輪行初挑戦!八ヶ岳の旅

ロングライド

自転車を8年くらいやってるんだけど、輪行というものをやったことがありません。

輪行袋は持ってるんです。遠くに行って自走で帰ってくれなくなったら困るから、一応持っておこうってことで、オーストリッチのよくある輪行袋を。

ただ、輪行をやった事がないので自転車を袋に入るよう、まとめた事もありません。

そんな状態で、果たしてうまく輪行旅行ができるのだろうか?

不安はあったけど、なんでもやってみないとわからないので、挑戦することにしました。

行き先は大好きな八ヶ岳!八ヶ岳一周、通称「ヤツイチ」を目標に!

当初の計画

当初の計画は地元豊岡市から自転車で出発して1〜2泊して諏訪湖まで行き、翌日八ヶ岳一周をして帰りを電車で帰ってこようと計画していました。

4泊5日の行程で行く予定でした。1日250km2日で走ったら諏訪湖着くやん!って考えてました。

正直、去年までの僕なら1日250kmは走れたと思います。

でも、今年になってあまり自転車に乗れておらず、レースも一度も出ていない、さらに8月から謎の体調不良で出発前9月22日まで苦しんでたので、出発すら怪しいと感じて、片道全行程自転車はやめました。

計画変更

体力的にも不安を感じたので、工程を見直し

初 日:豊岡駅〜岐阜県恵那市まで輪行
2日目:岐阜県恵那市スタート 長野県岡谷市を自転車移動(距離130km程度)
3日目:岡谷駅〜白樺湖〜ビーナスライン〜美ヶ原(距離100km程度)
4日目:岡谷駅〜茅野市〜メルヘン街道〜麦草峠〜野辺山〜清里〜岡谷市(ヤツイチ150km)
5日目:輪行で豊岡まで帰る

この日程で楽しむことにしました。

ただ、岐阜県恵那市〜長野県の諏訪湖までは130kmでもずっと上りなんですよね。
獲得標高でも2,000m超えます。

ただ、僕の中で130kmは正直大したことないので、気持ちはかなり楽になりました。

無理はやめて、それでもダメなら帰ってこようと決めていました。

問題は体調不良でいつ頭痛が再発するか?そっちの方が心配でなりませんでした。

準備

荷物は最小限に!

輪行荷物はこれが全て

荷物はこれで全てです。

あとはジャージとヘルメット、ビンディングシューズです。

よくこれだけにまとまったなぁ!と自分でも感心しています。

サドルバッグに輪行袋、移動中のリュック、普段着(Tシャツ、短パン、パンツ1枚ずつ)、携帯バッテリー、充電コード2種類、日焼け止め、股の保湿クリーム、ビーサンくくり付け。

トップチューブバックに、スマホ、携帯工具、補給食、経口補水液粉末

ツール缶には携帯ポンプ、ワイヤーロック、タイヤレバー、予備チューブ2本

エリートのボトル960mlを1本

テールライトは2個つけました。

スプロケットも28−11から30−11に変更しております。

そして、出発前に福知山のストークトサイクルさんにメンテナンスしてもらって事前準備しました。

ここまで準備は怠らず、可能な限り不安要素を消していきました。

9月24日出発

ついに出発です。Tシャツはコウノトリチャレンジライドで今年のアテンドでもらったチャレンジャーTシャツ。着心地がいいので、これを着て旅に出かけました。

ヘルメットは荷物の中に入らなかったのでリュックに引っ掛けて輪ゴム止め。

実はこの時すでに軽い頭痛が始まってました。念の為薬を持参で。

葛根湯とバファリン。

緊張性頭痛にはバファリンがいいと。

普通車に乗ってスタートしたけど、自転車を置くスペースはなくて、向かい席の背もたれに輪行袋の紐で止めて倒れないようにするしかありませんでした。

なるほど!電車に乗るのもひと苦労だなと。

これが輪行か!

