八ヶ岳高原ロングライド初参加|輪行旅|その2

ロングライド

兵庫県豊岡市から電車で長野県塩尻市まで移動した初日。そこから二日間諏訪地方を自転車で走り諏訪を楽し見ました。

日曜日にはいよいよ、八ヶ岳高原ロングライド。距離106km、獲得標高2,349mと走りごたえ十分なイベントです。

まずは前日の受付からイベントは始まります。さあどんなロングライドイベントなのだろうか?胸が高鳴るぞ!

八ヶ岳高原ロングライド前日受付会場は?

メイン会場となるのは山梨県北杜市高根町清里にある「清里の森」。まずはここに向かうことにする。

宿泊地の諏訪市から晴れてたら早朝出発してメルヘン街道を越えて野辺山から向かおうと思っていただけど、早朝から降ったり止んだりの天気だったので自転車での移動はやめることにしました。

諏訪市の路面は水たまりこそあるものの、路面は比較的乾いてたからいけるかな?と思ったんだけど、北杜市の天気予報は午後から本格的な雨ふりのようだったので無理するのはやめました。

電車で清里まで移動開始

荷物をまとめて、前日と同じように朝マックで朝食。
二日連続で同じ場所で朝食をするとなんだか、この地にも馴染んできた感じがするから不思議。

ホテルの近くにバス停があるので、バスで上諏訪駅まで移動しようかと考えたが、バス停には雨宿りする場所がないので、自転車を輪行袋に入れたまま雨の中立って待つわけにもいかないし、タクシーを呼ぶことにしました。

自転車を乗せれるくらいの大きめのタクシーを呼ぶにはどちらがいいか、ホテルのフロントで聞いてみたら、「アルピコタクシー」がいいよ!と教えてくれたので、アルピコタクシーに連絡。

電話口に出てくれた方に自転車を乗せたいのだか、と言うも上手く伝わらなかった。とりあえずタクシーを回してもらうことにした。

実際に到着したタクシーはよくある小型普通車のタクシー。トランクルームを開けてもらうが自転車は予想通り入らなかった。

仕方がないので、後部座席に乗せてもらうことにして、僕は助手席に座った。運転手さんと話をしながらバスで移動するか悩んだがタクシーで正解だったと思う。

タクシーで茅野駅まで送ってもらい、JR中央本線の甲府行き普通電車に乗り込んだ。
茅野駅から北杜市の小淵沢駅まで行ったら、小海線に乗り換える行程。

茅野駅を出発して途中、青柳駅、すずらんの里駅、富士見町、信濃境駅を通り過ぎる。なんとも言えないいい景色。

小淵沢まで30分程度で到着する。小淵沢に到着したら高架橋を渡り隣のホームへ移動する。そこには小海線の電車が待っていた。単線のワンマンカーの高原列車。今から乗るのが楽しみ。

まずは小海線に乗り、甲斐大泉駅で降りて今夜泊まる宿に自転車や不要な荷物を預けていく。そしてもう一度電車に乗って清里駅へ向かうのだ。

小海線に乗ると眼下に北杜市の街並みが見えてくる。ガスのかかった南アルプスは半分以上雲の中。しっとり濡れた路面を見るとさっきまで雨が降ってたんだなと思う。

八ヶ岳と南アルプスに挟まれたこの地域は国道20号線の甲州街道が一番低い辺りになるのだろう。だから視界が開けて雄大な景色が見えるのだと思う。

標高2,000m〜3,000mの山々に挟まれた景色を見ているだけで、なんだか心がフワッと軽くなり景色に吸い込まれそうになる。

電車はどんどん森の中に入っていって、緑のトンネルを潜り抜けていく感じ。時折、車窓から見える家々は別荘地なんだろうと思われる。

こんな森の中に生活するとなると、生活必需品ってどうやって調達しているのか?歳を取ったらどうするんのか?と疑問がわくけど普通に住んでる人がいるのだから何とでもなるのだろう。

ポツンと一軒家の番組に出てくる山の中で暮らすお年寄りもみんな何となく生きていけているもんな。

そんな事を考えてたら、甲斐大泉駅に到着。電車を降りて、今乗ってきた電車が通り過ぎると駅舎のある反対ホームに渡れます。線路の上を直接歩いて渡るようになっている。

僕が暮らしていた所の最寄り駅も昔はそうやってホームに渡ってたなぁと懐かしくなりました

今夜お世話になるのは、甲斐大泉駅から徒歩で3分くらいのところにある、甲斐大泉温泉パノラマの湯の隣に併設されている「八ヶ岳いずみ荘」。お風呂もトイレも部屋にはないが、昔ながらの旅館って感じの建物で妙に安心感があります。。

