ギックリ腰になったら
ギックリ腰、本当に辛いですよね!
僕もなった事があるのでその痛さは非常によくわかります。
1回目は寝ている姿勢から起き上がろうとしたその時、痛みで身動きが取れずもがきながらなんとか起き上がり数日痛みと格闘しました。
もう1回は施術中になり、自分で治療を続けながら夜まで整体して、全部の患者さんが終わってから自分の体を調整して翌日には完治していた時。
はっきり覚えていると言う事は、それほど痛みがキツかったと言う事です。
ギックリ腰の原因って
では、ギックリ腰はなぜ起こるのでしょうか?
よく言われるのは、骨盤の歪み、腰の骨の歪み、ヘルニアなどが挙げられますが、それだけが原因ではありません。
多くのギックリ腰患者さんを見てきましたが、
- 腕から来るギックリ腰
- ふくらはぎの緊張から来るギックリ腰
- 内臓の不調からくるギックリ腰
- 腹筋の緊張から来るギックリ腰
- 肋骨(ろっこつ)の緊張から来るギックリ腰
と数え上げたらキリがありません。
要するに、原因は一つでは無いと言う事です。
腰を揉んでも治りません
よく患者さんから、腰痛が出た時に近くの治療院に行って腰を揉んでもいました。と言われる人がいますが、残念ながら腰を揉んでも良くなりません。
むしろ痛みがキツくなった場合がほとんどのようです。
ギックリ腰になったら?温湿布?冷湿布?
また、ギックリ腰になって病院に行くと決まって処方される湿布薬。
現在の解剖学では湿布は逆に治りを遅くさせると言われています。
湿布薬は消炎剤により炎症を起こしている箇所の血流を少なくして炎症を鎮めています。
本来、細胞が壊れると、壊れた場所に炎症を起こし血流を集めて熱を上げ細胞の修復を始めます。
それを、血流を弱めて炎症を鎮めてしまう湿布は回復作用の逆作用なのです。
よって回復を遅らせていると言う事なのです。では、温湿布なら良いのか?と言いますが、消炎剤により血流を弱らせるのは変わりありません。
カプサイシンなどの薬剤によって暖かく感じているだけなのです。
炎症を抑えるための薬剤はそのままです。冷感材か温感材が含まれているかだけの違いです。
なので、湿布は必要ありません。
むしろ、貼るカイロで温めた方が治りが早くなります。
レントゲンは必要か?
痛みがあると病院ではレントゲンを撮ります。
骨折や脱臼の場合はどのような状態になっているのか?今後の処置をどうするのか?確認するために必要でしょう。
ですが、外傷がないのにレントゲンは必要ありません。
むしろレントゲンの放射線による被爆の方が危険です。
むやみやたらレントゲンを撮れば撮るほどレントゲンの放射線の被曝で発癌の可能性を高めるだけです。
腰痛だからといって、レントゲンを撮っても痛みが消えるわけでもありませんし、腰椎が狭くなっていますと言われても、痛みが出る前の状態と比べているわけでは無いので、どれくらい狭くなったのかと言う根拠もありません。
腰椎の間が狭くなっていると言うのであれば、痛みのない健康な状態の写真と比べないと意味がないのです。
要するに、それが痛みの原因では無いと言う事です。
ギックリ腰になったら
ギックリ腰になったらまずは安静にしましょう。
痛みが出ている状態は、体が動くなのサインを出している状態です。
楽な姿勢をとり腰に手を当てて大きく深呼吸をしてください。
ギックリ腰は腰周辺の筋肉の緊張から起こっていることがほとんどです、ふくらはぎの筋肉が緊張したらツリますよね?
あれと同じことがお腹の深いところ、腰の周りで起こっていると考えてください。
ふくらはぎの場合だと、立ち上がったり筋肉を伸ばせば楽になりますが、お腹の深いところや腰の周りはどうして伸ばしていいかわかりませんよね?
なので、腰に手を当てて深呼吸をするのです。
すると筋肉の緊張が徐々に弱まって痛みが少しずつ楽になってきます。
楽になってきたら動ける範囲で動きましょう。
もちろん慎重に動いてください。
いきなり重たいものを持ったりするのは厳禁です。
およそ3日くらいすると痛みはかなり楽になります。
その後は冷やすのではなく、温めるようにして細胞の回復に努めます。
十風堂が考えるギックリ腰の原因
ギックリ腰の原因として考えられるのは自律神経の不調です。
これが一番大きな原因だと考えています。
- 睡眠不足
- 水分摂取の不足
- 冷たい飲み物を飲んで体を中から冷やす
- 筋肉の疲労
- 緊張の継続
以上が大きな原因と考えます。
ギックリ腰が楽になったからと言って再発する人は結局生活習慣に問題があるわけです。
体の痛みは日常生活の癖から来ているので、痛みが消えた後が本当の治療のスタートだと思ってください。
まとめ
ギックリ腰になったら
- 安静な姿勢をとる
- 腰に手を当てて深呼吸をする
- 体を温める、温かい飲み物、食べ物をとる
- 暴飲暴食を控え消化に良いものを食べるように心がける
- 3日すると楽になってくるので慌てない。
- 生活習慣を改善する
痛くなってすぐ整体に来てもいいです。
ただその場で良くなる場合と、少し楽になるけどまだ痛い場合もあります。
何もしないより回復は早まります。
自分でなんともできないと思われましたらお気軽にご相談ください。
電話0796−24−6090までお気軽にお掛けください。