倒れないか何度も気になって背もたれの向こうのターマックを眺めるのでした。

最初の乗り換えは福知山駅。

ここで向かいのホームに移らなければならないので、一度エスカレーターで降りて、また上ります。

履き慣れないビーサンが親指の股に食い込んで痛い。この調子では恵那に着くまでに足がやられる。

慎重に歩きながら京都行きの特急「きのさき」に乗り換えた。

大型荷物を持っているので、一番後ろの大型荷物がおける指定座席へ。

ここがまた置きにくい。

リアディレーラーがある方を通路側にしないと、壁がRになっているのでスペースに収まらない。

向きを変えると綺麗におさまった。これはなかなか試練の連続だと感じながらも、京都までは快適な電車の旅。

シートもフカフカなので疲れない。

京都駅に到着しホームに降りるのも慎重に。

自転車をぶつけたりしたら大変です。

リアディレーラーだけは絶対にぶつけてはダメだ。

ただ、日曜日の京都駅は人でごった返していて、まっすぐ歩くのも大変なのに、自分の体がすっぽり隠れる輪行袋に入れた自転車を担いで歩くのは慣れなきゃ至難の業だ。

新幹線も自転車を置くために最後尾の席を予約しているので、出発時間に間に合うように移動しなければならない。

新幹線改札ゲートをすり抜けるのも一苦労。参列シートの一番後ろの席を取ったので自転車は余裕で置けた。

名古屋で乗り換えなので、乗車時間は30分。すぐに降りるから通路側の席を取って正解だった。

名古屋駅に着き、今度は中津川行きの新快速列車に乗り込む。

対面式シートなので、自転車を置く場所がない。

仕方なく座って目の前に邪魔にならないように立てておく。

だが、ここで問題が発生した。

なんと、乗っている電車の運転席下から異音が発生したとかで、緊急停止したのだ。

1時間近く何もない線路の上で立ち往生。本当なら13時30分には目的地の恵那に到着しているはずだったが、着いたら14時30分。きっちり1時間遅延した。

まぁ、予約しているホテルのチェックインも15時じゃないと無理だからいい暇つぶしになったけどね。

岐阜県の恵那駅に到着して駅を出てみると何やらお祭りをしていて目の前の商店街は歩行者天国で露天がいっぱい出てた。

恵那駅を降りるとお祭りしてた

身軽な状態だったら間違いなく、食べ歩きをしていたと思うけど、輪行袋の下げ紐が肩に食い込んで痛いので、ホテルへと急いだ。

今日のホテルは駅から徒歩15分のところにある。「R9 The Yead」というホテル。

到着してみてびっくりした。

なんと、コンテナハウスのホテルだった。

隣の部屋の音も気にする事なく、ホテルの部屋が完全に独立している凄い快適なホテルだった。

ホテルの部屋

部屋に入り、早速自転車を組み立てた。

組み立てたと言っても、前後のホイールを取り付けただけですけどね。

それから、サドルバッグに今日の荷物を入れていく。
リュックを小袋にいれ、輪行袋を畳んで入れる。残りは翌朝ジャージを着た後に入れ込めば完成だ。

翌日は5時に起きて6時前に出発予定だったので9時過ぎには寝る計画。

ということで、16時前に夕食を取ることにした。この日は昼食をとってなかったのでちょうど良かった。

近くにラーメン屋さんと、CoCo壱があって迷ったが、米が食べたかったのでCoCo壱に。

よく考えたらCoCo壱に行くのは今回が初めて。

香辛料が苦手なので今まで外でカレーを食べることを避けてきたが、CoCo壱は辛さが選べるとのことだったので安心して入った。

頼んだのは豚しゃぶカレーの甘口、ご飯少し多めのやつを頼んだ。

CoCo壱に初めて入った

一口食べてみたけど、辛くなかった。

程よくスパイスが効いたカレーで汗は出なかったのでホッとした。

だが、それも最初だけ、徐々に汗が出始め全部食べ終わる頃には後ろ髪からポタポタと汗が滴り落ちる状態。

やはりカレーは危険な食べ物だ。それでもちゃんと完食できたし、少し汗がひくかもと待ってたらそれほど時間がかからずに汗は引いていった。

これで、初日のミッションは完璧だ。

ホテルに戻ってまだ体調がよくないので、お風呂にお湯を張って体を温めた。

すると徐々に体が楽になってきた。体が適温に戻るのを待って9時過ぎに消灯し眠りについた。

9月25日(2日目)

