富士ヒルクライム2019シルバー獲得
前日受付のためいざ富士山へ
富士ヒルクライムは山梨県富士吉田市で開催される。
受付は前日受付しかないため、必ず前乗りしないといけないのです。
僕は兵庫県の日本海側なので富士吉田まで行こうと思ったら車で7時間半かかります。
出発は朝5時。
起床は朝4時30分。
なぜか前日の仕事が遅くまであったので、就寝したのが24時過ぎ。
これには参りました。
睡眠時間4時間と少しで目が覚めてからしばらくぼーっとしてしまいました。
前日うちにガソリンも満タンに、朝食の食べ物も水も用意して車に積んでおきました。
車に自転車を積み込む
さて、時間は遡り、出発の前日夜。
車に自転車を積み込みました。
以前の車はホンダフィットだったため、車内は意外に広く、前輪を外すだけで車に積む事ができたのですが、今回の車は半月ほど前に納車されたトヨタパッソ。
フィットよりほんの少し小ぶりな車です。
そんなに広さは変わりないだろうと前のタイヤだけ外して載せてみたのですが、乗りませんでした。
そこで、前後共タイヤを外し、輪行袋に入れて運搬スス事にしました。
輪行袋もそうそう使うことはないので、どうやってやるのかわかりません。
それでも、前後輪外して、エンド金具取り付けて袋に入れたらあっさり終わり、ちょっと拍子抜けでした。
思ったより簡単だなと。
ホイールはホイールバッグに入れて車に積むとすんなり積載終了。
ジャージやシューズ、ヘルメットもそれぞれ袋に入れて載せたので全く問題なく終わりました。
輪行バックは輪行だけじゃなくて、車に積む場合でも有効活用できるなと思います。
シートをチャーンのオイルで汚さないしディレーラーで車体を傷つかないので安心です。
僕が今回使用した輪行バックは
ホイールはホイールバッグに入れるので、スプロケットカバーやフレームへの傷防止用のフレームカバーは用意しませんでした。
移動は高速道路メインで
1000ccのトヨタパッソはパワーがないので高速道路では非常に運転しにくかったです。
一般道ではさほど気になりませんが、4駆というのもあって非常に走りがもっさりしています。
それでも、長時間高速道路を走っていると、だんだんエンジンの回転も良くなりスムーズに走るようになりました。
やっぱり車も回してやらないと動いてくれないんだなぁって思いました。
自転車も同じで、どれだけ回したかで変わりますもんね!
最初の休憩場所は大津サービスエリア。
琵琶湖を望みながら、眠たくならないように「眠眠打破」を購入。
朝早かったから眠いんだよね。
移動中はエアコンで乾燥しちゃうから水をガバガバ飲みながらの移動でおしっこがむちゃくちゃ近くなります。
ヒルクライムの最中に足が攣るのは脱水になってる事が多いのでレース前から水分を体に貯めておかないといけませんね。
そのまま高速道路をひた走り、静岡パーキングエリアで友人と合流し昼食を食べる事に。
海鮮丼をガッツリ食べて、いざ富士山へ!
ここからはだいたい1時間少々で河口湖へ到着です。
新富士インターチェンジで新東名高速道路とおさらばし、富士宮市街地を北上します。
僕の車にはナビが付いていないのですが、iPhoneのGoogle マップが細かく道案内してくれます。
これには大いに助かりました。
全く知らない道を走りながら、これは地元の人が通る道やろ〜!っていうような道をガンガン要求してきます。
恐れずに進んでいくと、「まかいの牧場」ってとこの駐車場に入れって言ってくる。
そんな所に道なんかねぇ!って思って通り過ぎるが、また右に行けの指示。
仕方ないから曲がって行くと牧場とかゴルフ場とか景色がガラリと変わって高原の素敵な景色が舞い込んできた。
曇り空で富士山は全然見えないんだけど、高原の感じは非常にテンションが上がる。
すると富士宮鳴沢線という県道に出てきた。
このみちは富士の裾野を西回りにグルリと走る鉢巻道路で森の中を駆け抜ける。
本来なら綺麗な富士山も見えるんだろうけどあいにくの天気ですが見えない。
これは仕方がないですな。
河口湖到着!
