コウノトリチャレンジライド本番前のスタッフ試走会は当日の気温がまさかの日本一!灼熱のロングライド

コウノトリチャレンジライド2025 ロングライド

兵庫県豊岡市城崎温泉を発着とする山陰海岸ジオパークコウノトリチャレンジライド20259月7日(日)に開催される。

例年大会前に当日アテンドをするスタッフで試走会を開催している。
今年も事務局からteamAtskya(チームアットスカイ)にもアテンド依頼が来た。
地元開催のロングライドイベントなので、もちろん喜んでお手伝いさせてもらう。

今回は、人気YouTuberのカツオチャンネルさんも参加してくれるというので、楽しみだ。

試走会は真夏の7月、天気予報は晴天の予想最高気温36度!大丈夫か?

実は、1週間前に80kmほど早朝に走ってきたのだが、6時スタートして9時前に帰宅したのに見事に熱中症になってしまった。

8時半の時点で35度を超えてて、水分補給が足らなかったのかもしれない。
久しぶりに熱中症になって、あの辛さを思い出してしまったのだ。

今回の試走も9時には30度を超えてお昼過ぎには35度になる予報。
参加する前から不安がよぎる。

しっかりと熱中症対策をして試走会に挑むことにする!

はぁ、不安しかない。

集合場所は本番と同じ城崎中学校、自走で向かうがすでに滝のような汗…

8時に城崎中学校集合する。

家から自走で大体15kmくらいなので程よいサイクリング。
この時は南の風が吹いてたので、楽ちんでした。

だが、集合場所に到着してすでに30度近い気温で滝のような汗が止まらない。

今日は京都府北部の強豪チーム「Blue Dragon(ブルードラゴン)」と我らが「AtSky(アットスカイ)」と協賛企業「パナレーサー」にゲストのカツオチャンネルさんをお迎えして試走会。

大所帯の20名強で、当初の予定では競技者グループ、普通に走るグループ、のんびり走るグループの3つに分かれて走る予定でした。

ですが、ブルードラゴンがスタートして、アットスカイがスタートしてってなり、走力に関係なくチームスタートとなってしまいました。

スタートの峠は無理をせず走り始めたのですが、下りを過ぎて、小さな峠を越えるたびに我慢できないメンツが脚を抑えられずスピードが上がって行くのです。

ここからは地獄のトレーニングライドと変貌していくのでした。

試走会…だったよね…

わかってたけど、あ〜辛い。

スタートしてしばらくは海岸線で美しい景色を堪能できます

アップダウンを繰り返す海岸線だが、山陰海岸の美しい景色を見ながら進むことができます。
城崎を出発するときは、地元の僕がグループの先頭をゆっくり引いて一つ峠を越えました。

隣町に到着てして交差点を通過したところで、我がチームの破壊王「川ジュン」へ先頭をバトンタッチ。
彼にしたら抑えて走っているんだろうが、加速が違う。

グループの後ろに着いたらあれ?若干中切れが。
まぁ、そんな大したことないだろうって思ってたら、下りでさらに加速して、切り返しの上りで消えてしまった。そしてさらに後方組も崩壊。

その後、我がチームのムードメーカーの池ちゃんのお口のケイデンスが上がり、足のケイデンスは下り、前との差がどんどん開いていったので、こりゃまずいと思って前へ出る。

単独走している、前方のチームメイト2名を吸収して、最初のエイドスターションへ向かうのだった。

なんとか前のグループにエイドステーションで合流して、水と氷をゲット!

コウノトリチャレンジライドスタッフ試走 森本中学校跡で休憩

木陰は風も気持ちよくて、日向とは大違い!
体の熱を奪ってくれるので、体力回復できました。

そうそう、熱中症対策として、いつもより早めに糖質の補給をするといいです。
食べ物からエネルギーを摂ることで、いつもより疲れやすい体を中からサポートしてくれますよ。