今日からいよいよ自転車で移動。

朝5時に起きてまずは朝食をとる。食べたのはホテルがサービスでくれた冷凍パスタ。何種類かあったがタラコとイカのパスタにした。部屋に電子レンジがついてて、温めも可能。

そして、サツマイモ蒸しパンとオレンジジュース、そしておにぎりを食べる。

程よくお腹がいっぱいになったところで、身支度をスタート。

まずは髭を剃る。いつもは電気シェーバーだが荷物になるので、今回はホテルのT字カミソリを使用。

剃り慣れないので、至る所から血が滲んだ。まじで難しい。

日焼け止めを顔に塗る。今回用意したのはなぜかスースーする成分が入ったやつだった。

適当に見ずに買ったのが仇となった。

顔にたっぷり塗って目を開けると目がスースーする!なんじゃこれは!痛いほどじゃなかったので諦めて使うことにした。

それから、股にはズレ防止に保湿クレームを、ドラッグストアに売ってたハトムギのハンド保湿クリームをたっぷり塗っておいた。これはマジで良かった。ずれることなく股の調子はすこぶる快調だった。

そして、ジャージに身を包み、着ていた服をジッパー付きのビニール袋に入れ充電ケーブルなどの小物も全部サドルバッグに入れて自転車につけてみる。

意外とガッチリ装着できて助かった。

あとは履いてきたビーチサンダルをサドルバックに縛り付けて準備完了。

まだ薄暗い恵那の街をスタートしたのだった。

恵那市をスタート

恵那市から中津川までは市街地走行なので信号が多い区間。早朝なら車も少ないだろうと思ってスタートしたのに普通に車が多くてビックリした。

道が不慣れだったの、ガーミンにルートを入れてナビ機能をオンにして走った。

旅だから速さは求めてないからパワーとかも見ずに地図を頼りに走り続けた。

問題は引いた道が国道だったのがよくなかった。本当に車が多い。

地元だったら車の多い道は避けて一本違う道を走るのだが、何せ知らない土地の道を走るとなるとどうしても国道を走ることになってします。

青い国交相の道路案内標識を見ながら松本塩尻方面へひたすら走るのだった。

長野県の塩尻までの間には結構の道の駅があるから、面白そうなのでなるべく寄っていくことにする。

できたら古い宿場町も寄りながら走りたいと思っていた。

最初に現れた道の駅は「賤母」。しずもと読むらしい。これは読めない。

出発から1時間の朝7時、時間が早すぎて開いていないので、ただ止まっただけ。

さらに走ること30分、南木曽駅前に早速景色のいい川風景に出会えた、先を急ぐわけでもなく、ゆったり走るのが目的だったので、躊躇なく止まって写真を撮る。

南木曽駅前の三留野大橋から木曽川を見る

なんでもない川だけど、旅で見る風景は美しく見えるから不思議だ。

道の駅大桑

道の駅大桑で休憩しようと思っただまだ開店前。トイレ休憩だけ済ませた。

岐阜県恵那市から木曽路を走り塩尻を目指しているこの国道19号線。

中山道なんだけど、国道だけあって結構トラックが走る。
ほとんどのトラックは後ろの方からエンジンブレーキの音で近づいてきているのがわかるので、なるべく避けれるところが見つかると避けて先に行ってもらう。

