中学生の野球肘
今回のケースは早期発見だったので改善が早かったです。
ボールを投げると右肘の内側が痛くなる、いわゆる野球肘と言う症状。
タオルを持って投げてもらうと結構な痛みが出ます。
怖くて投げたくない気持ちもあるそうです。
そこで、ゆっくりのフォームでやってもらうと、ボールをリリースした時に痛みが出るとのことでした。
この事から、まず最初に右の股関節を調整。次に、腹斜筋と腹横筋、腸骨筋の調整を行います。
ここで一度投球フォームに戻ります。すると、先ほどの痛みが半分以下になったと。
さらに、胸の筋肉、肩にある三角筋、脇の下の筋肉、肩甲骨の筋肉にアプローチ。
これで、ほぼ痛みが出なくなりました。
最後に、肩関節、肘関節、手首にエネルギー療法をおこなると違和感のみになりました。
そこで1回目の施術終了です。次は1週間後に来てもらいました。
ゆっくりの投球フォームをしてもらうと違和感があるが痛みはないと言っていました。
今回も股関節の可動域を確認して、股関節、腹筋の調整を行いました。
すると、肩の周りの筋肉がジュワッとゆるみました。
そのあとは、肩、肘、手首をエネルギー調整。最後にタオルの先を丸めて投球してもらうことに。
少しずつ強さを増していき、普段投げる強度まであげていきました。
すると、痛みも違和感もなくなり、これならもう投げれます!と言って帰られました。早期に来ていただくと、早期に改善できます。
症状は人それぞれなので、全て同じように短期間で改善とはいきませんが、初期の頃なら改善は早いかなと思います。
もちろん、お医者さんに見てもらって、剥離骨折や疲労骨折をしていない状態での施術です。これで、また元気に野球できるかな〜。
寒い時期なんで、しっかり体が温まってからスポーツを楽しみましょう!