足攣りと不整脈に効果があったマグネシウム
僕は自転車競技を行うので、一般的なトレーニングと比べたらトレーニング時間は多めになります。
なぜなら、休日になれば1度に走る距離が最低100kmで3時間以上運動することになるからです。
この夏もトレーニングを続けていて、毎回大量の汗をかいていました。
そのため飲む水の量も1時間に500ml(ペットボトル1本分)3時間トレーニングすると1.5リットルの水を飲み干します。
大量の汗をかくと体の中の水分量が激減して筋肉が攣りやすくなります。
水分補給をしていれば攣るのを回避することができるのですが、実は水分補給だけでは足攣りなどの攣り対策ができるわけではありません。
汗は舐めてみるとわかりますが、しょっぱいです。
汗には体内のミネラルも一緒に放出しているのです。
体の中からミネラルが放出されるとこれも足が攣る原因になります。
気をつけて塩分の補給を行いながら走るのですが、夏場のトレーニングは大量の汗をかくので思っていた以上のミネラルが放出してしまっていたようです。
そのため寝ているだけで脚がつったり、疲労が抜けなくなったり、運動しているのに筋肉量が維持できなかったりします。
そんなとき、患者さんに栄養学に詳しい方がいらっしゃって、「マグネシウム不足が考えられるので摂取されることをおすすめします」と教えてもらいました。
マグネシウムと一口に言われてもいったい何をどうすれば良いのだろうか?と悩んでいたところ、スーパーの食品売り場に「にがり」が売っているのでそれを毎日適量摂るようにしてください。とアドバイス頂きました。
早速フレッシュバザールに行って、塩が売っている所を調べてみます。
僕のイメージでは塩みたいに袋に入っていて水に溶かして飲むんだな?と思っていたのですが、なんと液状のにがりが売ってあったのです。
そりゃいくら探しても見つからないわけですね。イメージと違うとそれだけで視界に入ってこないものです。
早速、「にがり」を購入してみました。
税込みで650円くらいだったと思います。容量が450mlです。1度に摂取するのが600mlの水に付属の軽量カップで15mlいれて飲むだけ。非常にお手軽。
若干、水がモッサリする感じがありますが、自転車の練習中も飲んだり、毎日飲み続けていると練習中に足が攣ることがなくなりました。
また、寝ている時に足が攣ることもなくなりました。
普段から激しい練習で大量の汗をかくのでしばらく続けて飲むほうがいいと感じています。
マグネシウムが関わる働きとしては以下のようなものが挙げられます。
マグネシウムは300種もの酵素反応に関わっているといわれます。
・タンパク質の合成・神経伝達の制御・心機能の維持・神経伝達・筋収縮・血圧調節 など(オーソモレキュラー栄養医学研究所HPより抜粋)となっていて、筋肉の維持、精神疾患、骨粗鬆症、不整脈、高血圧、筋肉の痙攣・攣り、心疾患、下痢、便秘に効果があります。
だからといってマグネシウムばかり摂ればいいというわけではなく満遍なく食事から栄養を摂るようにしましょう。
今回、僕は関係する症状をみていて、筋肉の攣り、筋肉が付きにくい、不整脈が当てはまりました。
不整脈については高校生くらいから頻繁に有ったので、もしかしたらその頃からマグネシウム不足がはじまっていたのかもしれません。
2週間続けてみたところ、不整脈も落ち着いてきました。ほぼ毎日有った不整脈が1週間に一度出るかな?くらいになりました。
成人男性が1日に必要なマグネシウムの量は350mgと言われています。
今回のにがり15mlで取れるのが142.5mg。
にがりだけで摂るなら600mlに溶かして2回飲むかんじです。ですが先程も言ったように、他の食材からも摂るようにして補うほうがいですね。
魚介類、藻類、穀類、野菜、豆腐などに多く含まれています。
不足すると生活習慣病として心疾患、不整脈、高血圧、動脈硬化、精神障害などがおきやすくなります。
また逆に摂りすぎるとどうなるのか?摂りすぎても濾過されてオーバーフローして体外にでるだけです。
もし、僕と同じように攣りやすい、筋肉が痙攣する、不整脈があるなどと言う場合はマグネシウム不足が関係している可能性がありますので試してみるといいでしょう。
ただ基礎疾患がる方は主治医に相談の上試してみてください。