ここで、フロントの方に無理を言って受付が終わって帰ってくるまで自転車と荷物を預かってもらった。

そのまま、また甲斐大泉駅に戻り清里駅まで電車で移動します。距離的に6kmだから歩いても1時間半でいけちゃうんだけど、すごい坂道なので迷わず電車を選びました。

甲斐大泉駅

こんな感じの駅舎なのですが、近くのホテルに向かうバスやタクシーにも乗れちゃいます。

ここから目的の清里駅まではひと駅。あっという間に到着です。

清里駅で昼食

清里駅といえば、昔は高原の原宿と呼ばれていた場所で、おしゃれなお店も多くありました。

その後バブルが弾けて、廃れ一時期は廃墟のようなお店跡が沢山あって何だか勿体無い町だなって思ってたんですが、最近は少しずつ改修されて、以前のようなオシャレで可愛い町が蘇りつつあります。

清里といえばこちら「MILK POT」復活です

清里といえばミルクポットが有名でしたが、数年前まで廃墟になっていました。
今は綺麗に改修されて復活しています!感激!

清里駅について駅前の喫茶店で昼食を食べました。この辺りで食事となるとROCKでカレーでも食べたくなるところですが、たまには入ったことのないお店で食べてみようと行ってみました。

清里駅前「しらゆり」の和風ハンバーグランチ

K’s cafeでパスタランチでも食べようかと思ったのですが、口がハンバーグだったので道を挟んで斜め向かいの「しらゆり」へ。ナスの素揚げが美味しくてハンバーグもあっさりとしてました。

清里の森で八ヶ岳高原ロングライドの受付

昼食も終えたところで、徒歩10分の清里の森を目指します。駅の北西へ向かって北杜富士見線を歩いていくと10分ほどで到着しました。

清里の森に到着するとカフェや洋食屋さんもあって、こっちで食べれば良かった!って思いましたが時すでに遅しです。

森の音楽堂というところで受付をして翌日のイベントのゼッケンをもらいます。ゼッケンはヘルメットと背中につけます。

八ヶ岳高原ロングライド受付会場

こちらに到着してしばらくするとオープニングイベントがあり、大会関係者の皆さんから熱い歓迎のお言葉をいただきました。

皆さん北杜市愛が強いです。本当にいい街だなと思います。自分の街を素直に好きと言えるみなさんが素晴らしいです。

地元のよさこいグループの迫力ある演舞も見せてもらい気分も上々。

八ヶ岳高原ロングライドのコース紹介と攻略法

オープニングイベントの中で日本サイクリングガイド協会公認ガイドマスターの田代さんとトライアスリートのエース栗原さんの説明を聞きました。

田代さんは全日本選手権2回優勝とアテネオリンピックにも出場されたオリンピアです!すごい人がガイドで来てくれてるんだなと感動しました。

交通ルールの徹底や声掛けなど基本的な事を聞いて、改めて大事な事だよなって思いました。

速く走れるようになると自分の技術に過信してしまうところがあるけど、一人で走っているわけじゃないからみんなが意識しあって楽しいイベントにしていかないといけないなって。

もし、辛そうな人がいたら全力で励まそう!と心に誓ったのだった。

エース栗原さんの説明によると、スタートしてすぐ2kmは上り。その後前半はほぼ下り。後半はアップダウンをしながら進んで、終盤の30kmはずっと上り!

という事だった。説明ザックリすぎるやろ〜!笑

まぁ、でもそんな感じだな。あとはソロで参加してるから、どれだけ楽しそうな足の合う人と走れるか?が大事かな。

田代さんと栗原さん二人の話を聞いて早く明日にならないかなぁって気持ちでいっぱいです!

ワコーズ洗車セミナー

イベントの中でワコーズさんから簡単洗車のショートセミナーを聞きました。

僕も持っているチェーンクリーナーとフォーミングマルチクリーナーを使って簡単に洗車できるとの話だった。僕も持っているけど正直使い方間違えてた。

チェーンクリーナーでブワッと油汚れがつく所に吹きかけて油を浮かせて拭き取って、フレームやハンドル周りなど全体をフォーミングマルチクリーナーを吹きかけて汚れをうかして拭き取るだけ。

あとはチェーンにオイルを刺して終了!

なんて簡単なんだ!旅から帰ったらやってみよう!と思って、実際に旅から帰ってやってみたら無茶苦茶簡単だけどすごい綺麗になった!汚れもよく落ちるし何より自転車がピッカピカで気持ちがいい。

僕が持ってないのはチェーンルブのスプレーくらいかな。今度買ってみようかな〜。

チェーンクリーナーとフォーミングマルチクリーナー持ってて良かった!それからと言うものライドから帰ったら磨いてます。いつもピカピカ!ときどき水道使って洗車するくらいでいいかな。

本当にいい話聞かせてもらって助かりました!ワコーズさんありがとう!

