痛みの緩和に湿布薬は温湿布？冷湿布？どちらが効果的でしょうか？

当院に来られる患者さんに、痛くなったら湿布を貼る方が多くいらっしゃいます。

その時、温湿布と冷湿布どちらがいいでしょうか？と尋ねられる機会が多々ありますので今日は湿布のお話をします。

【結論】

湿布薬は温湿布であれ冷湿布であれ貼る意味はない。

です。

痛みというのは治癒反応です。

ダメージを受けた筋肉の細胞を修復するために炎症を起こして血液を集めているので痛みが出ます。

痛み＝治癒反応

たくさんの血液を送ることで体温を上げて壊れた細胞を修復しているのです。

そこに消炎作用のある湿布を貼ると血流が悪くなり修復が遅れます。

痛みがあっても貼るカイロなどで温めた方が早く治ります。

温湿布も消炎剤が使われているので血液循環が悪くなります。

暖かく感じるのもカプサイシンなどの成分で表面が暖かく感じているだけで炎症部位を温めている訳ではありません。

ですので、痛い場所に湿布を貼っても一時的に楽な気がする。貼ることで安心するということはあっても、回復には効果がないので貼る意味はないでしょう。

それより、貼るカイロで継続的に温めた方が壊れた細胞は早く修復されます。

また、整体に来られる際、湿布を貼ったままだと効果が出にくくなるので剥がして来ていただく方が良いでしょう。

ぜひ参考にしてください。