信号待ちの時もできるだけ先に行ってもらってからスタートすると、運転手さんも手をあげてありがとうと言ってくれる。お互いが道を譲り合ってる感があっていいもんだ。

だけど、中にはギリギリを攻めて抜き切ってないのに幅寄せしてくる殺人級に恐ろしいトラックも数台いた。

大きなトラックからしたら邪魔なんだろうけど、自転車からしたら殺されかける恐ろしさ。ルール上は自転車も軽車両なので車道を走ることになっているんだから譲り合いは必要だなと思う。

南木曽を抜けしばらく走ると程よく道の駅木曽福島に到着した。

ここからの見晴らしは最高だった。

道の駅 木曽福島

木曽御嶽山が見え、川向こうには御嶽教の本宮が見える。立派な建物。

道の駅木曽福島で気がついた。なんだかサドルが下がってきている感じ。

えらい低くなっててペダリングが窮屈になってきた。調べてみると5cmくらい下がってる。

前にもあったサドル下がる病。旅に出て下がるとは。急いで携帯こうぐで直す。ここからは道の駅を見つけるたびにサドルのクランプを増し締めすることになった。

さて、今回の木曽路のルートの一番の難所が鳥居峠の鳥居トンネル1,738mとにかく長い。

ただ、ありがたいことに点検中で片側通行だったのと、下り基調なので一気に走り抜けることができた。

トンネルを抜けるといよいよ塩尻市

塩尻市へ突入

今気づいたけど、歩道にゴミが捨ててある。よく平気で捨てれるよなと。捨てたやつの玄関に投げてやりたい気持ちだ。自分は絶対ゴミを捨てたりしないぞ!と心に誓う。

塩尻市に入ったら行ってみたい宿場町がある。

それが奈良井宿。

今まで写真では見たことあったけど実際に見たことはなかった。

タイムスリップしたかのような感覚になる、奈良井宿。

昔ながらの家並みをそのまま保存されてて、宿もオシャレ。

奈良井宿の一番南に神社があって、そこにお参りしようと思って近づいたけど異様な威圧感を感じて立ち寄るのをやめた。

なんでもかんでもお参りするといいわけではないと思ってて、自分と空気感が合わない場合は無理に参拝しないことにしている。

あの威圧感はなんだったんだろう。

Googleマップのレビューには雰囲気がよくとか、清々しいと書いてあったが、僕には何とも言えない気を感じたので、その場を立ち去った。でも、次行ったら違う感じがするかもしれないな。

奈良井宿で、タンデム自転車に乗って旅をするご夫婦に出会った。旧中山道を通って来たと言われ、国道を避けて走ってこられたのだとか。

僕もそうすれば良かったなぁ。このご夫婦も諏訪湖に泊まるのだと言っておられた。

タンデムバイクで旅。何だか羨ましかった。

その後、塩尻市に入って塩尻峠を越えればば諏訪湖。

この塩尻峠がまた長い。勾配はそれほどキツくない記憶があるが最近ロングライドを走っていなかったのもあって、体力がない。

スプロケットを30-11にしといて良かったと思いました。

峠の少し手前から「高ボッチ高原」に上がって絶景を拝もうと行ってみたら先日の台風の影響か道路が崩落のため通れなくなっていた。また開通したら行ってみたいところ。

塩尻峠を無事こえて、少し下ると諏訪湖が見え、富士山も見えました。

あぁ〜やっと着いた!と、気持ちがとても楽になりました。

塩尻峠から諏訪湖を望む

富士山も見えるいい場所もあったけど一気に降りてしまったので写真撮れませんでした。

この時まだ13時半くらいだったと思います。

お腹が空いたので、峠にある横浜家系ラーメンをいただくことに。

横浜家系ラーメン「とむの」 窓の外の自転車が気になって仕方がない。

麺もしっかりしてて、スープも美味しくてここに入って良かったです。

ただ、ガラスの向こうの自転車が気になりすぎて、ずっと見ながら食べてました。

一人旅の時は、自転車から目が離せません。トイレ行くのも気を遣います。

食事しながらでも見えるところにあると安心しますね!