受付と前日イベント終了!宿に戻る

無事に前日の受付とイベントが終了したのですが、イベント中ずっと強烈な雨が降っていました。

これは清里駅まで帰れないかも。と思ってたら隣に座ってたおじちゃんが駅まで乗せてくれると言うので助かりました。

で、駅に着いたらものすごい霧。と言うかきっと雲の中だったと思う。

列車も濃霧の影響か、かなり遅れて到着しました。ひと駅だからあっという間に到着。

宿にチェックインを済ませると、自転車や荷物は部屋に運んでおきましたと。

早速、浴衣に着替えて併設のパノラマの湯へ疲れを癒しに行きました。結構広いお風呂でマグネシウムが効いているのが上がった頃には疲れがかなり和らいでいました。

温泉から上がったらそのまま食堂であっさりきつねうどん。これがまたコシがあって非常に美味しかった。

なぜか、隣のテーブルで食事を済ませた年配の女性が紙を切ったり貼ったり作業している。作業はいいのだがずっと「うんうん、うんうん、うっ、うっ!」って声出しながら作業してて気になって仕方がない。

食事後は八ヶ岳高原ロングライドに向けての準備。

部屋で自転車組み立てられないから、明日起きたらすぐに玄関まで持って行って組み立てられるようにしておく。

ジャージも準備して朝着替えられるように。着替えを詰め込んだらサドルバッグも準備オッケーにしておく。

問題はちゃんと寝れるか?だな。イベント会場の清里の森まで6kmだけど朝から会場までヒルクライムしなければならないから集合場所まで30分かかるし5時50分には宿を出発したいところ。

と言うことは5時には起きて準備だな。なので10時には消灯した。それまでの時間はAmazonプライムを見ながらポリンキーを食べのんびりと過ごすのだった。

そして朝、4時30分起床

高原の朝は寒いのか?と思ったけど思ったより寒くなかったです。

トイレと歯磨きを済ませ、ジャージに着替えます。天気は良いみたいなので八ヶ岳高原ロングライドを存分に楽しめそうです。

館内は土足禁止なので、サドルバッグに荷物を詰め込み、自転車を玄関に移動。そしてホイールを装着しサドルバッグを取り付けて準備完了。

おっと、ボトルに水を入れておかないと。自販機でお水を買ってボトルに補充。

これで準備完了だけど、朝ごはんを食べてないので、宿の近くのセブンイレブンに移動します。

宿はJR小海線甲斐大泉駅から徒歩3分ほどのところにあり、宿を出たら駅から伸びる県道28号線を南下し2分の所にセブンイレブンがあります。ここで塩おにぎりと焼きそばパンとホットコーヒーを買いました。

焼きそばパンが美味しくてたまりません!

そういえば、この近くのリゾートホテルGrandMercure八ヶ岳に整体師仲間と泊まったよなぁ!って思い出しました。

八ヶ岳のコンビニには「八ヶ岳デイズ」という雑誌が置いてあって、八ヶ岳に来ると毎回新刊を買って帰るのですが、今回は自転車輪行だったので買えませんでした。ちょっと立ち読みしましたけど、毎回八ヶ岳の魅力が詰まってて何度もページをめくりたくなるのです。大好きな雑誌です。

僕が雑誌を買うことはほとんどないのですが、この八ヶ岳デイズだけは躊躇せず買います。

さて、お腹も満たしたところで清里の森を目指しましょう!予定通り5時50分にコンビニ出発。
30分もあれば清里の森に着くので集合時間にピッタリです。

出発してすぐに見えるのが八ヶ岳高原大橋!黄色い橋です。この景色が絶景なのですが、朝は霧に包まれていて、それはそれは幻想的な世界でした。

八ヶ岳高原大橋

この橋の下は渓谷が見えるのですが、高すぎて下を覗き込めません!高所恐怖症なんです!

遠くから見る分には綺麗だけど、ここを自転車で渡るのは結構怖いですね。風で煽られたら谷底へ真っ逆さまって想像してしまうのです。

そして、ここから4kmほど勾配8%くらいの上りが続きます。キツイです。朝から坂はキツイです。
でも振り返ると絶景。隣を見ても絶景です!まぁ何を見ても絶景なわけです。

清里の森スタート地点に到着

しばらくすると清里駅周辺に着いたので、やっとゴールです!ではない、ここがスタートなんですが。
目的地の清里の森へ入っていくと、昨日もここに来たよなぁ〜って周りを見渡しますが、荷物受付場所の音楽堂が見当たりません。昨日来たのに、もう場所がわからない。

僕の他にも、もう一人同じように迷っている人がいる!良かった一人じゃない!