家を出てから7時間半かけて富士山の麓、富士五湖の一つ河口湖畔へ到着した。
ホテルのチェックインを済ませて着替え自転車を準備して受付会場へ向かいます。
会場へは富士急ハイランド駐車場や富士山パーキングからシャトルバスが出ているんですが、僕は友達と一緒に自転車で会場入りしました。
距離的にも10km弱なので、走行時間30分程度で到着できます。
しかし会場まではずっと5%〜8%くらいの登り坂を永遠と進まなければなりません。
前日アップも兼ねて会場へいき、受付を済ませます。
受付には事前にプリントアウトした受付票を持っていき、ゼッケンと荷物預け袋、足首にまくタイム計測センサー、参加賞を受け取ります。
会場ではサイクルエキスポが開催されていて、いろんなブースがありました。
そこに東京オリンピックブースがあり、写真を撮りますかと言われたので撮っていただきました。
ぬいぐるみと一緒に(笑)
周りの視線が痛いほど刺さります。まぁ、これもイベントの一環だ!と言い聞かせ嬉しそうに撮ってもらいました。
サイクルエキスポもグルリと一周回って購入したのはマグオンの顆粒タイプのみ。
足つり対策でお守りがわりに購入しておきました。
寝る前に飲んで、朝起きて飲んで、ドリンクにも入れておきます。
せっかくここまできて、足が攣るとかありえないので。
下山用品をまとめたリュックを前日荷物預けに持っていき、これで準備万端です。
前日ウォーミングアップ
さて、ここまでが受付までの流れです。
ここからはいよいよ富士山は河口湖まできたのでちょっとサイクリング兼前日アップを行いたいと思います。
例年河口湖の周りを一周して途中何度か心拍を上げ負荷をあげることをするのですが、今年はちょっと距離も走ろうという話になりました。
なぜかというと、今年で3年目ともなるとだんだんコースにも慣れてきて、1周じゃぁ早く終わって物足りないからです。
ということで、河口湖と西湖を回ってきました。
受付と合わせて前日に45kmも走ってしまいました。
河口湖から西湖までの連絡道路がこれまた結構な坂道で勾配10%近くあります。
脚に刺激を入れるにはちょうどいい感じの坂でしたが流石にちょっと疲れました。
前日に脚に負担がかかるまで乗らなきゃ良かったとも思いましたが、せっかく来たから走っておきたいという気持ちの方が強かったのです。
この西湖は景色最高です。
車もほとんど走ってないので非常に走りやすい。
コースも自転車ラインの青いラインがひいいてあるので道に迷うことはありません。
非常にのんびりした景観でまた来年も走りたいなと思いました。
体に負担をかけない夕食
前日の夕食はなるべく内臓に負担をかけたくありません。
なので、そんなに重たいものは食べないようにしてあっさりと和風の「ほうとう」を食べる事にしました。
行った先は「小作」という食べログでもかなり評判がいいほうとう屋さん。
友人と一緒に行ってみると、中はかなりの人でごった返していました。
頼んだのは豚肉のほうとう。
そのほかにも、熊肉、鴨肉、すっぽん、などなどかなりの種類がありました。
だしが効いてて味噌がとても美味しかった!
2年前に食べたほうとうとは全然味が違って、こんなに美味いのか!と友人と二人で唸ってました。
量もかなりあるのでお腹いっぱいになる事間違いなしです。
何とか完食し、ホテルに戻りました。
僕はホテルに到着してすぐに翌日の朝食を買いました。
なぜなら遅い時間になるとおにぎりやパンなどほとんどのものが無くなってしまうからです。
なるべく早いうちに手配しておくのをお勧めします。
友達は夕食後に朝食を買いに行きましたが、その時にはすでにおにぎりや、欲しいものは全て棚から消えていました。
近くに大きなスーパーがあるのでそこに行けば何とかなるかもしれませんが、おそらくスーパーも無かったんじゃないかと思います。
前日準備
さて、ホテルに戻って前日準備をします。
まずはジャージを出して背中にゼッケンを止めました。
今回はセパレートワンピースを用意したので、ピンで穴を開けたく無かったのでマグネットでゼッケンを止めました。
これがまた非常に良い!