さて、ご飯も食べ終わったのですが、時刻はまだ14時前。

このままでは、ホテルに早く着きすぎてチェックインできないので、せっかくだから諏訪湖を1周しようと思いました。

諏訪湖に到着

一応、ホテルの場所だけ確認して、そこから諏訪湖を一周。

そういえば、インスタグラムで何度か諏訪湖を上から見下ろせる高台の公園があったはずだと思い出し、Googleマップで調べてみると、立石公園というところだとわかりました。

諏訪湖の東側から登るのですが、霧ヶ峰につながる道のようです。

これが結構な斜度でなかなか前に進みません。

何とか到着して見渡してみると、素晴らしい絶景が待っていました。

立石公園展望台

ここからは、諏訪湖を反時計回りに回って岡谷駅近くのホテルに帰りチェックインを済ませました。

ホテルクラウンヒルズ岡谷

ホテルでのルーティーン

ホテルに着いたら、まずはシャワー!

とにかくサイクルジャージを脱いで普段着に着替えるためにシャワーです。

そして、洗濯ネットに入れてホテルのランドリールームで洗濯です。

ジャージ一式はお風呂場のシャワーカーテンのパイプに干せば翌朝までに乾きます。

荷物を最小限にするために、ジャージも着替えも1着ずつしか持ってきていません。

無事洗濯を終えたので、近くのファミレスで食事して疲れを癒しました。

ホテルから少し歩いたところにあるスカイラークグループのグラッチェガーデンズへ。

今回走ったルートはこちらのストラバをどうぞ

9月26日(3日目)

3日目は美ヶ原を目指すライドに出かけようと計画していました。

6時に起床してまずは洗濯物が乾いているかを確認。

ジャージ類は一夜で乾いていた。

シャワールームに干していましたが、綺麗に乾いてました。

6時半からホテルの朝食が始まるので、ご飯を食べます。

ホテルの朝食 和食バイキング

朝食はシンプルに和食。ご飯、味噌汁、納豆、卵焼き、ソーセージ、昆布巻き、コーヒー

何だかよくわからない組み合わせだけど、お腹が満たせればオッケー!
ここの納豆が非常に美味しかった、何個も食べれそうな味。

普段食べないんだけど、マグネシウムを摂るために、納豆と昆布巻きを

食事後にジャージに着替えてから普段着のTシャツと短パン、下着を洗う。そしてまたシャワールームに干す。

ライドから帰ってきたら、服が乾いているという計算。

洗濯して、のんびりしてたら8時になってしまった。

急いで、準備してホテルを後にする。

どんより曇り空の諏訪湖畔をスタート

前日のうちに岡谷市から茅野市へと抜けて国道152号から白樺湖へ行く道を調べてました。

ですが、調べた道は交通量が多く路肩が少なく大変危険な道で走れたもんじゃありませんでした。

その道は諏訪湖から上川という川の堤防を走る道だったのですが、地図ではいい感じだったけど、走るとダメでした。

さらに、メルヘン街道から国道152号を通って白樺湖に向かう道で途中道を間違えて大幅に時間ロスしてしまいました。

道間違えた
渋川橋交差点でまっすぐ行ってしまった。

国道152号は車で走ったことがあったので、景色は知っていたのですが、ビーナスラインという看板を信じて走ってしまったのが原因です。

見たことない景色が続いていて、あれ?間違えたかなと気付いたといにはすでに半分以上蓼科高原を走っていたところでした。

おかげで、北八ヶ岳ロープウェイの乗り場もわかったし、景色も良かったので、それはそれで楽しかったですけどね!