ガードマンに聞いてようやく場所が確認できた。急いでサドルバッグを預けてタイヤの空気圧を確認する。でスタートラインについてみるともうすでに速く走る人のスタートがいっぱいに!

みんな早いなぁ。

八ヶ岳高原ロングライドスタート地点

いよいよスタート!

開会行事が終わって、午前7時から大体20名ずつくらいスタートしていきます。今回はグループライドなので各グループにガイドライダーの方が何人もついてくれるのです。これは非常にありがたい。

3年前まではレースに出てたけどここ2年ほどはレースには出てません。ですが何となくスタートって緊張するんですよね!楽しみでもあり、少し不安でもあり、初めての人、自転車スキルがバラバラの人と集団走行するのはやっぱり少し不安でもあるわけです。

で、いよいよスタート!最初はのんびりスタートして軽く下ります。そして交差点を右折するといよいよ最初の山場!2kmのヒルクライムです!いきなり山場が登場するあたりが高原ロングライドの醍醐味なのかな?と。

そんな時、ガイドリーダーでオリンピアの田代さんとご一緒させていただくことができて色々お話を聞かせていただきました。スタート序盤から贅沢な時間です。

そして、しばらくゆっくり登ってたのですが、だんだんグループの先頭と離れてしまったので、ちょっと追いつくことにしました。

最初の坂はウォーミングアップみたいなものなので、あまり飛ばしたくありません。後半にお楽しみは取っておくのです。

スタートしてすぐのこの北杜富士見線の坂を登りきると左折して八ヶ岳高原ラインという絶景ロードが待っています。

いきなり眼下に東沢大橋、通称赤い橋が見えます。紅葉の季節なら紅葉と相まってとても綺麗な景観なのですが、緑の中の赤い橋もなかなか美しいですね。

そして、小さなアップダウンを過ぎると山梨県立牧場公園が見えてきます。

この公園に来ている人たちがみんな一斉に手を振ってくれるので、まるでUCIのレースに出ている気分になれます。

ここからは高原ラインを降って少ししたら、僕が昨日泊まった甲斐大泉駅の方角へ坂を下っていきます。

左手に今はもう亡くなってしまいました柳生博さんがやっていた八ヶ岳倶楽部が見えます。ここのフルーツティーが美味しいんですよね!パイシチューも好きです。また食べたい!

そしてまた左手にヴィラアフガンが!ここのカレーも美味い!ってこの通りはまさにグルメ通り!

甲斐大泉駅の少し下にあるパノラマ市場の通りを進み森の小道といってもいい、気持ちのより「泉ライン」を小淵沢方面に走ります。雨上がりの森の道は路面が濡れて落ち葉も相まってスリッピーな道路。

初見の道は安全第一で下っていきます。何人かのライダーさんを引き連れて気が付けば先頭を…。地元でアテンドを何度かこなし、チーム練習で集団走行をやってた甲斐がありました。

そして三分一湧水で有名な甲斐小泉を過ぎたら小淵沢カントリークラブ方面へ舵を切ります。この辺りも名も無き坂が待ち構えアップダウンを繰り返す。

そして、僕の膀胱は振動に耐えていました。

何とかギリギリ耐えれるくらい。あぁトイレ行きたい。って心の声が漏れた時、後ろから「俺も」って声が!笑

一気にチーム感が増しました。笑

コースは八ヶ岳高原ラインに合流し、道の駅こぶちさわの隣に設置されたエイドステーションへ。ですが、エイドステーションへは行かず、道の駅のトイレへ直行です。あ〜〜っ!開放感がたまらない。

その後エイドステーションに移り、パンとコーヒーを頂きながら一緒に走った皆さんと談笑。

ここで、エース栗原さんを発見して写真を撮ってもらいました。

エース栗原さんと記念撮影!