チャレンジライド最難関の床瀬の水上峠へ向かいます!前半は緩斜面、後半激坂九十九折り

第1エイドステーションの森本中学校跡地でしっかり休憩をとり、いよいよコース最難関の床瀬〜水上峠へ向かいます。

前半の緩斜面区間は破壊王「川ジュン」が絶妙なペースで引いてくれるので、楽ちん?ちょっと辛いけど爽快。

床瀬峠へ向かうトレイン コウノトリチャレンジライドスタッフ試走

ローテーションすることなく、前方のローディーをキャッチしていきます。

床瀬峠へ向かうトレイン

グイグイ走る川ジュン!重機関車といってもいいでしょう。
彼のように走れたらと思いますが、無理です。

練習量が違います笑

峠を越すと神鍋高原に到着するのですが、途中の激坂区間が路面が冬季間の霜でひび割れしているのと、斜度が8〜10%とキツイので突っ込みすぎると地獄です。

床瀬峠 水上峠

写真中央の向こうに道路が見えるのがわかるでしょうか?
こんな坂を永遠と上るんですよね〜。

早い人は10分くらいで登ります。
少し早い人は11分くらい。

僕はこの時3.5倍〜4倍で登りましたが13分かかっています。
心拍は180を超えて完全にオーバーヒートしてました。

一番速い時で9分30秒くらいで登ってたのですが、今となっては夢のまた夢。
現在は普通のおじさんです。でも十分自転車楽しめるので、問題ありません。

普段走り慣れていない人は、体力に余裕を持って、ゆっくり登るのをお勧めします。

レースにガンガン出ている、スタッフは頭のネジが飛んでるので、この酷暑でもガンガン踏んでいきます。
僕が同じペースで登ったら完全に途中リタイアしていたことでしょう。

無理をしない。これ鉄則です。

神鍋高原でしばし休憩して、以前から気になっていた事をカツオさんに質問してみました

神鍋高原で休憩

この時すでに足が攣ってました。
峠で頑張りすぎて脱水になっていたのでしょう。

一緒に休憩してたカツオさんに以前から気になっていた事を聞いてみました。

カツオチャンネルさんと談笑

僕の座り方がオネェみたいだ…

写真を撮られるときに、指を2本揃えるポーズはどんな意味があるんですか?
って聞いたら、

特に意味はないんですよね〜
何となくポーズとったらこうなったんです!

って教えてくれました!
てっきり何か意味があるんだと思ってたんですけど、特に意味はないそうです笑

気さくな方で面白かったです。

カツオさんとお決まりポーズ

せっかくなので、一緒にポーズ!
カツオさん、見た目なんか僕より若いよなぁ〜

神鍋高原から但馬空港までは10km以上続くダウンヒル、下界に降りたら灼熱だよなぁ〜

休憩が終わり、次なる休憩ポイントの但馬空港を目指します。

10km以上続くダウンヒルで風を浴びながら、心地よい時間を過ごします。
でも、下界に降りると気温がグッと上がります。

サイコンの温度計はすでに38度をさしていました。
見るんじゃなかった。

急に気分が悪くなる。

そして、但馬空港への登りが始まるのだった。

但馬空港までは1.5kmくらいなので、それほど長くないのですが、中盤に12%の見通しのいい激坂区間が待っていて、ここが嫌なんです。

みんなで、ヒーヒー言いながら無事のぼり、但馬空港の木陰でまたもや休憩。

こうのとり但馬空港で休憩

暑い時は、小まめな休憩は必須です。
お水を補給しようと思って、ボトルに手をかけたら、完全にお湯でした。
確実に40度以上はあったと思います。

保冷ボトルを持ってきてて良かったです。

お昼ご飯を目指して出石へGO!さらなる破壊王の登場!

但馬空港から、またダウンヒルを楽しんだら、円山川沿いを出石に向かって走ります。
前方に信号で捕まったブルードラゴンのメンバーがいたので、後ろにつきました。

そう、ここからが更なる地獄の1丁目が始まるのだった。

その彼はストラバで「京見マン」というアカウント名を持っている。
以前一度菖蒲谷ヒルクライムで声をかけてもらって以来の再会となる。

当時も弾道ミサイルの如く凄かった、今はもう核弾頭くらいやばいやつになっていた。

先頭を引いてくれるのだが、先頭の京見マンと僕の間に1人いたメンバーが
「ダメです!変わってください!」と言ってきた。

コウノトリチャレンジライドスタッフ試走

いや、頼む!頑張ってくれ!って思ったが道を譲るので仕方なく先頭から2人目に。
緩斜面をシッティングでグイグイ進んでいく。

別に前にいる集団に追いつかなくてもいいのだ!
ペースで走ってくれればいいだよ〜〜〜〜〜!