蓼科 女の神展望台

蓼科周りで白樺湖に向かったおかげで、「女の神展望台」に辿り着きました。

見晴らしがよく、八ヶ岳の稜線も南アルプスもよく見えてとっても綺麗でした。

この展望台で地元のご夫婦に声をかけてもらって色々お話を聞きました。
この辺りの見どころなども教えてもらって、コースを引く参考になりました。

スズラン峠頂上

本当は大門峠に向かう予定だったのに、気がついたら蓼科からビーナスラインを走ってスズラン峠を越えてしまった。

標高1,760m。気温はそれほど低くないのでウインドブレーカーを着るほどでもないかな。

ここから白樺湖までダウンヒル。せっかく登ってきたけどちょいと下ります。

白樺湖まで着いたので、LAWSONで休憩。大好きな蒸しパンとホットコーヒーをいただいた。

だが、ここで雨がポツポツ降り始める。

Yahooの雨雲レーダーを見てみると20分ほどで通過するようだ。よしそれなら大丈夫!と安心して霧ヶ峰に向けてビーナスラインを走るのであった!

晴れてたらもっと綺麗だったんだろうなぁ。

白樺湖からビーナスラインを走り、まずは車山を目指す。途中に白樺湖が見える展望台があったので写真を撮ってみるが、この道はどこで写真を撮っても絵になる、本当に美しい道だった。

天国ロードと呼ばれる九十九折は景色もさることながら、吸い込まれそうなワインディングに思わず声を叫びたくなり気がついたら叫んでた「うぉぉぉぉ〜〜〜〜っほぅ〜〜〜!」ってね。

これは、現地を走れば気持ちがわかると思う。叫ばずにはいられないとはまさにこの事。

天国ロードをすぎてコースが気になったのでGoogleマップを確認。

ふむふむ、この先の十字路を右折すると美ヶ原方面なんだな。よしよし。

ということで、走り続けると、霧ケ峰高原に到着した。

霧ヶ峰に到着して、横を見ると馬がいた!

写真を撮ってもいいか?と聞くとOKだったので撮らせてもらう。可愛いよなぁ。

ここで水を補給して、補給食の塩羊羹も食べる。

さて、右折はどこだ?と思いながら道を急ぐ。が、どんどん下り坂になって進んでしまい、不安になってGoogleマップを見ると、さっきの馬がいた駐車場のところが十字路だったみたい!

また道間違えた!!

結構降ったしまったのだが、なんとか元のところに戻ってきた。

こんなにでかい看板があったのに見落としていた。

またもや時間ロス。ここから美ヶ原に向かって走り出す。

この写真で言うと、左に向かって走り出すのですが、小高い丘を越えるといきなり下り坂が始まります。

美ヶ原は確か標高2,000mを超えるのでジワジワ登るのかと思いきや下るわけです。

またコースを間違えたのかと不安になり途中でGoogleマップをまた見直したのですが、今回は合っていました。

そのまま走るのですが、標高1,700m〜1,600mあたりを上ったり、下ったりを繰り返すのです。

で、行き着いた先が「山峰茶屋」大展望台です。

ここから美ヶ原まで13.5kmなのですが、激坂を上る行程になるので片道50分はかかると思われます。

行って帰ってくると2時間近くかかります。

日の入りが5時半くらいなので、完全にタイムアウトです。

せっかくここまで来たのですが、二度の道間違えが効きました。

残念ですが、今回のライドではここまでにして、霧ヶ峰を下って諏訪湖方面に戻ることにしました。

2日目のライドは北八ヶ岳を満喫するライドになりました。

本当に景色が良くて、思わず見惚れてしまう光景ばかりでした。

もう少しサイクリストに会うのかな?って期待してたんですが、出会ったのは2人だけ。

まぁ、平日の昼間に自転車乗ってる人はそういないので、仕方がないですね。

ホテルに帰ってシャワーを浴びたら、またジャージを洗濯して明日のライドに備えます。

普段着もちゃんと乾いててたくさん持ってこなくて本当に良かったと思いました。

今回は距離112km、獲得標高2,009mでした。2日連続2,000m超。なかなか楽しんでおります。

3日目はいよいよ八ヶ岳1周、通称ヤツイチ!楽しみです!

9月27日(4日目)

いよいよ、八ヶ岳3日目となりました。

翌日は朝の電車で帰路に着くことになるので、これが今回の旅の走り納め。

と言うことで、かねてから走りたかったメルヘン街道〜麦草峠〜野辺山〜のヤツイチを計画しました。

今回こそは諏訪湖から茅野に抜ける走りやすい道を探さなければとGoogleマップのストリートビューで検索して車の写りが少ない道を選んでみました。

それは、諏訪湖から茅野市の諏訪大社本宮に伸びる県道16号線「岡谷茅野線」です。

実際に走ってみて交通量は少なく、トラックの往来もほぼありません。

通学で学生が歩いているので、きっと通学時間は車も避けて通っているのかもしれません。

この道は本当に正解でした。

ホームセンターナフコとドンキホーテ茅野店が見えたら左折して茅野市内に入って行きます。

ここからは国道152号線を走るので通勤時間は完全に停滞します。

本当は脇道を走ればもっと早く走れたんだと思いますが、何せ地理感がないので最短でいける道を選択するしかありませんでした。

そして、いよいよメルヘン街道へ!

名前はメルヘン、自転車で走るとメルヘン感は最初だけ。

ここでメルヘン街道のコースプロフィールをストラバから見てみようと思います。

メルヘン街道climb コースプロフィール

距離18.22km、平均勾配5.8%、ゆるくもなくキツくもなくって感じですよね。

でも18.22kmも坂を上ると本当に気が狂いそうになります。

平均勾配5.8%は時折平坦な道が出てくるので体感的には6〜7%くらいの坂をずっと走っている感じです。

ブレアサイクルの山崎店長のYouTubeで中村元プロが、「コーナーのたびにフルもがきすれば1時間で登れる」と言ってました。いや、無理だわ。

セグメントのリーダーボードを見ると上位10人は1時間切り。この人たちはフルもがきしたんだな。凄い人がいるもんだ。

僕は実際に登ってみて1時間11分でフィニッシュ。平均速度15.3km。平均出力が198w。
パワーウエイトレシオ3.3倍でした。

3日目になると流石に脚には疲労が溜まっててお尻の筋肉の痛かったけど、走るとそれなりに踏めるから不思議です。

ただ、今回はヤツイチが目的なので、ここで体力の全てを使い果たすわけには行きません!

麦草峠!制覇!

地面にスマホ置いて撮ったら手前の道路にピントがあってピンボケ。まぁこんなもんだよね!

2,127mは流石に寒くて、この後すぐにウインドブレーカー着て下りました。

この先に佐久穂町へ降りる道と小海町に降りる方に分かれるんですが、そこに「ふるさと」っていう食堂があるんです。そこから見る景色もまた絶景でした。

ふるさとから佐久穂町を望む!強風で寒い!

ここから一気にダウンヒルして海尻から、「八ヶ岳まきばライン」という田園風景いっぱいの交通量の少ない道を走って行きます。

ただ、この道がまた結構な勾配で、登り切るまでに30分くらいかかるのです。

なんだかんだ言って、メルヘン街道を登った後の八ヶ岳1周最難関じゃないのか?と思いたくなる上り坂でした。

登り切ったら雄大な景色が広がってました。

野辺山の開拓記念碑

僕が写っている左の方にはカップルが寝そべってイチャイチャしていたので、写らないようにしておきました。

そして、野辺山では食べたいと思っていたソフトクリームが食べれるヤツレンへ

野辺山駅のすぐ近くにあるヤツレンでソルトクリームを食べ元気いっぱいに!