それほど寒くはなかったのですが、下り基調なので念の為ウインドブレーカー着てます。

第1エイド終了〜白州を駆け抜け武川の第2エイドへ

「第4班出発します」とアナウンスがあったので、準備して4班に。どうやら僕は4班にいたらしいです笑

知りませんでした。

ここからは山梨県馬術競技場の前を通り、星野リゾートの、リゾナーレ八ヶ岳の前を通過してインター白州ラインを下ります。

結構いい勢いで下る道なのでここもまた安全第一で。途中ループ橋がありグルッと景色が回り面白い感覚で下っていきました。

ここで八ヶ岳の南麓に別れを告げて、次は南アルプスの麓、白州地域を走ります。

この辺りにはサントリー白州蒸留所があったり、シャトレーゼ白州工場があったりと美味しい水を使った工場がたくさんありました。

途中でウインドブレーカーを脱ぎ、比較的年配の方が多くいる集団を走っていたのですが、どうしても上りでペースが合わずに離脱して少し前を走る方の元へ単独で向かいました。

この方は僕と同じスペシャライズドのターマックSL6に乗っててちょうど平坦やアップダウンで足があったので走りやすかったです。気持ちの良い道で見通しも良かったのでグイグイスピードに乗って走れました。

インター白州ラインから駒ヶ岳公園線を走り、大武川をまたぐ甲斐駒大橋がまた絶景で本当は止まって写真を撮りたいところでしたが、勢いついて気持ちよく走れてたので止まれません。

うっすら見える南アルプスが綺麗だったなぁ〜。走るのが楽しくて写真撮るの忘れるロングライドです。

さらに、山高神代桜の横を通ったのですが、少しメインの道路から入ったところだったので、桜の木は見えませんでした。春に桜の時期になったら一度走ってみたいと思います。

そして北杜市武川町の中をアップダウンを乗り越えながら走り第2エイドの甲斐駒センターせせらぎへ到着!

トイレ休憩を済ませ、えっと何を食べたっけ?何やら美味しいものを食べて補給できた〜って言ってたのを覚えています。でも何を食べたのかは思い出せません。

年は取りたくないものです。

(あとで調べてみたら、おにぎりとシャトレーゼのアイスを食べたようです!)

距離的に20kmくらい走るとエイドがあるのがありがたいですね。疲れる前に休憩して、またみんなで出発して。

第2エイド武川〜第3エイド長坂

第2エイドの武川を出発してから長坂までは緩やかな上りです。市街地っぽいところを走るのですが、第4班のリーダーがまたなかなかエグい脚の持ち主でバイクも新型マドンSLRと空力最高の戦闘機を操ります。

ただ、ここで僕の前にスーーーっと入ってこられた方が異様に強い。6〜7%の坂ならアウターで普通に登ってしまう。

自転車はトレックのマドンリムブレーキタイプで少し前のモデル。

足元を見るとスニーカー?えっ?フラットペダルなの?って思ったらペダルはSPDSLタイプのペダル。

ん?意味がわからない。どういう人?って思ってたけど、リーダーとこちらの方と二人の新旧マドン乗りが速くて後ろにいる人を生かさず殺さずのペースで引きずってくれるわけですよ。

アウターで上る姿を見たらこっちもつられてアウターで登ってしまう!

最近ロング走ってないから何となく不安で前半は絶対脚を使わないでおこうと思ったんだけど、ダメですね。着いていっちゃう。後ろの方からもゼーハー吐息が聞こえてくるけど、もろともせずに突き進みます。

一緒に走ってるエース栗原氏もじゃんじゃん行こう!みたいな雰囲気出ててこの区間はみんな白目剥きながらこいでました。なんて良い班に入ったんだ!ロングライドなのに面白くなってきました。

この班にいたら後半はトレーニングになる!そう確信しましたね。

で気がついたら長坂の第3エイド。景色?見てません。

で、ここでは高校生が考えたスイーツを食べて糖分補給!美味しかった!

ここのトイレは簡易トイレで中に入って用をたし、外に出ようと思ってレバーを内側から引いても出られない!嘘!閉じ込められた!って思ってたら鍵をかけての忘れてて鍵を解除してもう一度レバーを引く。

開かない!やべー!本当に閉じ込められた!って思って焦ってたらなんとレバーを押すと開きました!

指を引っ掛けるレバーって引くっていう先入観があったから、何度も引いて扉を押したけど開かなくて変な汗かきました。

無事脱出できたので、次からもう大丈夫!学習しました。

第3エイド長坂〜第4エイド高根体育館

このコースはざっくり言うと平坦で下り基調ということでしたので、その様に思っていましたがアップダウンの連続でございました。

で、この区間でスニーカーで走っているマドンのお兄さんに話しかけてみたら靴忘れたってことでした。この人絶対速い人だ!で今回で11回参加しているそうで、コースを熟知していることが判明。

これは色々話を聞いて事前にコース状況を聞きながら進むのが良さそうです。

で、のんびりこいでたら北杜市大泉町の有名なスーパー「ひまわり市場」が見えてきました。

お兄さん曰くここは特選メンチカツがむっちゃ美味しいそうで、昨日食べたよ!って教えてもらいました。

そうかぁ〜そういう楽しみ方もあるんだなぁ。来年以降来る時は、前日も色々回って美味しいもの食べて過ごしたい。そのためには車で来た方がいいのかな?って考えてみたり。

大泉町を過ぎて次は高根町。

田園風景を眺めながら気持ちの良いダウンヒルが始まります。前方も詰まっているので抜かしたりせず安全運転で下ってくださいとリーダーからアナウンス!

