自律神経を整える丹田呼吸法

セルフケア 体操, 身体の話

自律神経失調症という言葉を聞いたことがありますか?多くの方が聞いたことがあるでしょう。

では、自律神経とは何なのか?と聞かれて答えられる人は少ないです。

でも、自律神経が乱れると、何だか良からぬことが身体に起こるのでは?と想像できますよね。

自律神経とは、心臓や消化器官などの内蔵の働きや生命の維持を調整してくれている器官です。

自分の意志とは関係なく24時間絶え間なく働いています。

自律神経の働きが乱れると、体のダルさ、便秘、下痢、めまい、動悸、息切れ、肩こり、不整脈、しびれ、頭痛、不眠などの症状が現れます。この自律神経には2つの側面があり、それが交感神経と副交感神経です。

身体の活動時や昼間に優位に働くのが交感神経。

逆に安静時や夜に優位に働くのが副交感神経です。

この2つの神経のバランスが崩れた状態が自律神経失調症と呼ばれるもので疾患名ではありません。

あくまで状態を意味する表現です。

体の不具合が出て病院に行ったけど、原因不明と言われることは実によくある話です。

その殆どは未病と言って病気未満の症状なのです。そんな時に役に立つのがこの丹田呼吸法です。

やり方は非常に簡単です。

丹田呼吸法

① 立っておへその下に両手を置く

② お腹を凹ませながら口から息をゆっくり吐く。

わかりにくい場合は手でお腹を押すように吐く。

吐いたら3秒息を止める。

③ 鼻から息を吸ってお腹と胸をふくらませる。吸ったら3秒息を止め、②にもどって吐いていく。

②と③を3分繰り返す。これは何分やってもいい。やればやるほど自律神経は整っていく。

以上が丹田呼吸法です。

この呼吸法を繰り返すことで、自律神経が整いいろんな症状が消えていきます。

一日に何回やっても構いません。

一番注意したい点は「長く息を吐くこと」です。

これを長息と言い、体全体をいい状態に自動調整してくれます。

ぜひ、時間がある時に数回でも良いのでチャレンジしてください。

関連記事一覧