今回使ったのがこちらの「RACE MAG」というマグネット式ゼッケン留め
マグネットだけだと万が一の時に取れるかもしれないので、つか方はゼッケンの四隅に両面テープを貼る
次にマグネットを両面テープでくっつける。
最後にジャージの裏から相方のマグネットをパチンと合わせれば完成です。
これがまたなかなか強力なマグネットで簡単には外れません。
しかし、マグネットを上下に指で挟んで左右にずらすと簡単に外れます。
実際にレースを走り終えてみても全然取れませんでした。
素晴らしい!これはかなり良いです。
次に準備したのが、朝食をすぐに食べれるように部屋のテーブルに並べ、
サイコンの充電をし、靴下やグローブを並べ、準備完了です。
とにかく、朝しなければならないことを考えなくても出来るように必要なものを並べておきます。
これで準備が整ったので21時30分に就寝しました。
当日準備と朝食
当日は朝4時20分に起床しました。
顔を洗って、朝食を食べます。
今回の朝食は写真を撮ってないですが、
おにぎり2つ(シーチキンマヨネーズ、海老マヨネーズ)
卵蒸しパン
ブルーベリーヨーグルト
麦茶
以上です。
今思えばオイルパスタを食べれば良かったなと思います。
おにぎりはゆっくりエネルギーに変換されますが、どうも腹持ちが悪い気がします。
それかヨーグルトにシリアルを混ぜて食べれば良かったかもしれません。
さらに栄養ドリンクの一本でも飲んでおけば良かった。
なぜかというと、レースの後半に完全に力が出なくなったからです。
おそらくハンガーノックに近かったと思います。
1時間10分程度のレースなら補給なんていらないと思っていましたが、途中にジェルでも取れば良かったと反省しました。
僕の体だと補給は必要なったと思います。
去年途中でマグオンの補給を取って呼吸リズムが狂って苦しい状態になったのでやめてみたのですが、やはり取るべきでいたね。
お通じも快調で、体は非常にいい感じです。
ジャージに着替えて心拍計や計測センサーも足首に巻き、ヘルメットにもゼッケンシールを貼りました。
これでもう抜かりありません。
会場まではホテルから自走で
今回はホテルから会場まで自走で移動しました。
6時までには会場に入りたかったので、5時30分に出発して会場に向かいます。
今回は富士スバルラインを登り会場に入りました。
スバルラインは路面が悪くガタガタです。
朝から5〜8%の坂を登りながら軽くウォーミングアップ。
スタートまでの時間はのんびり過ごす
会場の集合場所に到着しました。
僕はゼッケン番号629番だったので第4組の出走になります。
今年はAグループ、BグループというアルファベットのくくりでDグループスタートでした。
このDグループは前年大会のタイムがシルバー後半だった人が集まっています。
1時間13分を切れる人はCグループに入っていたようです。
立て札のDグループを探し、そこに自転車を置いておきます。
まだスタートまでは1時間くらいあるので念のためトイレに行っておきます。
トイレは仮設トイレが並んでいるのですが、長蛇の列で、とてもじゃないけど自分の番が来る頃にはスタートしてしまいそうな感じだったので、穴場のトイレに行ってきました。
この穴場トイレは待つこと10分程度で自分の番が回ってくるという素敵なトイレでした。
ん〜いい所見つけた!
いよいよスタート!
朝7時にはAグループで男子主催者選抜グループがスタートします。
ここのグループは1時間を切ってゴールするような強者ばかりが集まっています。
とてもじゃないけど練習量が違うので僕は一生このグループで走ることはないでしょう!
