人生は攻略できる
人生でやめてはならないもの、それは学習だと僕は思っている。
学習は「なぜ」しなければならないのか?それは人生の可能性という選択肢の枠を広げることにつながるからです。
歳を取れば出来ることの数は必然的に狭くなりますが、若い内は可能性という枠はまだまだ広いのです。
その中で多くの事を学び経験する事で可能性という枠を広くしておくことが可能です。
ここで学習をしなければ選ぶことすらできなくなってしまうのです。
好きな事をしたいと思うけど一体何が好きなのかもわからないと答える若者は多くいますが、それはそもそも選択する枠が狭すぎるからです。
例えば絵具を赤、黒、緑、白、黄の5色持っているとします。
本当は青色が好きなのにその5色には青色がなければ好きな色が何色かわからないし手元に無いと言いますよね?
それが20色持っていてその中に青色があれば、青色が好きですって言えます。そういう事です。
ですから20代30代前半までには沢山学んだり経験したり旅に出たりして色んなことに触れましょう。
そしてその中から得意なこと好きな事を選べば良いのです。
その好きな事、得意なことも年々少しずつ変化しても構いません。
ただ歳を取れば取るほど選択肢は減っていくことは覚えておきましょう。
なぜこのように選択肢を広げた方がいいのか?それは好きな事、得意な事しかやってもできないから。
それ以外のことはやってもできない。
だからやってみて出来ないとわかったらそれ以上努力するのも無駄になるし、幸福指数を下げて生きていくことになる。特に人間関係は大変で、合わない人間関係の会社に入ってしまったら定年まで40年近く辛い思いをして終わってしまう。
まさに生き地獄。そんな時はサッサと環境を変えた方がいい。
橘玲(たちばなあきら)さんの本の中では幸福を3つの柱で紹介している。
「お金」金融資本
「仕事」人的資本
「人間関係」社会資本
この三つが全て揃った状態が超充実した人生なんだとか。
ただ3つを全て満たすことは非常に困難なので若いうちは人的資本、いわゆる自分という若い資産を活用して仕事をし、給料を稼ぎ、貯蓄をして金融資本を増やし、自己投資をして人的資本を強化しながら収入を増やす。
さらに少しずつ社会的な評価を上げていく事で幸福度を上げるという方法を紹介されている。
人生を攻略していく方法がわかれば回り道をすることもないし、間違ったとしてもやり直すことはいくらでも出来る。
この本の中にはさらに
「人間関係を構築する上で自分の性格を客観的に判断するタイプ別診断」
「子供の人生に子育ては大して関係ない」
「スピリチュアルが拒絶するもので妥協するな」
「共働きは最強の人生設計」
「自由とは嫌な事を嫌と言えること」
などなど気になる項目がズバズバ書いてある。
若者向けに書いてある人生攻略本だけど、子育てが終わった今の僕が読んでも十分勉強になった。
もちろんこれから社会人として過ごしていく自分の娘たちにも読ませたい一冊。
早速Amazonで買って東京と京都に住む娘に送りつけようと思います。
「時間がなくてもここだけは読め!」と付箋を貼っておくかなぁ〜。