って心で叫ぶが、彼には届かない。

目の前に走っていたら追いつきたくなるのがサイクリストってもんでしょう〜!って
声が聞こえてきそう。

前に千切れていくかのように、軽い足取りで加速する京見マン!

離されてなるものかと思ったら、前の集団に追いついてしまった。
この子怖い…

すると、さらに我慢できなくなったのか、一気に加速して先頭に出てしまった。
それを追うブルードラゴンのレジェンド小林さん。
さらに我がチームの豪脚、藤原親方が続く。

仕方がない、行くか…
着いていってしまった。

行く必要ないのに。

ここからはただのトレーニングライド、何キロ出てんの?

サイコン見る余裕なんてねぇ〜し。
練習してないから、一瞬でも距離が空いたら終わり。

本当に精神力だけで着いていってしまった。

激しく後悔。

信号待ちでローテーション回ってきたけど、一気にスローペースに戻してやったわ!
殺されそうだった。

そして、出石の町へ向かう直線ですぐさま交代。
だが、先頭に立ったのが破壊王川ジュンだった。

結局地獄だ。

お昼ご飯は出石のご当地飯「出石そば」と牛丼の定食だ〜

休憩場所が見えた時は正直ホッとした。
平坦って後ろについたら楽なんじゃなかったっけ?

まさか破壊王だらけのライドになるなんて。

お昼の会場「出石堂」について、自転車を置いたら、自販機に行ってすぐにスパークリングアクエリアスを飲んだよね!

出石堂で昼食

お店が混んでたので、待ってる間にシジミスープを飲んだら激ウマだった!
黒豆茶もいただき、冷蔵庫で手を冷やして体の温度を下げる。

そしてやっとそばにありつけた!

出石堂の出石そば定食

見よ!この豪華なお昼ごはん。
水も腹に染み渡る。

モリモリ食べて、この後のライドも頑張るのだ!

残る難関はあと一つ。
いずたんトンネルまでの緩斜面とそこそこのヒルクライム1本。

昼食後のライドスタート!この時誰も知らなかったのだろうが、気温が日本一を記録していたのだ

気温日本一を記録した7月13日の豊岡市

何とも恐ろしい。
気温が日本一を記録していたようだ。

37.5度って体温より暑いやん。

コウノトリチャレンジライドスタッフ試走

そんな熱気ムンムンの蒸し返す風の中、出石堂の正面で記念撮影。

こんなにいたのか!変態が…

ここからもブルードラゴンの大同さんが先頭でブルードラゴンを引き連れていく。
大同さん、先日のニセコクラシックの40歳代で7位だったかな?10位以内に入ってたはず。

