登って来られます。
ここもストラバのセグメントになっていて、合計695人の挑戦者がいます。
その中で僕は13位とかなり頑張っている方ですが、参加者さんは普通についてくるのです。
レースじゃないのに頑張って踏んでしまいました。
登り切って、この表情!僕はヘルメット歪んでます(爆笑)
神鍋道の駅で給水
水上峠を越えると後は下り道。
冬は雪で閉ざされる道路なので路面ガタガタです。
ちょっとした坂道を登ると道の駅に到着です。
銀杏並木がとても綺麗な道を通ります。
神鍋道の駅は給水所なのでお水と羊羹をいただきました。高原なので少し涼しいかなと思ったけど暑い!
次なる目的地は但馬空港
地元の人ならわかるのですが、このコースで但馬空港に登る意味がよくわかりません。どう考えてもわざわざ寄る感じなのです。
ここにこのコースを考えた実行員の方の参加者の皆さんに少しでも楽しんでもらいたいという意図が見えます。
ただひたすら苦しいだけですが(笑)
但馬空港も給水ポイント。ここではエネルギージェルもいただきました。生き返ります!
一緒に走ってきた参加者さんと、追いついてきたアテンドと一緒にパチリ!
この先の第2エイドポイントまでは比較的フラットな平坦区間。
アテンドパートナーがガンガン引いてくれて脚を休めることができました。
昨年までは一人でアテンドしてたのですが、今年から二人体制になって非常に助かりました。
でも、来年からまた一人に戻るかも〜
第2エイドステーション(出石寺坂LAWSON)
いつもこの平坦区間は向かい風に悩まされる区間ですが、今年は比較的穏やかな風だったように思います。
付き位置にいたのであまり感じませんでした。先頭を引いてくれた田原さんありがとう!
出石といえば城下町、そして皿そばが有名です。
なんとエイドステーションではその皿そばが一人2皿振る舞われます!薬味をのせてとっても美味しくいただきました。
お蕎麦最高です。
8時に出発して、出石に到着したのが11時48分。
気温もボルテージもMAXで、頭がほんのり痛かったです。熱中症が出始めていました。
急いでLAWSONに行ってポカリスウェットとクーリッシュ(アイスクリーム)を買い体の中から冷やします。アイスクリームがたまらず美味かったです。
第3エイドステーション(お菓子の神様「中島神社」)
第3エイドステーションに到着するには「さくら街道」という峠を一つ超えなくてはなりません。もう始めから峠だらけ!
距離2.9km、平均勾配4.5%(後半は7〜8%)、獲得標高134mの楽しい坂道です。
暑い苦しい中、仲間のアテンドに「部活組は張り切って行ってください!」と送り出されたので、張り切って登ってしまいました。
これも、参加者の皆さんに喜んでもらうため!後ろについてもらって苦しみながら楽しく坂を登ります!
僕は限界で登っているのに、普通に話しかけながら登ってくる参加者の方々。
死ぬっちゅうねん!
でも手は抜けません。なんとか登り切りました。目指すはお菓子の神様中島神社!早く休みたい!
中島神社では冷たいチューペットのご褒美とブドウにスポーツドリンク、クリームパンを食べペコペコに空いたお腹を満たしました。
スタッフの皆さんがいてくれるから頑張って走れます。
あとはゴールを目指すだけ!
ここから残り13km。もうゴールしたようなものです!
田んぼ道を駆け抜け、玄武洞を越えて、豊富な水をたたえる円山川を左に見ながらいつもなら向かい風にやられる直線道路も今年は微風で迎えてくれました。
ゴール115km完走
城崎の街へ帰ってくると、街中をパレードランでゆっくり走ります。
商店の方々や街を歩く観光客まで手を振って迎えてくれます。こんな気持ちいいゴールはありませんね!
まとめ
今年は猛暑言うか、酷暑というか、気温38度と灼熱のライドで脱水症状になったり熱中症になったりする人もいる中、リタイヤが130名もいたようです。
しかし、スタッフの皆さんのサポートのおかげで1台も救急車を呼ぶことなく無事故で終了できたと事務局から報告をいただきました。
今年で3回目のアテンドスタッフをさせていただきました。
毎回緊張して走るのでいつも一人で走るより数倍疲れます。それでも一緒に走る参加者の皆さんが少しでも楽しんでいただけるように、前を懸命に引かせていただくことに喜びを感じています。
また来年も多くの参加者を迎え開催されることを祈っています。
あなたも、ぜひコウノトリチャレンジライドを走り完走してみませんか?
山陰海岸ジオパークからの挑戦状を受け取ってください!
僕も全力でサポートさせていただきます。待ってますね!
追伸
大会終了後、アテンドスタッフで慰労会をしました。
大会の反省や自転車に対する思い、そして親睦を深め大笑いしながら夜はあっという間に更けていくのでした。
最高の仲間と今年も一緒に走れてよかったです。
また飲みましょう!
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