オッケーラジャー!

と言うことでみんなで安全に下って第4エイドの高根体育館へ到着です!

第4エイドは蕎麦とレタス!

高根体育館ではシャキシャキレタスとお蕎麦をいただきました!お腹が空いてたので、これはたまりません!高根体育館はバレーボールコート4面は取れるほどの大きな体育館でした。

北杜市は公共施設もかなり充実してるのかな?

レタス配布係は地元の女子高生で、誰のレタスをもらってくれるか競争をしてて、見てて微笑ましいなぁって。エイドに来た参加者が前を通りかかると、複数の女子高生から一斉にレタスを差し出される、参加者後退り、グイグイ女子高生が迫る!私のもらってください!って。

肉食系女子と草食系男子の攻防を見ているようで笑えた。

蕎麦を食べたら次なるエイドへ向かいます。

よし!次に行こう!

第4エイド高根体育館〜第5エイドハイジの村

高根体育館で蕎麦とシャキシャキレタスを食べシャキシャキしたところで、次なるエイドに向かいます。

トレックマドンお兄さんに聞くと、ここからまた更に坂道を下るのだそうだ。せっかく登ってきたのにまた下る。下った分はまた上る。当たり前だけど下れば下るほど、また上るのか〜って言う気持ちが強くなる。

第4エイドを出発すると、山梨県の絶景ロードの一つ、レインボーラインを下っていく。途中須玉町に着いたら今度は須玉インターチェンジに向かって田園地帯をひた走る。

この須玉インターチェンジ付近が今回のコースの標高最低地点付近。最高地点はスタート付近。

と言うことは、ここからは下ってきた一番底から、最高地点目指して上るしかないと言うこと。

ヒーッ!楽しくなってきた〜って言いながら顔が引き攣ってきた。

須玉インターチェンジから東へ向かい、塩川にかかる窪田橋を渡って左に曲がれば、永遠と先の見える勾配7%の気の遠くなる坂が始まる。

そういえば、前日のコース説明で最初の難関がこの明野の坂だと言ってたっけ。エース栗原さんが坂の途中でティラノサウルスを着て応援してるから頑張ってね!て言ってたなぁ。

4班のリーダーを先頭にこの坂に突入していく、リーダーはグループがバラけるので少し下がってペースで上がると言っている。するとマドンお兄さんこと島田さんがちょうどパワーウエイトレシオ4倍でペースメイクしてくれて登りやすくなった。

太ももに何か違和感があったから、こう言う時にコースを知っている人がペースメイクしてくれると助かります。

途中、明野総合支所前の信号が赤になったので止まり、一呼吸。ここで3分の1が終了。さて、ここからまた島田さんが絶妙なペースで登っていく。よく見るとフロントギアはアウター。この人マジでヤバい。グイグイ進んでいくのだ。

シューズが専用シューズなら一体どんなペースで登るんだろうか?

そんなことを考えてたら、後ろから「右から上がります!」と若者がカッ飛んでいった!若いって素晴らしい。

でも、そんな姿を見てたら、フツフツと上りたい病が出てきて少し踏んでみたくなった。後ろについてくれていた、もう一人のガイドライダーの清水さんがスッと前に出てくれた。

その後ろに僕も着いて登っていく。

島田さんのペースメイクがあったからこそ、ここまで走れた!感謝でいっぱい。

次はガイドの清水さんに引いてもらう。よく見るとカッ飛んでいった若者は視界から消えずにちょうどいい所を走っている。

それほど離れていないし、このペースで行くと坂の頂上で追いつくなと言う感じ。

もう少しで明野の坂が終了というところで、エース栗原さんの応援エリアが見えた。嬉しくて栗原さんとハイタッチ!そしてガイドの清水さんとそのまま坂をクリアしてハイジの村までの平坦で若者を捉えて抜き去ろう!と作戦を。

しかし、若者は坂が終わると友達を待っているらしくストップ。

平坦でスピードに乗せる美味しい所が無くなってしまった。残念だがお楽しみは後半にお預けだな。

ハイジの村の道路向かいにある駐車場でアップルパイを頂きました。これがまた美味い!その後、駐車場の端まで行って明野のひまわり畑だった所を眺めながら写真を撮る。夏の向日葵の時期にはここが一面のひまわり畑なんだなと想像してみました。

今は普通の畑ですが…

遠くの山々にも目を向けますが、この日は曇り空のために南アルプスの上の方は雲の中。それでも雨じゃないだけ幸せです。

第5エイドハイジの村〜第6エイドおいしい学校

このハイジの村から美味しい学校までの距離はあっという間だった!というか、なぜかあまり記憶に残っておりませんでした。

それほど第6エイドから第7エイドの海岸寺の記憶が鮮明だったからかな?