アットスカイの藤原親方も40代で10番代だったはず。

完全に出来上がった2人。

アットスカイのスタートはなぜか僕。
いや、おじさん結構くたびれてて無理なんだけど。

最初の2分ほど引いてすぐ交代した。
で、そのまま後ろまで下がろうとしたら、パナレーサーの森脇さんに
「前は入ってください」って言われて、入ることに…

上げたくない心拍が徐々に上がっていく。

感覚的には140拍くらいなのに、サイコンを見ると150拍。
暑さのせいだな。

そして、緩斜面に突入して、ミサイルの如く突っ込んでいったヤバい人たちを見送る。

おじさんチームは、またもや3.5〜4倍で淡々と坂をこなしていく。

心拍は170を超えてきた。
おかしい。暑さで完全に心拍がバグってる。

前から落ちてきた、メンバーを1人、また1人と食っていきながら、頂上を目指す。

後ろには森脇さんがいて、一緒に苦しみを味わう。
床瀬でも一緒だったので、辛い登りはもはや一心同体。

2人とも、ゲーゲー言いながら登り切った。
トンネルの中が涼しくて気持ちいい。

最後の休憩ポイント、お菓子の神様「中島神社」

中島神社で脚が攣り完全に終了となった。
靴を脱いで腰を下ろしたが最後、立ちあがろうとしたら盛大にツル。

暑さのせいもあるが、実力以上にペダルを回したツケが回ってきたのだろう。

それでも、みんなまだまだ元気そうな顔だった。
疲れ果ててたのはきっと僕だけだった様な気がする。

心なしか頭が痛い。これは熱中症だな。

ならないように気をつけてたけど、日本一の気温の前にはなす術なく終わった。

今日は、ゴールまでいかず、ここでひと足さきに解散する予定だったので、何とか走り切った感じ。

コウノトリチャレンジライドスタッフ試走

最後は、みんなに見送ってもらって、1人家路に着くのだった。
少しでも力を入れると攣るので、そろりそろりと、狂言師の和泉元彌の如く漕ぎ進めた。

今日も何とかやり切りました。

やっぱり速い人はかっこいいよなぁ〜
憧れるけど、どうしてもトレーニング時間が確保できないから、
100kmサイクリングができる体力だけは維持しておきたい。

コツコツ頑張るんだ〜

今回のライドで熱中症対策したことをまとめておきます

今回の試走会はスタート時間も遅めだったので、暑い中を走る時間が多くなるから、あらかじめ熱中症対策をして挑みました。

熱中症対策その1 水分補給を最低10分に1度行う

まずは、水分補給を徹底しました。
10分に1度は必ずボトルから水を飲むと決めて、走行時間を見ながら水分を摂り続けました。

ただ、普通に水を飲むだけならミネラルの流出は抑えられないので、経口補水液を常時取り続けることにしました。

OS-1(オーエスワン)は高くコスパが悪いので、いつも水で溶かすタイプの経口補水液パウダー「エブリサポート」を携行しています。

今回も持っていっていたのですが、以前僕がブログで紹介していたのを、ブルードラゴンのメンバーの方が読んでくれてて、使っているようで「凄くいいから皆んなに勧めてる」と言ってくださいました。

紹介して良かったです!
僕もこれを愛用してて、これを溶かして飲み続けて熱中症予防しています。

前回の早朝ライドの時は朝涼しいから水でいいや!って思ったのが良くなかったです。
ただでさえ暑さに弱いので、しっかり対策しておけばよかったと後悔しました。

今回は、しっかり対策!

熱中症対策その2 首を冷やす

水分補給して脱水症状は防ぐことができても、暑さによる体芯温度の上昇はどうしても防ぐことが難しいです。こまめに休憩する。日陰で体を休めることも大事ですが、物理的に体を冷やすことも忘れてはいけません。

今回は、首に冷感タオルを巻いて走りました。
さらに、アームカバーも冷感仕様
そして、保冷対応のボトルを用意して水をかけまくって走りました。

さらに、冷感タオルで氷を包んで首に巻いて冷やしながら走りました。
これはかなり良かった!そのまま包むと溢れるので、100均の排水溝ネットの小さいやつを持っていき、それに氷を入れタオルで包んで首に当てました。

暑さに弱い奴はこれでもか!と対策してやっと走れるって感じです。
まぁ、こんな暑い日に走らなくてもいいのですが、必要に迫られたら仕方がないですよね。

アフターケアを忘れずに!これで熱中症からの回復は大きく変わる

アフターケアが一番大事。
ライドから帰ったら冷たいシャワーを浴びて体を冷やす。

そして、クーラーをかけた部屋でアイスノンの枕で首と後頭部を冷やし1、2時間休む。

とにかく体芯温度を下げるようにする。
今回もライドから帰ってきてから頭痛がしていたので、熱中症になっていることは明らかだった。

なので、初期のうちに対策をしておけば翌日も元気に活動できる。
一番冷やして効果が高いのは、

  1. 手のひら
  2. 足の裏

この三つ。

後頭部を冷やしながら、横向きに寝て頬を冷やし、アイスノンに手を当てる。
これで相当体の中に冷たい血液が流れるようになり、体芯温度が低下する。

僕の場合はこの状態で1時間寝て、夕方には頭痛が治り楽になっていた。

アルコールも控えよう。
また熱中症の時は頭痛薬などもやめた方が良いとのこと。

ここで、大切なのは、1日だけ冷やして終わりではない。
熱中症は初期処置が早ければ良いが、処置が甘いと1週間以上症状が続き我慢できない頭痛につながる。

2、3日は続けて冷やすことを忘れないように!

今回の記事はいかがでしたか?
参考になりましたら、こちらのランキングに登録していますので、
自転車ブログマークをポチっとを押して応援していただけると嬉しいです!
↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました