ロングライドイベントのアテンダントで失敗しない5つのルール

ロングライド

アテンダントで失敗しない方法

アテンダントをして気が付いたこと。

兵庫県豊岡市、香美町の一部を走るロングライドイベント

山陰海岸ジオパークコウノトリチャレンジライド2017の
アテンダントをしてきました。

そもそもアテンダントとはどういう意味かと言うと。
付き添い人、随行員、接客係
と言う意味があります。

要するにロングライドイベントのアテンダントとは
参加者の前を走り不慣れなコースを
無事完走できるように随行し
苦しいところでは前を引いて
気をつける所は声かけをしながら
共にゴールを目指すスタッフです。

今回はそのアテンダントにご指名いただきました。
地元のイベントでアテンダントさせてもらえるのは
非常に光栄な事なので受けさせていただきました。

何事も準備が大切

まずやらないよりやった方がいいのが下準備です。

コースの確認はとても大切です。

そして、当日無事完走できるだけの余力のある体力

今回は主催者の皆さんが試走会を開催してくれましたのでコースについて十分な説明を受けることが出来ました。
これはとても大きな安心材料になりました。

それだけでは足らないので、個人的に2度、3度とコースを走ってきました。

何度も走るうちに危険な箇所、
注意するポイント、
苦しいところ、
励ましてもらえると嬉しいところ、
風が強くなりやすいところ、
などなど色んなことが分かるようになります。

それを覚えておくといいですね!

注意点は連絡が取れるアテンダント仲間で共有しておきました。

前後のアテンダントと連絡を取る

アテンダントには主催者側からだいたいの時間割をもらえる。
あなたはどれくらいのペースで走ってくださいよ~。
と言うような感じです。

エイドステーションや給水所に到着したら
前を走るアテンダントに次の出発予定時間を聞いておくと調整がしやすい。

そして自分の後ろのアテンダントにも出発時間を知らせてアテンダントごとの間隔を一定に保っておくと良い。

理想は同じような間隔でアテンダントがコース上にいるのがいいとされてる。

そうすることによって、今走っているグループでは速いから次のグループに下りると言うことが出来るからだ。

前半の方のアテンダントはそれなりのスピードで走り。
後方のアテンダントは時間をかけてゆっくり走ることになる。

最後尾の方となると歩くのと変わらない速度で巡行することになります。

ジェスチャーと声かけが大切

集団走行をする場合、後方の走者は前方で何が起こっているのかわかりにくい。

先頭が何も言わずにブレーキをかけると後方は何もわからないので玉突き衝突を起こしてしまう。

その為にサイクリストにはハンドサインがが存在します。

地域によって若干違うと思いますが、概ね同じです。

腰の後ろに手をグーで回す=停止の合図。
手のひらを下にし斜め下方で上下させる=減速の合図。
指さし=路面状況や頭上の障害物の合図。
後方で左右に手招き=前方に障害物があるから避けての合図。

良く使うのがこの4つだと思います。

しかし、ハンドルから手を離せない状態や
ハンドサインの見落としも考えられるので
出来る限り声かけも合わせて対応するといいでしょう。

「止まります!」
「穴!」
「減速!」
「対向車!」
「車!」
「パンク!」

大きな声で良く聞こえるように言いましょう。
アテンダントのジェスチャーと声かけて事故は未然に防げます

それに事故率がグッと減ります。

出来れば給水個所や、エイドステーションを出発する前に
これからのコースの簡単な説明をすると参加者は安心します。

例えば
「これから5kmほど下りが続きますので速度の出し過ぎには注意してください。」

と言っておけば、事前に心構えと事故防止を呼びかけることが出来ます。

気を付けて欲しいのが信号です。
信号は集団が分裂する原因になります。
なので、同じグループで走っている時は、なるべくスムーズに通過できるように心がけましょう。

信号が見えたら減速の合図を出します。
急に黄色に変わって焦って停止の合図を出しても後ろの方は止まれません。

タイヤがロックして落車の危険が伴います。

ですので、信号が見えたら減速の合図をして黄色になったり、歩行者用の信号が点滅したらいつでも止まれるようにしましょう。

スピード競争ではなく、安全にロングライドをある程度の強度を保って完走する。

その達成感を味わうのがロングライドイベントかなと思うわけです。

安全第一です。

まとめ

アテンダントをスムーズにこなすためには

1.コースを熟知する。
2.ジェスチャーと声かけは必要以上に。
3.信号、一旦停止の合図は早め早めを心がける。
4.前後のアテンダント同士の連絡をとる。
5.余裕を持った速度で巡行する。

以上です。

 

追伸

僕は自転車を始めて1年5か月でこの大役が回ってきました。
なぜ声をかけてもらえたのか?

それは地元の自転車イベントに誘われ参加するようになったからだと思います。

そして、人一倍かどうかはわかりませんが、沢山練習しました。
それなりに走れるようになったのを見ていただけたんだと思います。

声をかけていただいたときは正直戸惑いました。
自分に本当に出来るのだろうか?と。

でも、地元のイベントでアテンダントさせてもらえる機会はこれを断ったらもう無いかもしれない。
そう思ったら自然と「受けさせていただきます」と言ってました。

気がつけば比較的速い人たちが走る2番グループのご指名。

本番まで緊張して必要以上に練習してしまいました。
オーバーワークで脚がパンパンになってしまいチクリチクリと痛みまで出る始末。

それでも、緊張を払拭するには練習しかなかったのです。
経験の少なさは練習でカバーするしかありませんでした。

そして、迎えた本番。
出発の時の顔は恐ろしいほど引きつってました(笑)

どれだけ緊張しとんねん!
って感じです。

最初の給水所に着くころに緊張が取れました。
次のエイドステーションでペースをつかみ、その後やっとアテンドらしい仕事が出来たのかなと思います。

いつもは一緒に走るチームメンバーとも離れ離れでした。
一緒に走れたら心強いのになぁって思ってました。

それでも、参加者の皆さんとエイドステーションで談笑したり。
コースについてお話したり。

最後まで一緒に走っていただいた方とはストラバ(自転車乗りのSNS)で繋がれたり。

中には、「ストラバで見てました。やっと会えました!」と声をかけてくださる参加者さんもいらっしゃいました。
これはとても嬉しかったです。

地元の自転車チームの主要メンバーはほとんどアテンダントとして走っていました。
終わってからまた一つ結束力が高まったかな?と思います。

自転車をしていなかったら、会社以外で交友関係は広がらなかっただろうなと思います。

速く走れるようになるだけじゃなくて、人と人との交流が出来る事が素晴らしいと思います。

自転車って最高に楽しいですね!

最後にアテンダントをしてみないかと声をかけてくださり本当にありがとうございました。
このような機会をいただけたことに心から感謝申し上げます。

また、何か月も前から大会準備をしていただいた実行委員会、事務局の皆様本当にお疲れさまでした。
少しでも大会の運営に携わることが出来て良かったです。

無事大きな事故もなく大会が終われたのは実行委員会、事務局の皆様の事前準備のたまものだと思います。

また機会がありましたが声をかけてください。
微力ながらお手伝いさせていただきたいと思います。

次のイベントでは誰と出会えるのだろう?
今からとても楽しみです。

さて、また今日から練習頑張ろっと!

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