第6エイドではパンとリンゴをいただきました。パンも美味しかったけど、リンゴが強烈に美味かった!スタッフのお姉さんに「もっと食べてもいいのよ!」って言われ、お言葉に甘えてお代わりさせてもらいました。マジうまい!

このエイドステーションは「おいしい学校」と呼ばれる廃校になった学校を宿泊施設やレストランに改修した施設でとってもおしゃれなんです。

柵に止まった赤トンボが秋を感じさせますね。

第7エイド〜海岸寺のウォーターステーション

さて、第4班はリーダー先頭のもと、美味しい学校をスタートした。

スタート直後に僕のリアライトの締めが緩んでチェーンステーから一回転。

スプロケにあたりゴロンゴロンと音を立てて停止。みんなには申し訳ないので先に言ってもらって締め直して再スタート。

焦った。

振動で緩んじゃったんだね。次からも休憩中に増し締めは必要だな。

で、今回のロングライドの目玉でもある海岸寺のヒルクライム。距離はそれほど長くなくて時間的にも10分程度。でも勾配は10〜12%と激坂の部類に入るかな。

でも、この海岸寺のヒルクライムに入るまでの道も実はそこそこ登ってて、距離にして2kmくらいだったと思います。

最初のトラブルで出遅れましたが、海岸寺に入るまでの棚田で先頭に追いつきました。

そこから、みんなで声かけ合いながら上り始めます。そんな中、先ほどの明野の長い坂でダッシュをかました若者がここでもアタックをかけたのです。

すると、班長が反応し追いつく、更にもう1発アタックをかける若者。

すると今度は清水ガイドライダーが反応して前に出て蓋をしましたが、そこからまた若者は元気に登って行きました。最初は僕も静観していたのですが、一本くらい行ってもいいかな?と思ってここから追従開始。

清水ガイドライダーに追いつき、そのまま若者を追いかけます。最初は背中が少し遠かったですが、徐々にその差は縮まって行きました。

頂上までの距離感がわからないので、それほど上げずに走りましたが、意外に頂上は近く、目の前に若者が見えた時にはちょうど頂上でした。

太ももの筋肉が悲鳴を上げると思いましたが、思ったより快調でした。

海岸寺の頂上ではウォーターステーションが用意されていて、水の補充と羊羹で糖質の補充ができます。なかなかよく考えられているエイドステーションの配分です。

後半になるにつれて、距離が短めに設定されているので、頑張れます。

海岸寺ウォーターステーション〜第7エイドステーションJA梨北清里出張所

海岸寺の峠を越えた後はグッと下ってちょこちょこ登るだけ。

そうすればあっという間に第7エイドステーションへ

第7ステーションでいただくのはプチトマトととうもろこし。

そもそもトマトがあまり得意じゃないのだけど、食べてみる、甘酸っぱい。えっ美味しい。
そして、とうもろこし、これがビックリするほど甘くて美味い。一気に食べれてしまった。あまりにも美味い美味いって言って食べてたから、スタッフのおじさんが「もう一つ食べたらいいよ!」って言ってくれたんだけど、まだ先頭あたりの集団だから、これから後から続々到着するので遠慮しておきました。本心は食べたかった。

この頃には、一緒に走っている第4班のチームワークは素晴らしくなっていた。それはそうだろう、結構きつい坂もずっと励まし合いながら登って来たんだから。

リーダーはずっと一本引きで班をまとめててお疲れが少し見えているけど、脚は元気そう!

八ヶ岳高原ロングライドのエイドステーションも残すところ後一つ。それが終わればあっという間にゴールに到着。嬉しいような、まだまだ走っていたいようなそんな気持ちになります。

第7エイドステーション〜第8エイドステーション丘の公園

第7エイドステーションを出発してからも、残り獲得標高300mを上らなければならない。後半はずっとずっと上りなのだ。

第8エイドステーションの丘の公園までもZ坂のような十九折区間が待っている。そろそろ平坦が恋しくなる。

みんなの脚もそろそろお疲れが出始めるころ、ずっと僕を引っ張ってくれた島田さんの足が攣った。

よくよく聞くと、最近は年2回しか自転車乗ってないようで、今回がその2回目のよう。それであんなに走れるのか!と逆に驚き。ゆっくり上りながら待っていると、島田さんは元気に上がってきてくれた。

ここまで来たら、みんなで一緒にゴールしたいね!と話しながら。

そんなことを言っているうちに丘の公園に到着した。丘の公園エイドステーションではミネストローネが振る舞われる!