実は、まきばラインを抜けてからヤツレンに向かうのに、また逆方向に行って道に迷い余計に走りました。

この三日間、何回道間違えてるんだか…

お昼は清里のROCKへカレーを食べに行きました。

スパイスが苦手な僕でも安心して食べられる美味しいカレーでした!結構お腹いっぱいになって、これからあと60km走って帰れるかなぁ?って不安になりましたね。

ここからは、八ヶ岳高原大橋を渡りレインボーラインを通ってリゾナーレ八ヶ岳の前まで行き、道の駅こぶちざわを通り、県道17号線を茅野市に向かって走ります。

県道17号線は僕の好きな町、富士見町を通りそして原村へ入ります。

富士見町、原村を走っていると左手に南アルプスの絶景が広がります。

原村を過ぎると茅野市に入るのですが、途中から御柱道を通って諏訪大社の方へ。

すると、朝通った県道16号線に戻れるのです。

16号線は帰りも車の通りは少なく、本当にスイスイ走れます。

諏訪湖のほとりを走り抜けるとあっという間に岡谷市のホテルに到着しました。

八ヶ岳1周、やってみたいと思ってたけど、こんなに早く叶うとは思ってなかったです。

天候も良くて大満足!これは何度も走りたくなりますね。今度は誰か一緒に走ってくれるといいなぁ。

八ヶ岳1周、岡谷スタートで距離143km、獲得標高2,240mなかなか走りごたえのあるコースでした。

ログはこちらをご覧ください。

9月28日(5日目)

5日目の朝。

帰りたくなりけど帰る準備。

行きと同じように輪行袋に自転車を収める。

そして、リュックに荷物を詰めてヘルメットをくくりつける。

信州の旅終了

9時30分の電車に乗り、塩尻駅へ。

Tシャツ短パン、ビーサン姿で移動。

塩尻駅からは特急しなので名古屋へ向かう。

名古屋へ向かう特急の車窓からは初日に通った木曽路を眺めながら余韻に浸りました。

途中寄った奈良井宿、道の駅などが次々に現れて、何度も乗ったし見てた電車からの車窓は実際走った風景になった。

今まではただ美しい景色だなと思ってたのに、今では走ったことのある景色に変わっている。

経験がこんなに見方を変えるんだなと不思議な感じだった。

特急も新幹線も大型荷物が載せれる座席を指定したけど、新幹線はスーツケースが載せられてて自転車を置けなかったから乗車口のスペースにまたもや輪行袋の紐で縛りつけた。

名古屋から京都までは30分であっという間なのだがウトウトしてたら間も無く京都のアナウンスが流れた。

急いで、自転車のところまで行って、紐を解こうとするけどなかなか解けない。

それでも、京都駅は刻一刻と近づいてくる!やばい!本当に京都駅のホームが見えてきた!

と焦ってたら、なんとかスルッと解けてギリギリ間に合った。

変な汗をかきながら京都駅に降り立ち、次なる特急城崎に乗り込む。

特急きのさきは豊岡駅まで乗り換えなしなので、楽ちん!

だが、豊岡駅に着いてからが悲劇だった。

ビーチサンダルの鼻緒で足が靴ズレして痛くて歩けない。

駅近くのショッピングモールの100均でバンドエードを買って貼ると何も不自由なく歩くことができた。

家までの距離は15分。重たい自転車を持ってゆっくりだけど歩く。

長い長い旅はこれにて幕を閉じた。

一度はやってみたいと思っていた輪行の旅。

やってみるとこれがまた本当に面白い!

僕にとっては正直レースより面白い。

年に何度か計画して出かけたいと思った。次は輪行で富士イチとか伊豆イチも行ってみたいな!

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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最後に今回利用したサドルバッグや輪行袋などをご紹介

今回の旅に行くために、輪行袋やサドルバックなどを用意しました。使った用品を紹介します。

ただ、リンクは広告リンクを使用しています。

サドルバッグとトップチューブバッグはR250です。

スプロケットとブレーキディスクのカバーを3つ買いました

輪行袋のエンド金具がクイックリリースのものだったので、スルーアクスル用を用意しました。

輪行用にサドルバッグに入るよう、折りたたみリュックを買いました。ちょっと生地が薄いので頼りないですが、本当にコンパクトに畳めるけどサドルバッグやシューズを入れてヘルメットをくくりつけても問題なく背負って移動できました。

輪行袋は一番オーソドックスはオーストリッチのL100を使いました。

以上、参考にしてください。

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