そして5分後、Bグループの女子主催者選抜が上位10名までは僕より速いです。
太刀打ちできません。
そしてCがスタートし自分の番が回ってきました。
いよいよDグループのスタートです。
最初の1kmはパレードランのようなもので、少しずつ位置どりをしていきます。
僕は自力でペースを作って走れないので、この時に自分の足に合いそうな人をなんとなく見つけておきました。
そしてスバルラインに入り計測ラインを越えるといよいよレーススタートです。
最初は勾配7%〜8%といきなりキツ目の坂が待ち構えています。
これが最初の5kmくらいまで断続的に続きますからペースを上げすぎないように徐々に徐々にスピードを上げていきます。
が、周りの雰囲気に飲まれ気がついたら心拍数が200オーバーになっていました。
このままいったら間違いなく死にます。
少し抑え気味にして、心臓を整えます。
するとやっと160台に戻ってきました。
しかし、レース本番はなぜか脚が重いのです。
これはもしや、昨日の前日アップのせいかも?と思えるくらい怠いです。
5kmすぎ、1合目を過ぎ、それでも体が重たい。
2合目を過ぎたあたりから少し落ち着き始めましたが3合目あたりからいくら頑張ろうと思っても体がうまくいうことを聞きません。
何でだろうと考えていると、よく考えたら、雨がずっと降っていてヒルクライムをしているにも関わらずなぜか寒いのです。
高度が上がり雨で体が冷えてきているようでパワーが思うように上がってきません。
仕方がないので、ペースを合わせて走れそうな人の後ろに入って申し訳ないけど付き位置させてもらいました。
残り4kmを過ぎても辛いまま。
最後の平坦区間も頑張っても38kmでしか走れず。
3つ目のトンネルを過ぎてラスト150mほどの坂もダンシングすることすらできませんでした。
途中まで1時間13分台が見えていたのに、完全に力を使い果たしていて、最後の登りは息も絶え絶えに歩いた方が早いんじゃないかと思える速度で登りました。
そして迎えるゴール。
1時間14分36秒。
去年より5秒タイムを落としましたが、何とかシルバーを獲得することができました。
天候も悪かったから、こんなものといえばこんな物ですが、去年より明らかに練習してきたのに記録は落ちてしまいました。
ちょっと悔しいレースとなりました。
練習内容をもう少し見直さなければいけませんね!
そして無事ゴールしてから試練が待ち構えていました。
初めて参加した時、下山袋に軽装しか入れていなくて非常に寒い思いをしたので昨年の2回目は冬用のジャージを入れていきました。
冬用のジャージでちょうど良いくらいの寒さなのが富士山5合目です。
で、今回もこれで大丈夫だと思ったのですが甘かったです。
そう、雨が結構降っていましたので、冬用のジャージを着ても寒いのです。
中に着ているジャージはずぶ濡れなので体をかなり冷やしました。
どこを見ても選手はガクガクブルブル震えています。
こんな状態で友達を待ってられないので、一足先に下山させてもらいました。
しかし、自転車が寒くて震えるので安定しません。
さらに雨でブレーキの効きが悪く、ずっとブレーキを握っているので腕がおかしくなってきます。
24km登ってきたら、24km下らなければなりません。
もう雨で視界も悪く、握力は無くなってきて、寒さで限界を感じ。
もはや地獄のような下山でした。
良かったのは、みんな慎重に降りてたので誰かに煽られることがなかったことです。
ゆっくり降りて完走記録を受け取りシルバーリングをもらいましたが、とにかく早く帰って着替えたいというのが本音でした。
まとめ
今回の富士ヒルクライムは天気予報通りの雨模様。
十分な対策をして練習もして挑みましたが、シルバーを獲得するのが精一杯でした。
次回来年に向けて、今から体を作り上げて何とか1時間10分を切れるように頑張っていきたいと思います。
そのためにはまず練習時間をきっちり確保しないといけませんね。
今のように1日1時間がやっとだと今年と同じ結果になりそうです。
あとは練習内容を見直して、もう少し強度を上げた練習をしていくことかな。
いろんなブログを読んでるとズイフトのメニューをこなして行くと強くなったという記事が多数あったのでいよいよスマートローラーとズイフトを手に入れないといけないのか?と思ったりもします。
4度目の正直で今度こそ1時間10分切りを果たしたいと思います。
来年は45歳。
体力も少しずつ落ち始めてるのですが、何とかタイムを上げていこうと思います。
ちなみに今回のシルバーを獲得したラップタイムを掲載しますので参考にしてください。
5km 16分50秒
1合目 18分22秒
2合目 28分55秒
10km 31分56秒
3合目 40分29秒
15km 48分26秒 ここで大幅なブレーキがかかる。
4合目 56分52秒 少し挽回するも予定より10秒遅れ
20km 1時間4分38秒 さらに遅れるここで予定より1分遅れてしまった。
ゴール 1時間14分36秒
目標ゴールは1時間13分29秒だったので、1分7秒遅れ。
結果的に3合目から15kmまでに目標より40秒遅れ
4合目までで挽回するも、20kmまでの間の勾配がきつくなる区間でまた1分3秒遅れてしまったのが今回の失敗です。
20km〜ゴールまでは9分55秒で行く予定でした、実際は9分59秒で走れているので疲れているのに走れています。
だから勾配がキツくなる区間をいかに耐えるかが来年の課題となっています。
もっと坂を走りこまないといけないということですね!
頑張ろう!
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