第8エイドステーション ミネストローネ

お腹が空いてて本当に助かる!しかも高原で気温も徐々に下がってきているから、あたたかい食べ物がありがたいです。

で、あたたかいミネストローネをいただいて、すぐにアイスクリームをいただきました笑

そんな時、「追いついた〜」って元気な声が聞こえました。そう、明野の坂でみんなを応援してからここまで全力で追いかけてエース栗原さんが声をかけてくれました。

せっかくなので、第4班で記念撮影。近くにいたガイドライダーさんにも入ってもらって。

八ヶ岳高原ロングライド 第4班先頭グループ

脚の合う人と一緒に走り続けて、最後のエイドステーションまで到着。結構いいペースで走ってきたから後半はライドというよりトレーニングに近かった。

ついに八ヶ岳高原ロングライドゴール

最後は、談笑しながらゴールを目指しました。距離は短いけどそこそこ上りながら。
そしてスタートした時グーっと下った分、最後は上りゴール。

ゲートが見えてスタッフの皆さんにお出迎えしてもらいながら、みんなで一列になってゴールしました。あ〜楽しかった!

最後は島田さんと二人でテーブルを囲んで、豚汁をいただきながら話してたら、地元の広報の方が取材してくれました。写真撮ってもらったりインタビュー受けたり。本当にいい思い出です。

また来年参加できたら、みんなに会えるかな?

八ヶ岳高原ロングライドのエイドステーションの食べ物一覧はこちらのリンクから公式ホームページでご確認できます。

ここで終わらない、清里から茅野のホテルまで自走

豚汁を早々に完食して島田さんに別れを告げ、僕は自走で茅野まで走ります。

来た時と同じように八ヶ岳高原大橋を渡りレインボーラインを富士見、原村へと向かいます。

途中いつもなら寄らない八ヶ岳高原大橋の上から撮れる撮影スポットによって記念の一枚。

八ヶ岳高原大橋を上から見下ろす

甲斐大泉を過ぎて、小淵沢に向かいます。

小淵沢から富士見町に入って乙事から八ヶ岳エコーラインに向かう途中に八ヶ岳がやっと姿を見せてくれました。

八ヶ岳周辺の空は本当に綺麗な八ヶ岳ブルー。

写真では伝わりにくいけど、あたりは南アルプスの山影になってるけど、八ヶ岳には陽が当たって輝いて見えます。

自転車で走りながら何度も八ヶ岳を見ながら今日のライドは楽しかったなと茅野へ向かいました。

原村まではアップダウンを繰り返しますが、高原を走るエコーラインからの眺めは最高で、毎回諏訪地方に来たらここを走ります。

原村に着いたら、茅野まではずっと下り。疲れてるので茅野の街中に入ったら注意して走らないと。

諏訪大社上社の前宮、本宮を通り、諏訪インター近くのコンフォートインへ帰ってきました。

毎日のように走るとだんだん、交通量の少なくて安全なルートがわかってきます。茅野から原村方面はこれで迷いなく走れそうです。

ホテルに自転車を入れてシャワーを浴び、洗濯してから夕食に出かけました。

この日はどうしてもパスタが食べたくて、徒歩10分のところにあるジョリーパスタへ

サーモンと何かのクリームパスタ大盛りを食べ、エネルギーの補充が完了しました。

まとめ

天気予報では雨の心配でしたが、当日になってみると走りやすいとてもいい天気に恵まれました。日頃の行いが良かったのでしょう!笑

この日は走行距離157km、獲得標高2,829mでした。3,000m登ろうかと思ったのですが、あたりがだんだん暗くなってきたのでやめました。

それにしても楽しいイベントでした。アルプスあずみのセンチュリーライドも楽しいですが、こちらの高原ライドもかなり楽しいです。

ぜひ参加してみてください!おすすめのイベントです。

今回の記事はいかがでしたか?参考になりましたら、こちらのランキングに登録していますので、
自転車ブログマークをポチっとを押して応援していただけると嬉しいです!
↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村
旅の初日から二日目まではこちらをご覧ください

↑↑旅の初日のこちらその1もご覧ください↑↑

次回は旅最終日の記事を書きますのでお楽しみに!

コメント

タイトルとURLをコピーしました